アーロン・ジャッジは歴史的なシーズンを送っている。しかし、その圧倒的な勢いは一時的にストップすることになった。
打率(.342)、出塁率(.449)、長打率(.711)、OPS(1.160)でMLBトップを走るヤンキースの主砲、ジャッジは、現地26日(土)のフィリーズ戦を欠場した。これは「肘の問題」のためだ。
ジャッジにとって今季2試合目の欠場となり、チームはスター選手の問題の深刻度を判断するため、さらなる情報を待っている状況だ。
アーロン・ジャッジの故障の状態は?
最新情報:土曜日の試合後、アーロン・ブーン監督はジャッジの UCL(尺側側副靭帯 、Ulnar Collateral Ligament)に損傷はないが、屈筋の損傷があり、故障者リストに入ることを明らかにした。ジャッジが復帰した場合、指名打者として出場することになり、ジャンカルロ・スタントンはベンチに下がるか外野手として出場することになると付け加えた。
ヤンキースのアーロン・ブーン監督は土曜日、ジャッジが右肘の「問題」のため、フィラデルフィアとの午後の試合のラインナップから外れたと発表した。
ブーン監督は、ジャッジは金曜日の夜の試合で右肘に違和感を感じていて、「外野からの投球に難を抱えていた」と語った。土曜日に行った画像診断の結果を待っていたが、ブーン監督は「対処できる問題であり、乗り越えられることを願っている」と述べた。
Aaron Boone gives an update on Aaron Judge. pic.twitter.com/D7bDNHYO2U
— YES Network (@YESNetwork) July 26, 2025
(アーロン・ブーン監督が、アーロン・ジャッジの状態について最新情報を伝えた)
ジャッジが肘の異和感を訴えたのは金曜日が今週2度目だった。最初は火曜日のブルージェイズ戦で、ジャッジは翌水曜日は指名打者として先発し、金曜日に右翼手として復帰した。ブーン監督は、バッティングは投球に比べると怪我を悪化させるようには見えなかったと付け加えた。
ジャッジの怪我がUCLと関連しているのではないかという質問に対して、ブーン監督は「分からない」と答えている。
『The Athletic』のブレンダン・クティ氏は土曜日、ジャッジが同日中にチームドクターのクリストファー・アハマド医師と会い、同日朝に受けた検査結果を確認する予定だと報じた。
土曜日時点で、ヤンキースは首位ブルージェイズに5.5ゲーム差でア・リーグ東地区2位につけている。
アーロン・ジャッジの故障の理由は?
ブーン監督は、ジャッジは火曜日のトロント戦で外野からの投球した時に肘の痛みを感じたと語った。
そのプレーは7回、ライトフライをキャッチし、二塁へ送球した場面だったようだ。ジャッジは送球後に顔をしかめていた。
Here’s the play in Toronto on Tuesday where Aaron Judge was wincing after a throw back to the infield.
— Max Goodman (@MaxTGoodman) July 26, 2025
Aaron Boone said Judge felt better on the off day, but then last night he was “really dealing with it” and “couldn’t throw well from the outfield.”pic.twitter.com/fRWa26HK2w
(火曜日にトロントで行われた試合で、アーロン・ジャッジが内野への送球後に顔をしかめた場面。アーロン・ブーン監督は、ジャッジは休養日に良くなったと述べていたが、昨夜には「(痛みに)悩まされていて、外野からの送球に難を抱えていた」と語った。)
アーロン・ジャッジのスタッツ
ジャッジはここまで2025年のアメリカンリーグMVP賞の最有力候補となる成績を残しており、もし受賞すれば3度目の栄冠となる。
試合数 | 得点 | 安打 | 二塁打 | 三塁打 | 本塁打 | 打点 | 四球 | 三振 | 盗塁 | 打率 | 出塁率 | 長打率 | OPS |
103 | 90 | 129 | 24 | 2 | 37 | 85 | 73 | 120 | 6 | .342 | .449 | .711 | 1.160 |
原文:Aaron Judge injury update: Latest news on Yankees star's 'elbow issue' after imaging reveals no UCL damage
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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