ニューヨーク・ヤンキースは現地9日(水)DJ・ラメイヒューを40人枠から外すDFAの決定を下した。翌日、ラメイヒューはウェイバーを通過し、ヤンキースでのキャリアを終えた。
ラメイヒューは2019年にヤンキースに加入すると、最初の3シーズンでオールスター選出、2度のシルバースラッガー賞に加えて首位打者に輝くなど、当初は素晴らしい活躍を見せて2度にわたってMVP候補にも選ばれた。しかし、怪我と守備力の低下から今回の契約解除に至った。ヤンキースはラメイヒューと6年9000万ドル(1ドル146円換算で約131億4000万円)の契約を結んでおり、来季まで2200万ドル(約31億1200万円)の支払いが残っている。
アーロン・ジャッジは、7シーズンにわたってチームメイトだったラメイヒューの放出についてコメントした。
「寂しくなるね」と、ジャッジは地元紙『ニューヨーク・デイリーニュース』のゲイリー・フィリップス氏に語った。
「彼はこのチーム、クラブハウスにいる自分たち、そしてファンにとって大きな存在だっただけに辛いね」
ヤンキースは2年連続のワールドシリーズ出場を目指しているが、ラメイヒューはその目標に貢献できなくなっていた。アーロン・ブーン監督は最近、ラメイヒューが怪我の影響もあって三塁を守ることができないと述べた。そのため、チームは今季ラメイヒューを二塁で起用し、ジャズ・チザムJr.を三塁へ回していた。
それでもラメイヒューは守備面で苦戦を見せ、チザムもまた三塁でのプレーに課題を見せていた。最終的にチザムを二塁に戻す決断を下したことで、ラメイヒューはベンチ要員となり、今回の放出につながった。
ラメイヒューはヤンキースで通算打率.278/出塁率.351/長打率.412、77本塁打を記録した。2023年シーズン開始以降のOPSは.665にとどまっていた。
原文:Aaron Judge breaks silence on Yankees' DJ LeMahieu release
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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