シカゴ・カブスのファンは傷心の一週間の最後に、リグレー・フィールドに明るい未来が待っていることを聞き、慰めとできそうだ。
メジャーリーグベースボール(MLB)のコミッショナー、ロブ・マンフレッド氏は現地1日(金)、2027年のMLBオールスターゲームをシカゴのリグレー・フィールドで開催することを発表した。この発表は、そのプレイと人柄でファンから長年にわたり愛されたカブスのアイコン、ライン・サンドバーグ氏が死去してから5日後のことだった。
シカゴのスポーツファンの多くは今週、リグレー・フィールドにあるサンドバーグの銅像を訪れ、花や帽子、写真、メッセージを残していた。
最後にリグレー・フィールドでオールスターゲームが開催されたの1990年のことだった。この時、サンドバーグはナショナル・リーグの先発メンバーとして出場し、チームメイトの外野手アンドレ・ドーソンと共にプレーした。当時のカブスのショートストップ、ショーン・ダンストンもナショナル・リーグの控え選手だった。サンドバーグはその週にホームランダービーで優勝している。
サンドバーグはキャリアを通じて10回オールスターに選出された。
2026年のMLBオールスターゲームは、アメリカ独立250周年を記念してフィラデルフィアのシチズンズ・バンク・パークで開催する。
この日の発表には、マンフレッド氏に加えてカブスのオーナー、トム・リケッツ氏も同席した。同氏は、このような象徴的な球場でオールスターゲームを開催できることを光栄に思うと述べた。
「これは、私たちのチーム、都市、そして州にとって大きな名誉だ」とリケッツ氏は語った。
「この象徴的な球場をどのように保存してきたかを紹介できる日が待ち遠しい。リグレー・フィールドは、カブスのファン、この球場を訪れた何百万人もの人々にとって、非常に重要な場所だ。私たちがここが野球の聖地、イリノイ州トップ観光地だと信じている」
原文:2027 MLB All-Star Game at Wrigley gives Cubs fans chance to remember Ryne Sandberg
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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