日本時間9月20日（土）、大谷翔平＆山本由伸＆佐々木朗希所属のロサンゼルス・ドジャースと、サンフランシスコ・ジャイアンツによるMLB 2025レギュラーシーズン4連戦の第2戦が、 ドジャー・スタジアム（カリフォルニア州ロサンゼルス）で行われ、ドジャースが6－3で勝った。
ドジャースの大谷は1番DHで先発、5回二死一二塁で、レフトスタンドに逆転の52号3ランホーマーを放った。今季限りでの引退を発表したばかりのドジャースの英雄、クレイトン・カーショウの負けを消した。カーショウは、本拠地での登板はこれが最後。エンゼルス時代は、最強の敵として、この2年は味方として戦ったレジェンド左腕に、最高の贈り物をした。
「打った瞬間に行くと思った」と語った大谷。ナ・リーグの本塁打王争いでも、トップのカイル・シュワーバー（フィリーズ）に1本差と迫った。
カーショウは、前日の9月18日（現地）に記者会見し、今季限りでの引退を発表。この日がレギュラーシーズンの本拠地ラスト登板となったため、場内は5万5千人の大観衆で膨れ上がった。
カーショウは、初回にジャイアンツのエリオト・ラモスに先頭打者ホーマーを喫するなど、決して本調子ではなかったが、粘りの投球で4回1/3を2失点に抑えた。5回表に最初の打者を三振に打ち取った場面で91球となり、マウンドを降りた。場内はスタンディングオベーションで、ドジャース一筋の英雄をたたえた。
ドジャースは、5回、大谷に続いて、ムーキー・ベッツも20号ソロホームラン。6回にもアンディ・パヘスのタイムリーで加点した。3人の継投で、ジャイアンツの反撃を1点に抑えて最終回へ。
ドジャースは9回、3点リードで、今月、何度も救援に失敗してきたタナー・スコットをマウンドに送った。スコットは2走者を出しながら無失点に抑え、今季22セーブ目となった。
このゲームが終わる前に、ダイヤモンドバックスがフィリーズに敗れており、ドジャースはポストシーズン進出が決まった。ナ・リーグ西地区の地区優勝までマジック4となった。
ドジャースは日本時間の明日9月21日も、ホームのドジャース・タジアムで、ジャイアンツと対戦する。
スコア
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| ジャイアンツ | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 |
| ドジャース | 0 | 1 | 0 | 0 | 4 | 1 | 0 | 0 | X | 6 |
試合経過・ハイライト：英雄カーショウに贈る大谷52号逆転3ラン
※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。
―――クレイトン、ドジャースのユニフォームを着て18年、引退を発表してからこの2日間は、本当にエモーショナルな時間でした。球場のファンは皆さん、あなたのために残ってくれました。（5回に）デーブ・ロバーツ監督が、マウンドにあなたを迎えに来たときは、どんな気持ちでしたか？
カーショウ：本当に特別な夜でした。ここにいる皆さんが、本当に特別な夜でした。ええ、今夜が私にとってどれほど特別だったかを、言葉では表現できません。この観客、このファンたちは、私のキャリアの最初からずっと私を支えてくれました。皆さん、本当にありがとう。本当に、本当にありがとう。
―――クレイトン、あなたは最初の打者を三振、最後の打者も三振、その間にはいくつかの特別な瞬間がありましたね。特に印象的なことは何ですか？
カーショウ：なんて素晴らしいチームだろう、素晴らしいチームの一員になれたのかということです。クラブハウスにいる仲間たちは本当に特別だ。こんなに長くドジャースの一員でいられたことを心から光栄に思います。それが私にとって一番大きなことです。
―――ムーキー・ベッツが試合前に言っていました。「あなたにとって今日が最高の一日になるよう、どんなことだってする」と。ベッツがホームランを打ち、ショウヘイもホームランを放った。この仲間たちはあなたにとってどんな存在ですか？
カーショウ：本当に特別です。本当に特別なのです。彼らが私にとってどんな存在か、このシーズン全体が個人的にどんな意味を持っていたか、言葉にできません。
本当に素晴らしい仲間たちです。そして、まだやるべきことは山ほどあります。今夜の第一歩はポストシーズン進出。まずはここに踏み出した。（ポストシーズンの戦いが続く）来月は本当に楽しみです。
―――今この場所には大観衆がいます。この人たちは立ち上がり、あなたがキャリアを積んできた間、ずっと応援し続けてくれた。ファンに伝えたいことはありますか？
カーショウ：はい。伝えたいことは山ほどあるけど、今言えるのは、ただただ「本当にありがとう」ってことだけです。18年間、ありがとう。いつも順風満帆じゃなかったけど、皆さんは私との腐れ縁を続けてくれました。本当にありがとう。
◇
このゲームが終わる前に、ダイヤモンドバックスがフィリーズに敗れており、ドジャースはポストシーズン進出が決まった。ナ・リーグ西地区の地区優勝までマジック4となった。
13:57 二死一二塁。4番チャプマンは初球を打ってショートフライでゲームセット。
13:56 一死一二塁。3番ディバースはフルカウントからど真ん中のスライダーを見逃し三振。
静かな場内。これまでの悪しき記憶がよみがえるのか。
13:53 一死一塁。2番アダメスはフォアボール。
13:52 無死一塁。1番ラモスは空振り三振。
13:49 無死走者なし。9番ギルバートの代打コスはサードへの内野安打。
ドジャースはピッチャー交代。数々の救援失敗が記憶に新しいタナー・スコットを、それでもクローザーとしてマウンドへ送り込んだ。
△9回表・ジャイアンツの攻撃△
13:45 二死走者なし。5番エドマンはファーストゴロで3アウトチェンジ。
13:44 一死走者なし。4番フリーマンはセカンドゴロ。
13:43 無死走者なし。3番T・ヘルナンデスはセンターフライ。
ジャイアンツのピッチャー交代。カーソン・シーモアが登板。
△8回裏・ドジャースの攻撃△
13:39 二死走者なし。8番ベイリーはレフトライナー。パヘスがスライディングでナイスキャッチし、3アウトチェンジ。
13:38 一死走者なし。7番エンカルナシオンはショートゴロ。
13:37 無死走者なし。6番シュミットはセンターフライ。
ドジャースはピッチャー交代。カービー・イエーツがマウンドへ。
△8回表・ジャイアンツの攻撃△
13:33 二死走者なし。2番ベッツはレフトフライで3アウトチェンジ。
13:32 一死走者なし。1番大谷翔平は空振り三振。
13:30 無死走者なし。9番ラッシングは、良い感じで捉えたが、スタンドまであと一伸び足りず、ライトフライ。
ジャイアンツのピッチャー交代。マット・ゲージがマウンドへ。
△7回裏・ドジャースの攻撃△
13:26 二死一塁。5番フローレスはサードゴロで3アウトチェンジ。
13:25 二死二塁。4番チャプマンはセンター前ヒットでアダメスがホームイン。ジャイアンツが1点を返した。【ドジャース6-3ジャイアンツ】
13:23 一死二塁。3番ディバースは空振り三振。
13:22 一死走者なし。2番アダメスは右中間に二塁打。
13:20 無死走者なし。1番ラモスは空振り三振。
△7回表・ジャイアンツの攻撃△
13:16 二死二塁。8番K・ヘルナンデスはピッチャーゴロで3アウトチェンジ。
13:15 二死二塁。7番パヘスは左中間を真っ二つに割る二塁打。ロハスがホームインしてドジャースがリードを広げた。【ドジャース6-2ジャイアンツ】
13:14 二死走者なし。6番ロハスはレフトに二塁打。
13:13 一死走者なし。5番エドマンはセンターフライ。
13:12 無死走者なし。4番フリーマンはセカンドゴロ。
△6回裏・ドジャースの攻撃△
13:09 二死二塁。9番ギルバートは空振り三振で3アウトチェンジ。
ドジャースはここでピッチャー交代。ジャスティン・ロブルスキーがマウンドへ。
13:05 一死二塁。8番ベイリーは空振り三振。
13:04 一死一塁。8番ベイリーの時、エンカルナシオンがパスボールで二塁へ進塁。
13:03 一死走者なし。7番エンカルナシオンはレフト前ヒット。
13:01 無死走者なし。6番シュミットは空振り三振。
△6回表・ジャイアンツの攻撃△
12:56 二死走者なし。3番T・ヘルナンデスはショートフライで3アウトチェンジ。
ジャイアンツはピッチャー交代。スペンサー・ビベンスが登板。
12:51 二死走者なし。2番ベッツは初球を完ぺきに捉えた。打球はセンター左のスタンドヘ。今季20号ホーマーは大谷と連続弾、ドジャースがリードを広げた！【ドジャース5-2ジャイアンツ】
Mookie Betts goes back-to-back with Shohei!! 😤 pic.twitter.com/rLaW1GdOWB
— MLB (@MLB) September 20, 2025
12:50 二死一二塁。1番大谷翔平はレフトに逆転3ランホーマー！今季52号でフィリーズのシュワーバーに1本差、そしてカーショウの負けを消した。【ドジャース4-2ジャイアンツ】
NO. 52 FOR SHOHEI
— MLB (@MLB) September 20, 2025
On the anniversary of his historic 50/50 achievement, Shohei Ohtani gives the fans some fireworks to celebrate 🚀 pic.twitter.com/hbvjWYLJaY
12:48 一死一二塁。9番ラッシングは空振り三振。
12:47 一死一塁。8番K・ヘルナンデスはフォアボール。
12:46 一死走者なし。7番パヘスはレフト前ヒット。
12:44 無死走者なし。6番ロハスはセカンドフライ。
△5回裏・ドジャースの攻撃△
12:40 二死走者なし。5番フローレスはショートゴロで3アウトチェンジ。
12:38 一死走者なし。4番チャプマンは見逃し三振。
ドジャースのピッチャーは若いエドガルド・エンリケス
12:37 場内はスタンディングオベーション。ベンチ前で帽子をとってこたえるカーショウ。
12:36 ドジャースはここでピッチャー交代。マウンド上で選手と抱き合うカーショウ。あくまで投球数にこだわるデーブ・ロバーツ監督。ドジャースは残り8試合だが、アウェイでの6連戦でシーズンを終えるため、レギュラーシーズンのドジャー・スタジアム登板はこれが最後となる。
The legendary Clayton Kershaw walks off the Dodger Stadium mound for the final time in his regular-season career 👏 pic.twitter.com/xfGtvDotDS
— MLB (@MLB) September 20, 2025
12:34 無死走者なし。3番ディバースは見逃し三振。
△5回表・ジャイアンツの攻撃△
12:30 二死走者なし。5番エドマンはライトライナーで3アウトチェンジ。
12:28 一死一塁。5番エドマンの時、T・ヘルナンデスが牽制球で釣り出され、二塁でタッチアウトに。
12:26 無死一塁。4番フリーマンは空振り三振。今日のレイは左打者はなかなか打てない。
12:25 無死走者なし。3番T・ヘルナンデスはフォアボール。
△4回裏・ドジャースの攻撃△
カーショウは4回を終え86球。今季のこれまでの登板の中では、今日は決して調子は良くない。通常なら交代だが、223勝目の権利がかかるだけにどうか。
12:20 二死一塁。2番アダメスは4球連続ファウルで粘ったが、9球目のスライダーを空振り三振で3アウトチェンジ。
12:15 一死一塁。1番ラモスはセンターフライ。
12:14 無死一塁。9番ギルバートはセカンドフライ。
12:12 無死走者なし。8番ベイリーはセンター前ヒット。
△4回表・ジャイアンツの攻撃△
12:08 二死走者なし。2番ベッツは空振り三振で3アウトチェンジ。
12:07 一死走者なし。1番大谷翔平はセンターフライ。
12:06 無死走者なし。9番ラッシングは見逃し三振。
△3回裏・ドジャースの攻撃△
12:02 一死一二塁。7番エンカルナシオンはショートゴロで6-4-3のダブルプレー、3アウトチェンジ。
12:01 一死一塁。6番シュミットはフォアボール。
11:59 一死二塁。5番フローレスはセンター前ヒットでチャプマンがホームイン。ジャイアンツが再び勝ち越し。【ドジャース1-2ジャイアンツ】
11:57 一死走者なし。4番チャプマンはセンターへ二塁打。
11:55 無死走者なし。3番ディバースは空振り三振。
△3回表・ジャイアンツの攻撃△
11:50 二死走者なし。8番K・ヘルナンデスはショートゴロで3アウトチェンジ。
11:48 二死走者なし。7番パヘスも左中間への二塁打。
11:48 二死走者なし。6番ロハスは左中間にソロホーマー。ロハスの今季7号でドジャースが同点とした。【ドジャース1-1ジャイアンツ】
11:47 一死走者なし。5番エドマンはレフトフライ。
11:45 無死走者なし。4番フリーマンは空振り三振。
△2回裏・ドジャースの攻撃△
11:41 二死一二塁。2番アダメスはセカンドフライで3アウトチェンジ。
11:40 一死一二塁。1番ラモスはセカンドフライ。
11:38 一死一塁。9番ギルバートはフォアボール。
11:36 無死一塁。8番ベイリーは空振り三振。
11:33 無死走者なし。7番エンカルナシオンはフォアボール。
△2回表・ジャイアンツの攻撃△
11:29 二死走者なし。3番T・ヘルナンデスはキャッチャーファウルフライで3アウトチェンジ。
11:27 一死走者なし。2番ベッツはセンターライナー。
11:25 無死走者なし。1番大谷翔平は観戦に打ち取られた打球で浅いセンターフライ。
ジャイアンツの先発ピッチャーはロビー・レイ。今季は3年ぶり二桁勝利の11勝7敗。
△1回裏・ドジャースの攻撃△
11:21 二死一二塁。6番シュミットはライトフライで3アウトチェンジ。
11:19 一死一二塁。5番フローレスは空振り三振。71マイル（114キロ）の大きく割れるスローカーブが決まった。
11:16 一死一塁。4番チャプマンはサードゴロエラー。
11:14 一死走者なし。3番ディバースはフォアボール。
11:12 無死走者なし。2番アダメスは空振り三振。
11:11 無死走者なし。1番ラモスは左中間に先頭打者ホームラン。
ドジャー・スタジアムで現役最後の登板となるクレイトン・カーショウがマウンドに上がった。今季は10勝2敗。球速こそ衰えたが、夏場以降の安定感と熟練の投球術は見事で、山本と並んで、ドジャース投手陣で最も信頼感がある。引退は本当に惜しい。
Dodger Stadium showing love to Clayton. pic.twitter.com/Iiky3oWF4K
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 20, 2025
△1回表・ジャイアンツの攻撃△
11:10 試合開始予定
△試合開始前
打者・大谷の試合前の主な成績は打率.283、51本塁打、95打点、138得点、OPS（長打率＋出塁率）1.011、19盗塁となっている。
伝説の名投手カーショウが、本拠地で最後の登板
One final regular season Kershaw Day at Dodger Stadium. 🥹 pic.twitter.com/j0BwhI0Ht3
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 19, 2025
ドジャース先発メンバー
- 1番(DH)大谷翔平
- 2番(遊)ムーキー・ベッツ
- 3番(右)テオスカー・ヘルナンデス
- 4番(一)フレディ・フリーマン
- 5番(中)トミー・エドマン
- 6番(二)ミゲル・ロハス
- 7番(中)アンディ・パヘス
- 8番(三)エンリケ“キケ”・ヘルナンデス
- 9番(捕)ダルトン・ラッシング
- 投手：クレイトン・カーショウ
ジャイアンツ先発メンバー
- 1番(左)エリオト・ラモス
- 2番(遊)ウィリー・アダメス
- 3番(DH)ラファエル・ディバース
- 4番(三)マット・チャプマン
- 5番(一)ウィルマ―・フローレス
- 6番(二)ケーシー・シュミット
- 7番(右)ヘラル・エンカルナシオン
- 8番(捕)パトリック・ベイリー
- 9番(右)ドリュー・ギルバート
- 投手：ロビー・レイ
※以下、試合前時点の情報。
■主な放送・中継予定
- MLB.TV（Amazonプライムビデオ）
- J SPORTS 4（スカパー！ほか）
- SPOTV NOW
- NHK 総合
※放送局・配信元は追加、変更される場合があります。
※放送局・配信元は追加、変更される場合があります。
■開始時刻・球場
- 試合日程：9月20日（土）11:10 プレイボール
- 球場（開催地）：ドジャー・スタジアム（カリフォルニア州ロサンゼルス）
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