日本時間9月7日(日)、大谷翔平&山本由伸&佐々木朗希所属のロサンゼルス・ドジャースと、菅野智之所属のボルチモア・オリオールズによるMLB 2025レギュラーシーズン3連戦の第2戦が、 オリオール・パーク(メリーランド州ボルチモア)で行われ、ドジャースが悪夢のような逆転サヨナラ負けを喫した。
先発の山本は、最速98マイルのフォーシームに、変化球のコントロールもよく、毎回の10奪三振で、9回2死までノーヒットノーラン。
球場の誰もが、快挙達成を信じたが、オリオールズの1番ジャクソン・ホリデイがライトスタンドにソロホーマーを放って、ノーヒットノーランを阻止した。
ドジャースの悪夢はここから始まった。
デーブ・ロバーツ監督は山本をねぎらって降板させたが、ブルペン陣は準備ができていなかった。ブレイク・トライネンが登板したが、ゲームセットまであとワンアウトが遠かった。二塁打と四死球3で押し出しの1点を与え降板した。
1点リードの3-2 、二死満塁で投入したのは、昨夜サヨナラホーマーを被弾したタナー・スコット。スコットは約束事のように、6番打者のエマニュエル・リベラにセンター前にタイムリーヒットを浴び、2走者がホームイン。逆転サヨナラ負けとなった。
ドジャースの敗因は、ブルペン陣の準備不足だが、打線にも責任があった。オリオールズ投手陣から10安打2四球で、毎回のようにチャンスを作りながら、3得点にとどまっていた。
大谷は、初回の第1打席でライト前ヒット、3回の二死二三塁では、内野ゴロで1打点。残り3打席は凡退した。
ドジャースは地獄の5連敗。立ち直れるのだろうか。
スコア
チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
ドジャース | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 |
オリオールズ | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 4X | 4 |
試合経過・ハイライト:山本は9回二死までノーヒットノーラン
※内容は逆時系列。時刻は日本時間表記。
11:11 二死満塁。6番リベラはセンター前に逆転サヨナラタイムリーヒット。ドジャース、まさかの逆転サヨナラ負けで、5連敗。この敗戦はあまりにダメージが大きい。【ドジャース3-4オリオールズ】
FROM NO-HITTER TO WALK-OFF WINNERS 🤯
— MLB (@MLB) September 7, 2025
THE ORIOLES STUN THE DODGERS pic.twitter.com/MkhAlGntMj
ドジャースはピッチャー交代、マウンドには、昨日サヨナラホームランを打たれたタナー・スコットが上がった。
ドジャースは、ゲームセットまでの1アウトが遠い。
11:07 二死満塁。5番カウザーは押し出しのフォアボール。【ドジャース3-2オリオールズ】
11:05 二死二三塁。4番マウントキャッスルはフォアボール。代走にマテオ。:
11:04 二死一二塁。4番マウントキャッスルの時ワイルドピッチで二三塁に。
11:02 二死二塁。3番ヘンダーソンはデッドボール。
10:58 二死走者なし。2番ジャクソンは左中間に二塁打。
ピッチャーはブレイク・トライネン。ドジャースのブルペンはピッチャーを準備していたのか。
10:54 ドジャースはピッチャー交代。マウンドに集まって山本の肩を抱いてねぎらうドジャースの選手たち。最後はロバーツ監督とハグ。場内はアウェイにもかかわらずスタンディングオベーション。
So proud of you, Yoshinobu. 💙 pic.twitter.com/8yerZjjVBy
— Los Angeles Dodgers (@Dodgers) September 7, 2025
10:53 二死走者なし。1番ホリデイはフルスイング!ライトスタンドに飛び込む今季17号ソロホームラン。山本はあと1人でノーヒットノーランを逃した。【ドジャース3-1オリオールズ】
NO-HITTER NO MORE
— MLB (@MLB) September 7, 2025
Jackson Holliday homers with two outs in the 9th to end Yoshinobu Yamamoto's no-hitter 🤯 pic.twitter.com/P0UPJYYYjV
10:51 一死走者なし。9番メイヨ―はセンターフライ。
10:50 無死走者なし。8番A・ジャクソンは空振り三振。今日は毎回で10個目の三振。
快挙を目指して、山本が9回のマウンドへ。ドジャースはT・ヘルナンデスを守備から下げた。
△9回裏・オリオールズの攻撃△
10:47 二死走者なし。2番ベッツはレフトフライで3アウトチェンジ。
10:45 一死走者なし。1番大谷翔平はセカンドゴロ。
10:43 無死走者なし。9番ロートベットはライトフライ。
△9回表・ドジャースの攻撃△
このカムデン・ヤードではレッドソックス時代の野茂英雄さんがノーヒットノーランを達成している。
山本、依然としてノーヒット。大記録まであと1イニング。8回104球で奪三振9、与四球2。
You might want to turn on your television ...
— MLB (@MLB) September 7, 2025
Yoshinobu Yamamoto has a no-hitter through EIGHT innings 😳 pic.twitter.com/kj4jokidhU
10:40 二死走者なし。7番ビーバーズは空振り三振、毎回の9奪三振で3アウトチェンジ。
10:39 一死走者なし。6番リベラはライトフライ。
10:38 無死走者なし。5番カウザーはセンターフライ。
△8回裏・オリオールズの攻撃△
10:35 二死走者なし。8番K・ヘルナンデスはショートゴロで3アウトチェンジ。
10:34 一死走者なし。7番ロハスはライトフライ。
10:33 無死走者なし。6番パヘスは空振り三振。
△8回表・ドジャースの攻撃△
山本は7回までノーヒットピッチング。打者22人で奪三振8、与四球は2、投球数は95。
10:29 二死走者なし。4番マウントキャッスルはセカンドゴロ。山本は軽快にベースカバー、3アウトチェンジ。
10:27 一死走者なし。3番ヘンダーソンはバットが折れたが、セカンドゴロ。
10:25 無死走者なし。2番ジャクソンは空振り三振。
△7回裏・オリオールズの攻撃△
10:22 二死二三塁。5番コールはライトライナーで3アウトチェンジ。
10:21 二死一三塁。5番コールの時フリーマンが二塁盗塁成功。
10:20 二死三塁。4番フリーマンは申告敬遠のフォアボール。
10:19 一死三塁。3番T・ヘルナンデスはショートゴロ。
10:18 一死二塁。2番ベッツはレフトに三塁打。ロートベットがホームインし、ドジャースに大きな3点目。【ドジャース3-0オリオールズ】
10:17 一死一塁。2番ベッツの時にワイルドピッチでロートベットが二塁へ。
10:16 無死一塁。1番大谷翔平はレフトライナー。良い打球だったが、打球が上がらず。
10:15 無死走者なし。9番ロートベットはセンター前ヒット。
オリオールズはピッチャー交代。A・スアレスがマウンドへ。
△7回表・ドジャースの攻撃△
山本は依然ノーヒットピッチング。打者19人で奪三振7、与四球は2、投球数は84。
10:11 二死走者なし。1番ホリデイは空振り三振で3アウトチェンジ。
10:09 一死走者なし。3番ヘンダーソンはピッチャーゴロ。
10:07 無死走者なし。2番ジャクソンはライトライナー。
△6回裏・オリオールズの攻撃△
10:03 二死一二塁。8番K・ヘルナンデスはライトフライで3アウトチェンジ。
10:03 一死一二塁。7番ロハスはライトライナー。
ここで、オリオールズはピッチャー交代。投球数は96球で次打者のロハスには2打席連続で二塁打を打たれている。マウンドにはショーン・ドゥービンが上がった。
9:59 無死一二塁。6番パヘスは空振り三振。
9:57 無死一塁。5番コールはっレフト前ヒット。
9:55 無死走者なし。4番フリーマンはレフト前ヒット。
△6回表・ドジャースの攻撃△
9:52 二死走者なし。7番ビーバーズは空振り三振で3アウトチェンジ。
9:50 一死走者なし。6番リベラはライトフライ。
9:48 無死走者なし。5番カウザーは空振り三振。
今日はオリオールズの特別な日。30年前の1995年9月6日に、大型で強肩強打、通算3184安打、431本塁打の名ショートだったカール・リプケンJr.さんが、ルーゲーリッグの2130試合を抜く、2131試合連続出場のMLB新記録を作った日だった。
また、オリオールズとドジャースの関連では、日本のジャイアンツに来た最初のメジャーリーガー、デーブ・ジョンソンさんが、前日9月5日に亡くなっている。ジョンソンさんは黄金時代のオリオールズで活躍後、ブレーブスに移籍、シーズン43ホーマーで、当時の二塁手としての最多本塁打記録を作った。その後、来日し、故・長嶋茂雄さんが監督を務めたジャイアンツで、王貞治さん、張本勲さんらと共に活躍した。
1984年からはメッツの監督を務め、1986年にはワールドシリーズに優勝。その後、レッズやオリオールズ、ドジャース、ナショナルズの監督を歴任し、17シーズンで1372勝、ドジャース以外の全チームで地区優勝を果たし、名将と称賛された。2008年の北京五輪、2009年のWBCでは米国代表の監督も務めた。
△5回裏・オリオールズの攻撃△
9:43 二死一三塁。3番T・ヘルナンデスはライトフライで3アウトチェンジ。
9:40 二死二三塁。2番ベッツは初球を打ってショートへのライナー性の打球、ショートのヘンダーソンがグラブに当てたがこぼしてヒットに。三塁からロハスがホームイン。【ドジャース2-0オリオールズ】
9:40 一死二三塁。1番大谷翔平は空振り三振。外角のスライダーで完全に態勢を崩された。
9:38 無死一三塁。9番ロートベットは送りバント。三塁走者は動かず。大谷につなぐため、一塁走者だけを二塁に送った。
9:35 バサロは送球ができないため、交代に。アレックスジャクソンがキャッチャーに入った。
9:31 無死一三塁。9番ロートベットは初球バントを試みたがファウルに。その打球が捕手バサロの右手(スローイングハンド)に当たって、治療と確認のため、試合が中断。
9:30 無死二塁。8番K・ヘルナンデスはライト前ヒット。
9:28 無死走者なし。7番ロハスはセンターに二塁打。
△5回表・ドジャースの攻撃△
山本は4回を終えてまだ被安打ゼロ。
9:25 二死走者なし。4番マウントキャッスルは空振り三振。
9:23 一死走者なし。3番ヘンダーソンはセカンドゴロ。
9:21 無死走者なし。2番ジャクソンは7球目を打ってショートゴロ。
△4回裏・オリオールズの攻撃△
9:15 二死三塁。6番パヘスはレフトフライで3アウトチェンジ。
9:14 一死三塁。5番コールは初球を打ってサードゴロ。
9:14 一死走者なし。4番フリーマンはライトフェンス直撃の三塁打。
9:13 無死走者なし。3番T・ヘルナンデスは粘ったが8球目を空振り三振。
△4回表・ドジャースの攻撃△
9:10 一死一二塁。1番ホリデイはセカンドゴロで4-6-3のダブルプレー。3アウトチェンジ。
9:09 無死一二塁。9番メイヨは空振り三振。
9:07 無死一塁。8番バサロはフォアボール。山本このイニングはここまで11球で8球がボール。
9:05 無死走者なし。7番ビーバーズはフォアボール。
△3回裏・オリオールズの攻撃△
8:59 一死三塁。2番ベッツはサードゴロで3アウトチェンジ。
8:58 一死二三塁。1番大谷翔平は初球を打ってショートゴロ。三塁からロハスがホームインし、ドジャースが先制。【ドジャース1-0オリオールズ】
8:58 無死一二塁。9番ロートベットはサードに送りバント。二三塁に。
8:57 無死二塁。8番K・ヘルナンデスはフォアボール。
8:55 無死走者なし。7番ロハスはレフトに二塁打。
△3回表・ドジャースの攻撃△
8:52 二死走者なし。6番リベラはピッチャーゴロで3アウトチェンジ。
8:50 一死走者なし。5番カウザーはレフトファウルフライ。
8:48 無死走者なし。4番マウントキャッスルは空振り三振。
△2回裏・オリオールズの攻撃△
8:45 二死走者なし。6番パヘスは空振り三振で3アウトチェンジ。
8:44 一死走者なし。5番コールはショートゴロ。しかし粘って11球を投げさせた。
8:40 無死走者なし。4番フリーマンは空振り三振。
△2回表・ドジャースの攻撃△
8:37 二死走者なし。3番ヘンダーソンは空振り三振で3アウトチェンジ。
8:35 一死走者なし。2番ジャクソンはファーストゴロ。
8:34 無死走者なし。1番ホリデイはセンターフライ。
ドジャースの先発マウンドは山本。このところ勝ち星は中々つかないが、クオリティースタートが続いている。
△1回裏・オリオールズの攻撃△
8:30 一死一塁。3番T・ヘルナンデスはセカンドゴロでダブルプレー、3アウトチェンジ。
8:28 無死一塁。2番ベッツは空振り三振。
8:26 無死走者なし。1番大谷翔平はライト前ヒット。3試合ぶり。
オリオールズ先発左腕のトレバー・ロジャースは、変則派ながら球威があり、コントロールも良い。今季8勝2敗で防御率は1.39。
△1回表・ドジャースの攻撃△
8:20 試合開始予定
△試合開始前
打者・大谷の試合前の主な成績は打率.277、46本塁打、87打点、125得点、OPS(長打率+出塁率).989、17盗塁となっている。
山本は26試合26先発で、11勝8敗、防御率2.82、奪三振167、WHIP(1イニング当たりの安打数+与四球)は1.05となっている。
ドジャースは、キャッチャーに大穴が開きかけている。正捕手のウィル・スミスはパイレーツ戦のデッドボールで負傷。過去3試合マスクをかぶっていたダルトン・ラッシングも、昨日の試合で自打球を足に当てて退場した。この試合は3番手捕手のベン・ロートベットが先発する見込みだ。
直前のパイレーツ3連戦でスイープされたドジャースは、オリオールズ3連戦の初戦も敗れて4連敗となった。
ドジャース先発メンバー
- 1番(DH)大谷翔平
- 2番(遊)ムーキー・ベッツ
- 3番(右)テオスカー・ヘルナンデス
- 4番(一)フレディ・フリーマン
- 5番(左)アレックス・コール
- 6番(中)アンディ・パヘス
- 7番(二)ミゲル・ロハス
- 8番(三)キケ・ヘルナンデス
- 9番(捕)ベン・ロートベット
- 投手:山本由伸
オリオールズ先発メンバー
- 1番(二)ジャクソン・ホリデー
- 2番(右)ジェレマイア・ジャクソン
- 3番(遊)ガナー・ヘンダーソン
- 4番(DH)ライアン・マウントキャッスル
- 5番(中)コルトン・カウザー
- 6番(三)エマニュエル・リベラ
- 7番(左)ディラン・ビーバーズ
- 8番(捕)サミュエル・バサロ
- 9番(一)コビー・メイヨ
- 投手:トレバー・ロジャース
※以下、試合前時点の情報。
■主な放送・中継予定
- MLB.TV(Amazonプライムビデオ)
- J SPORTS 1(スカパー!ほか)
- SPOTV NOW
- NHK BS
※放送局・配信元は追加、変更される場合があります。
■開始時刻・球場
- 試合日程:9月7日(日)8:05 プレイボール
- 球場(開催地): オリオール・パーク・アット・カムデン・ヤーズ(メリーランド州ボルチモア)
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