どういうわけか、ロサンゼルス・ドジャースはさらに強くなり続けている。
2023-2024年のオフシーズン、ドジャースは歴史的な契約で大谷翔平をロサンゼルス・エンゼルスから引き抜き、日本人エースの山本由伸を獲得。さらにスター投手のタイラー・グラスノーも加えた。続く2024-25年オフには、先発左腕の大物ブレイク・スネルを獲得し、長距離砲のテオスカー・ヘルナンデスを呼び戻し、さらに日本から佐々木朗希とも契約した。
そして今回、ドジャースはまたも“大物”を手に入れた。外野手カイル・タッカーがロサンゼルスへ向かうと、ジェフ・パッサン記者が木曜夜に報じた。今オフのFA市場における最上級の野手が、ワールドシリーズ2連覇中のドジャースに加わることで合意したという。タッカーは、剛腕クローザーのエドウィン・ディアスとともに、今オフのドジャースの目玉補強となった。
タッカーのドジャース入りは、2027年のMLBロックアウトの可能性をめぐる労使交渉をさらに活発化させるだろう。しかし、それとは別に、ドジャースはまず2026年に3連覇を狙える絶好のチャンスを手にした。タッカーというスター級の打者がデーブ・ロバーツ監督の打線に加わることで、ドジャースの攻撃力はまさに無限の可能性を秘めている。
ここでは、タッカー加入後のドジャースの最新打線を見ていく。
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カイル・タッカー加入後のドジャース打線予想
ドジャースは2025-2026年オフを迎えるにあたり、「補強ポイント」があるとすれば、必要としていたのは「一流のクローザー」と「外野手」の2点だった。ディアスの獲得で前者を解決し、2025年ポストシーズンで先発投手陣に過度な負担をかけた状況を改善しようとしている。そしてタッカーの獲得により、外野の穴を埋めるうえで考え得る最高の選択肢を手に入れた。
2026年も大谷翔平がリードオフを務めると想定すれば、タッカーは打線上位、場合によっては4番にすんなり収まるだろう。開幕戦の打線予想は以下の通りだ。
- 大谷翔平(DH)
- ムーキー・ベッツ(SS)
- フレディ・フリーマン(1B)
- カイル・タッカー(RF)
- ウィル・スミス(C)
- マックス・マンシー(3B)
- テオスカー・ヘルナンデス(LF)
- トミー・エドマン(2B)
- アンディ・パヘス(CF)
2026年のドジャースが、MLB史上屈指の攻撃力を持つチームになる可能性があると言っても、決して大げさではない。スター性という点では、現代野球における最高クラスの打線と比較しても見劣りせず、その中心にいるのが大谷翔平だ。
この予想打線に名を連ねる9人だけで、オールスター選出は合計32回、MVP受賞は6回を数える。2025年に本塁打、得点、四球、OPSでいずれもリーグ2位だったドジャース打線は、2026年にタッカーが加わることで、さらに強力になる可能性が高い。
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カイル・タッカーがドジャース打線にもたらすもの
タッカーは右翼に入る見込みで、そこはテオスカー・ヘルナンデスがMLBでもワーストクラスの守備評価を受けていたポジションだ。守備面ではロバーツ監督にとって大きなアップグレードとなり、ヘルナンデスは左翼へ、アンディ・パヘスは中堅に残る形が有力だ。
もちろん、最大のインパクトはタッカーの打撃力にある。彼は高い打率も長打力も兼ね備え、リーグ屈指の選手たちと同等の出塁能力を誇る。大谷、フリーマン、ベッツらと並べば、ドジャース打線の上位7〜8人の中で、投手が「楽に勝負できる」打者はほとんど存在しない。
タッカーの最大の強みはその万能性だ。彼は野球界でも数少ない「5ツールプレーヤー」と評価される存在で、得点圏での一打、出塁、盗塁、長打と、ロバーツ監督が求めるほぼすべての役割をこなせる。プラスの守備力に加え、攻撃面でもドジャース打線の安定感を大きく引き上げるだろう。
何より、タッカーは周囲の選手をさらに生かす存在だ。タッカー、大谷、ベッツ、フリーマン、スミス、マンシー、ヘルナンデスが同じ打線に並ぶことを想像すれば、投手たちが悪夢を見るのも無理はない。
なお、元カブスおよびアストロズの選手であるタッカーは、ナ・リーグ西地区のチーム相手にも、これまで好成績を残してきた実績がある。
Kyle Tucker in 83 career games against the Dodgers' NL West opponents:
— MLB Stats (@MLBStats) January 16, 2026
.276 AVG
.884 OPS
36 XBH
54 RBI
16 SB pic.twitter.com/4EiDebZJJM
原文:Dodgers lineup projection with Kyle Tucker: First look at loaded 2026 roster with Shohei Ohtani, Freddie Freeman and more
翻訳:小鷹理人(スポーティングニュース日本版)
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