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【秋華賞2025】牝馬三冠最終戦のAIの予想は?話題チャットボットでG1予想!

福島啓 Kei Fukushima

【秋華賞2025】牝馬三冠最終戦のAIの予想は?話題チャットボットでG1予想! image

10月19日、中央競馬の牝馬三冠レース第三弾、第30回秋華賞(G1)が開催される。

ここでは、昨今話題のAIチャットボットサービスを用いて今年の秋華賞の1着馬、2着馬、3着馬の予想を出力。当企画では上半期の日本ダービーで見事3連単的中を達成。春に続いて秋の世代戦でもAIのズバリ予想に期待したい!

Geminiが3連単ズバリ的中の日本ダービーAI予想の回顧記事はこちら!

AIに質問した内容

今回はOpen AI社のChatGPT、X社のGrok(グロック)、Google社のGemini(ジェミニ)を用いて秋華賞を予想。それぞれチャットボットには出走馬に関する情報を与えた上で、秋華賞の1着から3着までの独自の予想根拠を提示するとともに出力するよう質問した。チャットボットに与えた情報の詳細は以下の通り。

  • 枠順
  • 血統
  • 通算成績
  • 前走成績
  • 前走馬体重
  • 鞍上
  • 調教師

ChatGPTの秋華賞予想

機能のアップデート発表でも話題のChatGPT。さらに磨きのかかった見解に期待したい今週の予想はこちら。

  • 1着:カムニャック
  • 2着:エンブロイダリー
  • 3着:テレサ

1着にはオークス馬のカムニャックを推した。ChatGPTは出走馬の中から前走の着順が5着以内で直近に実力が示されていること、京都芝2,000メートルコースで信頼が高い上位人気馬であることに注視して3頭をピック。カムニャックは樫の女王であるだけでなく前走のローズSでも快勝を収めており、外枠の不安こそあるものの地力と実績、勢いで十分カバー可能と判断したようだ。

2着にはエンブロイダリーを予想。G1タイトルを既に手にしている実績馬で、鞍上には名手C.ルメール。ファンの間でも議論が活発な通り2,000メートルの距離が不安視されるが、AIは桜花賞馬の底力で距離克服を信じた形に。

3着予想に入ったのはエンブロイダリーと同じアドマイヤマーズ産駒のテレサ。前走は前哨戦ローズSでカムニャックの2着と好走し優先出走権を確保。前走馬体重438kgと比較的小柄な馬で、京都内回りコースで求められる機動力を備えているとChatGPTはジャッジ。カムニャック、エンブロイダリーほどの実績はないものの、3着への滑り込みは十分可能と踏んだ。

ChatGPTはこの3頭に加えてジョスランとダノンフェアレディをピックアップ。上位指名には至らなかったが、近走の好調と血統の中距離適性から名前が挙がった。

Grokの秋華賞予想

大人気SNS・Xを利用していれば見かけない日はないほどの人気サービスのGrok。ユーザーからの信頼度がさらに向上するであろうズバリ予想が飛び出してほしい今週の予想はこちら。

  • 1着:カムニャック
  • 2着:テレサ
  • 3着:セナスタイル

Grokもやはりカムニャックを信頼。ChatGPT同様実績と勢いを重視したが、Grokは前哨戦の中でもローズSを制覇していることを評価。また鞍上の川田は2023年の秋華賞をリバティアイランドで制しており、管理する友道厩舎も2016年の秋華賞をヴィブロスで制するなど中距離G1に強いことを本命の根拠に挙げた。

2着予想はテレサ。現役時代はマイルで活躍したアドマイヤマーズを父に持つが、母系は欧州中距離の血統。京都内回りで求められるスタミナを持った馬だとジャッジしたようだ。カムニャックの推奨根拠でも挙がったローズS組で、鞍上の松山が2020年の秋華賞をデアリングタクトとともに制していることも信頼に足る材料となったようだ。

3着には超良血馬セナスタイルを推奨。なんとローズSでの上位3頭をそのまま推した形となった。父Sottsassも母父ハーツクライも中距離適性の高い種牡馬で、経験豊富な鞍上、岩田康誠の存在も馬券圏内への推奨の後押しとなった形だ。

その他に挙がった有力馬はダノンフェアレディ、エンブロイダリー、マピュースの3頭。ダノンフェアレディはキズナ産駒の秋華賞の苦戦と紫苑S組であることから割引、エンブロイダリーとマピュースは距離を不安視した。

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Geminiの秋華賞予想

日本ダービーに続く特大ヒットがそろそろ見たいGemini。当然注目の今週の予想はこちら。

  • 1着:ジョスラン
  • 2着:エンブロイダリー
  • 3着:ダノンフェアレディ

なんとなんとGeminiの本命はジョスラン。エフフォーリアの全妹に重い印が回った。秋華賞が行われる京都内回りコースは立ち回りが重要で、ジョスランは2枠3番の絶好枠を引き当てた。前走の紫苑Sは惜しくもケリフレッドアスクにクビ差敗れたものの、上がり33.6の末脚を発揮。血統も三冠牝馬デアリングタクトを輩出したエピファネイアを父に持ち、母父ハーツクライも中長距離血統で申し分ないと評価した。

2番手評価はエンブロイダリー。もちろん桜花賞馬で実績は十分。大敗を喫したオークスに関しては父アドマイヤマーズ、母父クロフネという血統からも明らかに距離が長かったと分析し、秋の巻き返しは可能とジャッジした。鞍上ルメールの存在も大きな強みとしたが、エンブロイダリーは6枠11番と中枠から若干外辺りの位置に入り、枠順の利からジョスランの評価が上回った模様。血統背景を比べてもやはり中距離適性の高さをより感じるのはジョスランというところから優劣がついたようだ。

3着にはダノンフェアレディを指名。こちらは1枠1番と最高の枠を引き当て、ロスの少ない競馬ができそうと高評価。紫苑Sで先着されたジョスランを上回ることができるかはどうかも、馬券内への好走は十分可能とのジャッジだ。

衝撃はやはりカムニャックを馬券圏内から切ったことだろう。Geminiもオークス、そしてローズSの連勝から世代トップクラスの実力馬であることは認めたが、懸念したのは8枠17番という極端な外枠。名手川田の腕を持ってしても枠順不利はリカバー不能とし、今回は予想から外すこととしたようだ。

その他にも前哨戦で好走したケリフレッドアスク、テレサの名前を挙げたが、前者は勝利した紫苑Sがかなりのスローペースで、逃げ馬エリカエクスプレスもいる本番で同様の展開利を得られるかは疑問と判断。後者は直線の長い阪神コースから内回りの京都に替わり前哨戦と同じパフォーマンスができるかは微妙とした模様だ。

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各AIの予想の考察

ChatGPTとGrokはともにカムニャック、テレサを推したが、Geminiは全く真逆の意見を出力した。前者2つのAIサービスはローズS組を評価したが、Geminiは逆に内回りに替わってのパフォーマンス低下の可能性を懸念。小回りコースの中山での重賞を制したジョスランとダノンフェアレディが評価された。

今年の秋華賞は実力が拮抗しており、上位人気馬にも不安があるだけに、チャットボットの予想も三者三様といった様相を呈した。予想に行き詰まった際は、思い切ってAIの予想を参考にしてみるのも選択肢だろう。

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福島啓 Kei Fukushima

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。幼少期からサッカーに熱中し、現在はサッカー、野球、競馬のファン。