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【菊花賞2025】ダービー的中チャットボットが最後の冠に挑む!AIが導き出す推奨馬は

福島啓 Kei Fukushima

【菊花賞2025】ダービー的中チャットボットが最後の冠に挑む!AIが導き出す推奨馬は image

10月26日、中央競馬のクラシック三冠レース第三弾、第86回菊花賞(G1)が開催される。

ここでは、昨今話題のAIチャットボットサービスを用いて今年の菊花賞の1着馬、2着馬、3着馬の予想を出力。上半期の 日本ダービー で見事3連単的中を達成した当企画、最後の冠も見事な的中を見せて、今年のクラシックを締めくくりたい!

Geminiが3連単ズバリ的中の日本ダービーAI予想の回顧記事はこちら!

AIに質問した内容

今回はOpen AI社の ChatGPT、X社の Grok(グロック)、Google社の Gemini(ジェミニ) を用いて菊花賞を予想。それぞれチャットボットには出走馬に関する情報を与えた上で、菊花賞の 1着から3着までの独自の予想根拠を提示するとともに 出力するよう質問した。チャットボットに与えた情報の詳細は以下の通り。

  • 枠順
  • 血統
  • 通算成績
  • 前走成績
  • 前走馬体重
  • 鞍上
  • 調教師

ChatGPT の菊花賞予想

AIチャットサービスといえばのChatGPT。大手サービスらしい堂々の的中が見たい今週の予想はこちら。

  • 1着:エネルジコ
  • 2着:ヤマニンブークリエ
  • 3着:ジョバンニ

本命に挙げたのは エネルジコ。まずドゥラメンテにドイツオークス勝ち馬エノラというスタミナと底力に溢れた配合が長距離に向くと評価し、これまでの3勝や唯一の敗戦である前走の新潟記念も古馬相手の惜敗であることから実力も一番手評価した。

対抗は ヤマニンブークリエ。父は言わずとしれた中長距離王キタサンブラックで、母父チチカステナンゴもフランスの中距離で活躍。血統は文句なしとしつつ、前走セントライト記念で2着と実績と勢いも評価材料に加えた。既に重賞馬のエネルジコと比較すると勝ち切る力では負けるかもとしたが、この高評価となった。

単穴は ジョバンニ。父は菊花賞馬エピファネイアで母系もイギリスの血統。勝ち星こそ少ないものの重賞で二度の連対の安定感があり、休み明けの前走神戸新聞杯も3着で勝利とまではいかないが改めて実力を示した。こちらも勝ち切るまではいかずも安定感があり血統も長距離と向きと評価したため、三番手の評価となったようだ。

Grokの菊花賞予想

人気SNS運営会社が提供するGrok。翻訳機能の精度向上も著しいAIの今週の予想はこちら。

  • 1着:エリキング
  • 2着:ショウヘイ
  • 3着:ヤマニンブークリエ

Grokの1着予想は エリキング。前走神戸新聞杯では強いライバル相手に勝利を収め、AIはトライアル組と菊花賞の相性の良さを示すデータに注目して本命評価。距離延長も名手川田の騎乗で問題なしとジャッジした。父キズナの長距離適性こそ不安視したものの、母父High Chaparralは欧州血統でスタミナも補われていると説明した。

2着予想は ショウヘイ。前走神戸新聞杯は本命のエリキングの2着に入り、トライアル勢の条件クリア。2,400メートルのダービーで3着に入っており、母父オルフェーヴルのスタミナから3,000メートルへの距離延長も可能と踏んだ。管理する友道厩舎は2019年にワールドプレミアで菊花賞を制しており、昨年もアドマイヤテラが7番人気3着。評価材料揃ってのエリキングに次ぐ評価となった。

3着予想は ヤマニンブークリエ。こちらはセントライト記念組からの指名だ。父キタサンブラックは自身が菊花賞馬というだけでなく産駒の長距離成績も良いとし、長距離をこなすにはやや馬体重がありすぎると懸念したものの、距離自体は2,400メートルでの勝ち鞍もありスタミナを信頼。過去にはセイウンスカイで菊花賞圧勝も収めた名手横山典弘のエスコートも信じてのジャッジが下された。

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Geminiの菊花賞予想

二冠目 日本ダービー で見事な3連単的中を見せたGemini。三冠目の菊花賞もピタリと当てて有終の美といきたい今週の予想はこちら。

  • 1着:エリキング
  • 2着:ショウヘイ
  • 3着:レクスノヴァス

注目Geminiの本命は エリキング。春は2,000メートルの皐月賞(11着)から距離が延びた2,400メートルのダービー(5着)で一冠目より着順を上げており、距離は延びて良さが出るとジャッジ。AIが特に評価したのは勝利した神戸新聞杯の内容で、同世代のライバル相手に上がり32.3の鮮烈な豪脚を発揮したことが高い能力の証明であるとした。Grokも挙げた通り、母父の血でスタミナが補強されているとし血統面での心配もないと考察。世代を代表する素質馬が三冠目を制する最有力候補と太鼓判を押した。

対抗は ショウヘイ。ダービー3着の実力馬で、前走はエリキングにクビ差屈したものの、こちらも32.9の上がりを使っており実力は互角との判定。父は2,000メートルの皐月賞を制したサートゥルナーリアだが、母父が三冠馬オルフェーヴルであることが大きな助けになっていると高評価。エリキングにかなり近い、逆転まであり得る二番手評価とした。

3頭目に挙げたのはなんと穴の レクスノヴァス。父キタサンブラックで血統的信頼は厚く、ここまでのキャリア6戦で馬券圏外への敗北がない安定感も評価。近2走は2,600メートルの条件戦を連勝しており、長距離経験と実績が既に豊富なことが他馬にはない強みと説明した。

その他の注目馬にはエネルジコ、ヤマニンブークリエ、ジョバンニを挙げた。

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各AIの予想の考察

今回はGrokとGeminiの本命が一致し、エリキング が高い評価を得た。牧場時代から非常に評価の高い馬で春前は怪我もあって状態が完全には整わなかったと察せられるが、前哨戦でライバル相手を鮮やかに撫で切り菊の舞台へ。AIからの信頼も抜群なようだ。

注目したいのは ヤマニンブークリエ。土曜日時点での人気は7番人気程度だが、ChatGPTとGrokが馬券圏内に予想し、Geminiも3着以内には挙げなかったものの注目馬として言及した。500kg超の大型な中長距離馬で、3,000メートルが未知数なもののそれは他馬にも言えること。京都で父の血が騒ぐ可能性も十分にある。

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Contributing Writer