【有馬記念2025】見どころ・予想・買い目|穴には“あの”中山巧者を指名

一野洋 Hiroshi Ichino

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Jiji Press

史上初となる牝馬の連覇がかかるレガレイラ、昨年3着からの逆襲を狙う2024年ダービー馬ダノンデサイル、そして3歳ながら天皇賞・秋で2着に食い込んだ皐月賞馬ミュージアムマイル。グランプリにふさわしい精鋭が顔をそろえた今年の有馬記念は、世代間の力関係と中山適性が最大の焦点となる。

予想の軸はダノンデサイル

本命はダノンデサイル。
レコード決着となったジャパンカップで3着と、高水準の一戦を地力で押し切った内容は評価が高い。上位2頭が不在となる今回は、能力比較で一歩抜けた存在と言っていい。

昨年の有馬記念は、3歳で未完成ながら逃げて3着。勝ったレガレイラとは0秒2差と、決して力負けではなかった。明け4歳初戦のAJCC(G2/芝2200m)を快勝し、右回りへの不安を払拭。続くドバイシーマクラシックではカランダガンら世界の強豪を完封し、戸崎圭太騎手の「ベリベリホース」という言葉がすべてを物語る。

管理する安田翔伍調教師が当時「もっと良くなる」と語ってから約8か月。完成度を高めて迎えるグランプリは、勝ち切るための条件がそろった。昨年同様に逃げる形になるか、それとも控えるか。マークが厳しくなる今年は、位置取りと仕掛けどころが最大のポイントだ。

穴ならコスモキュランダ

伏兵として注目したいのがコスモキュランダ。近走は結果が出ていないが、中山では別馬。昨年の皐月賞2着をはじめ、中山の重賞では今年9月のオールカマー(G2)を除けば【1-2-1-0】と崩れていない。

中山巧者の人気薄と聞いて思い出されるのは、2007年のマツリダゴッホ。父アルアインもまた、2017年皐月賞を制した中山巧者だった。条件がそろえば一変があっても驚けない存在だ。

相手候補の取捨

ラストランとなるジャスティンパレスとタスティエーラでは、枠順と有馬記念での安定感を重視してジャスティンパレスを上位評価。ジャパンカップでスタート直後に落馬という不運に見舞われたアドマイヤテラは、距離適性の高さから一考が必要だ。

ミュージアムマイルは距離への対応が課題。レガレイラは連覇の重圧と乗り替わりが懸念材料となり、いずれも押さえまでの評価とした。

買い目

3連単フォーメーション(20点)

1着:(9)ダノンデサイル

2着・3着:(3)ジャスティンパレス、(4)ミュージアムマイル(5)レガレイラ、(10)コスモキュランダ、(13)アドマイヤテラ

ダノンデサイルの地力を信頼し、相手は中山適性と一発の可能性を重視した構成で勝負したい。

有馬記念2025概要

  • レース名(グレード):第70回有馬記念(G1)
  • 開催日:日本時間2025年12月28日(日)
  • 発走時刻:15時40分
  • 競馬場:中山競馬場(千葉県船橋市)
  • 距離:芝2500m
  • 条件:3歳以上 オープン(国際)牡・牝(指定) 定量

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Editorial Team