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【元競馬記者が解説】ジャパンカップ2025 追い切りベスト3&全頭調教評価 出走馬分析

阿部泰斉 Taisei Abe

【元競馬記者が解説】ジャパンカップ2025 追い切りベスト3&全頭調教評価 出走馬分析 image

Jiji Press

11月30日(日)、東京競馬場でジャパンカップ(G1、芝2400メートル)が行われる。世界ランク1位の海外馬、3世代のダービー馬、天皇賞馬など秋の府中に超注目メンバーが名を連ねた。

ジャパンカップ2025 注目出走馬&みどころ

注目馬①マスカレードボール

前走天皇賞秋でG1初制覇を果たした マスカレードボール(牡3、手塚)が人気を集めそうだ。春のクラシックは皐月賞3着、ダービー2着とあと少しの競馬が続いた。菊花賞をパスして臨んだ前走は、皐月賞馬ミュージアムマイル(牡3、高柳大)を破って勝利。実力は申し分ない。

前走の共同会見で手塚師は「一番の舞台」と東京芝2000メートルの高い適正を評価。今回は距離延長で、スタンド前発走や待機所から発走地点まで距離がある点などが鍵になる。前走でゲート前まで誘導したステイブルメイトのソールオリエンス(牡5、手塚)が出走しておらず、テンション面のチェックは最大ポイントだ。中3週での短い間隔を攻略できるかも重要なポイントだ。

注目馬②クロワデュノール

ダービー馬で凱旋門賞にも挑戦した クロワデュノール(牡3、斉藤崇)ももちろん主役の1頭。2歳時に出世レースの東スポ杯2歳Sを勝利すると、ホープフルSでG1初制覇。勝利後、鞍上の北村友騎手が流した涙は記憶に残っているファンも多いのではないだろうか。クラシック初戦の皐月賞は2着に敗れたものの、続く東京優駿では先行抜け出し勝ち。実力の高さを表明した。

今秋は海外遠征で9月に始動。G3フランスドランジュ賞では凱旋門勝馬となるダリズを下した。その凱旋門賞は重い馬場やスローペースでの先行など多くが噛み合わず、14着。迎える秋再始動戦、5戦全連対の国内で実力を再証明できるか。

注目馬③カランダガン

世界ランク1位の名馬・カランダガン( セ4、グラファール がフランスから参戦。海外G1で3連勝&7戦連続連対中。近年の同レースでは間違いなく実力トップの名馬が来日を果たした。

今年4月のドバイシーマクラシックでは今レースにも出走する複数の日本馬とも対戦。ダノンデサイルの2着に敗れたが、同馬はこのレースが約半年ぶりの実戦だった。加えて道中は超スローペース。勝ち馬の後ろをぴったりと追走し、直線では同じだけの伸び脚をみせていた。今秋初戦の10月英チャンピオンSを勝利し、たたき2戦目で迎える今回、調子はどうか。

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ジャパンカップ2025 調教評価ベスト3

第3位 ダノンデサイル

ダービー馬は伊達じゃない。1週前追い切りは栗東Cウッドの3頭併せ。1頭先行馬に遅れたものの、走りのバランスがとにかく良かった。体幹がしっかりとしており、軸が全くぶれない走りは素質の高さの証明だ。

最終追い切りでも強い負荷が掛けられ、1週前よりもパワーアップした動きを披露。3位となった点は、少し馬体が立派に映る点だ。その分が1週前追い切りの最後の遅れにつながったと考えられる。ここをたたいて、次が絶好調か。

第2位 マスカレードボール

G1・2連勝へ視界良好だ。特に評価したいのは1週前の美浦ウッドでの追い切り。前走天皇賞・秋の追い切りでは、テンション面を考慮された分休み明けだが全体時計は遅かった。それが今回は3頭併せを行い、ペースが上がった分強い負荷を掛けられた。

しまいで先行馬に遅れたものの、鞍上は強く追うことがなくフィニッシュ。ここはテンションを高めないためにも、馬のリズムを重視して終わったものと言える。

最終追い切りの坂路も馬なりで軽やかに先着。状態面は言うことなく、後は当日のテンション面が要チェックだ。

番外編 ダービー馬・クロワデュノールはランク外 1週前に気になる点が…

今年のダービー馬・クロワデュノールはランクインを逃した。気になるのは1週前追い切り。とにかく走りのバランスが悪かった。上体と下半身が連動出来ておらず、フットワークがバラバラ。好走したダービー時との比較では、全くといって別馬と言える仕上がりだった。

しかし、最終追い切りでは数段の良化をみせた。首が使えるようになり、ちぐはぐだったフットワークはバランスが良くなっていた。C・デムーロ騎手が騎乗した点や、日曜にも負荷を掛けられていた点などが良化につながったとみられる。それでも、1週前までの状態を見る限りは決して万全の過程を過ごしてきたとは言えない。

第1位 タスティエーラ

前走とは見違えるほど良化している。天皇賞秋の1週前追い切りは、美浦ウッドで行われた2頭併せ。追走の形で行われた。直線では鞍上の手が動きながらも反応がゆっくり。じわじわと伸び、トップスピードに入り切る前にゴールを迎え、併入がやっとだった。

今回の1週前追い切りは違う。併せ馬で先行して直線を迎えると、鞍上から大きなサインが送られることなく軽やかにスピードアップ。終始強く追われることはなかったが、追走してきたダノンベルーガを全く寄せ付けなかった。

最終追い切りも同様。前走の美浦ウッドでは追走して直線に入りながらも、先行馬との差を縮めることができずに終了。動きに重さが感じられた。

今回は真逆。高く脚が上がり、前走とは違う軽さをみせると、直線に入ってからは馬なりでトップスピードへ。シュトルーヴェも前走並にいい動きをみせたが、子供扱いした。

調教後馬体重も前走が513キロに対し、今回が504キロとシェイプアップ。抜群の調子だと言える。

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ジャパンカップ2025 全頭調教評価

ここでは出走予定馬の調教の動きをS、A、B、C、Dの5つまでで判定する。前回のマイルチャンピオンシップはS評価のガイアフォースが2着に好走した。

Sが最高評価。Aは好評価。Bは順調。Cは状況を見て抑えたい馬。Dは今回は見送りか

同ランクの中でも、左から順に上位評価とする。

  • S:タスティエーラ、
  • A:マスカレードボール、ダノンデサイル、シンエンペラー、ジャスティンパレス
  • B:カランダガン、クロワデュノール、ディープモンスター、ドゥレッツァ、ヨーホーレイク、アドマイヤテラ
  • C:サンライズアース、セイウンハーデス、ブレイディヴェーグ、コスモキュランダ
  • D:シュトルーヴェ、ホウオウビスケッツ、ダノンベルーガ

News Correspondent