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【ホープフルS 2025】AI注目はやはりあの種牡馬産駒!人気AIサービスの見解やいかに

福島啓 Kei Fukushima

【ホープフルS 2025】AI注目はやはりあの種牡馬産駒!人気AIサービスの見解やいかに image

12月27日、中央競馬の2歳中距離王者決定戦、第42回ホープフルステークス(G1)が開催される。

ここでは、昨今話題のAIチャットボットサービスを用いて今年のホープフルSの1着馬、2着馬、3着馬の予想を出力。1戦1勝の有力馬ラヴェニューが回避し、上位人気のオッズはバラけた状態。もちろん伏兵の一撃にも注目だ。AIは2歳中距離G1をどう読み解く!?

Geminiが3連単ズバリ的中の日本ダービーAI予想の回顧記事はこちら!

AIに質問した内容

今回はOpen AI社の ChatGPT、X社の Grok(グロック)、Google社の Gemini(ジェミニ) を用いてホープフルSを予想。それぞれチャットボットには出走馬に関する情報を与えた上で、ホープフルSの 1着から3着までの独自の予想根拠を提示するとともに 出力するよう質問した。チャットボットに与えた情報の詳細は以下の通り。

  • 枠順
  • 血統
  • 通算成績
  • 前走成績
  • 前走馬体重
  • 鞍上
  • 調教師

ChatGPT のホープフルS予想

先週の 朝日杯FS では本命ダイヤモンドノット、対抗アドマイヤクワッズ、単穴カヴァレリッツォという印を打ったChatGPT。順番こそ違ったものの、エコロアルバとリアライズシリウスの評価は下げる読みで、実質3連複を的中させた。AIサービス大手の意地を引き続き見せたい今週の予想はこちら。

  • 1着:ジャスティンビスタ
  • 2着:アンドゥーリル
  • 3着:バドリナート

ChatGPTの本命は ジャスティンビスタ。評価材料は直近のレース経験と成績のようで、ホープフルSと同距離の京都2歳Sを制したことを高く評価した模様。血統を見ても父サートゥルナーリアに母父ディープインパクトという構成で、どちらも現役時代に中山芝2,000mのG1を制している種牡馬。タフさと上がりの脚を両立することのできる背景が血統にあると読んだ。

対抗は アンドゥーリル。ジャスティンビスタと同様こちらもサートゥルナーリア産駒で、先週のカヴァレリッツォに続く2週連続の産駒好走を期待しているようにも見える。こちらは前走勝利したアイビーSのレース後に鞍上の川田が精神面での幼さについて言及していたことに注視して評価を下げたようだが、G1の舞台と2,000mへの距離延長にも対応可能と見解を示した。

単穴は未勝利戦と萩Sを連勝中の バドリナート。こちらは父コントレイル、母父Galileoという血統構成から中山コースで求められるタフさを備えた馬であると説明。さらに前走は稍重の馬場での勝利で、馬場が渋っても力を出せていることも高評価した。

ChatGPTはその他の注目馬としてショウナンガルフ、アスクエジンバラの名前もピックアップ。どちらも重賞の舞台で速い脚を使っていることをポイントとして挙げた。

GrokのホープフルS予想

先週はアドマイヤクワッズ、ダイヤモンドノットは挙げられたものの肝心のカヴァレリッツォを挙げられずのGrok。リベンジを果たしてほしい今週の予想はこちら。

  • 1着:アンドゥーリル
  • 2着:ショウナンガルフ
  • 3着:ジャスティンビスタ

Grokが一番手の評価に推してきたのは アンドゥーリル。前走は2番手から進めた競馬で勝利を収めており、中山で求められる先行力を評価した形だ。G2時代も含む過去10年のホープフルSでキングカメハメハ系は父サートゥルナーリア含む3勝を挙げており、血統面も評価をしての本命と印となった。

2着は ショウナンガルフ の予想。前走は洋芝の札幌での重賞を勝利しており、タフな暮れの中山コースへの適性もにらんだ。アンドゥーリルとの評価の差は「レース間隔」のようで、本馬は今回が3ヶ月半の休養明け。ショウナンガルフより1ヶ月ほど間隔の詰まっているアンドゥーリルのローテをより信頼したとのことだ。

3着予想は ジャスティンビスタ。重賞馬だが、その重賞勝ちは後方からの差し切りで収めたものであり、今回の内枠では前が壁になる可能性を考慮し評価を下げたとのこと。また、平坦な京都コースから直線急坂の中山コースへ替わること、関東遠征が初めてであることを懸念材料に挙げていた。

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GeminiのホープフルS予想

先週はアドマイヤクワッズを本命、対抗をカヴァレリッツォとしたものの、ダイヤモンドノットを距離不安で嫌ってしまったGemini。そこそこに説得力のある予想はするだけに、結果がついてきてほしい今週の予想はこちら。

  • 1着:アンドゥーリル
  • 2着:ジャスティンビスタ
  • 3着:ショウナンガルフ

Geminiが本命の印を託したのも アンドゥーリル。前走勝利したアイビーSは過去にドウデュースやクロノジェネシスといった名馬たちが勝利した出世レースで、血統も父はホープフルSと皐月賞を制したサートゥルナーリア、母父は有馬記念を制したオルフェーヴルと、中山コースに強い構成。川田・中内田のコンビも「黄金タッグ」と称するほど信頼につながっているようだ。

2着3着の順番はGrokと逆で、Geminiは2着に ジャスティンビスタ の好走を予想している。内枠であることを嫌ったGrokとは対照的に、こちらは内に入ったことで小回りの中山でもロスなく運べると評価。アンドゥーリル同様サートゥルナーリアの産駒で、母父がタフさではなくキレ味系のディープインパクトな分評価を下げたものの、こちらは「既に2,000mの重賞を勝利している」という実績が魅力とした。

3着予想に入ったのが ショウナンガルフ。こちらはGrok同様、洋芝の札幌2歳Sの覇者であることを高く評価し、同重賞の過去の勝ち馬にはジオグリフやソダシといった近年の名馬も名を連ねていることをポジティブな材料として紹介した。血統面ではハービンジャー産駒であることに注目し、有馬記念を制したブラストワンピースの名前を挙げて冬の中山への強さを強調した。嫌った理由もGrokと同じくレース間隔が少し空いてしまったこととしたが、重賞勝ちもしている地力で馬券圏内への好走確率は高いと評した。

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各AIの予想の考察

3つのAIはどれも似たような馬を推奨したが、順番が違ったり評価のポイントが違ったりと十分に各々の色が出た結果となった。特にAIからの信頼を集めたのは アンドゥーリル。父は現役時代にホープフルSと皐月賞を制しているサートゥルナーリアで、前走も出世レースと名高いアイビーSを勝利。カヴァレリッツォに続く2週連続サートゥルナーリア産駒G1勝利に期待がかかる。

注目したいのはChatGPTが挙げた バドリナート。こちらは今年産駒デビューとなったコントレイルが送り出す素質馬だ。前走は評判馬キッコベッロに1馬身差をつけリステッドの萩Sを勝利しており、連勝の勢いとともにG1の舞台へと向かう。サートゥルナーリアだけでなくコントレイルも現役時代にホープフルSと皐月賞を勝利している種牡馬なだけに、AIの根拠に則るならこちらも捨てがたい存在だ。

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Editorial Team