【京成杯 2026 回顧】早くもクラシック級の実力を証明!? 歴代G1馬と重なるレースラップを制したグリーンエナジーの価値とは?

加藤雅大 Masahiro Kato

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Jiji Press

写真はイメージ

1月18日(日)、中山競馬場芝2000mで行われた京成杯(G3)。

2番人気・グリーンエナジーが先行早めで抜け出したマテンロウゲイルを捕らえ、差し切り勝ち。デビュー3戦目で重賞初タイトルを獲得した。2番人気→6番人気→1番人気の決着。3連単配当は14,410円。

グリーンエナジーが前有利を差し切るインパクトの強い勝利

レースは、ジーネキングが逃げる展開。2番手以降にはソラネルマン、ステラスペース、マテンロウゲイルが続く隊列となった。4コーナーを過ぎても依然隊列は変わらず、直線でソラネルマンとマテンロウゲイルが競り合う形に。そこに内から外へ持ち出したグリーンエナジーが圧巻の末脚でまとめて差し切った。

前・後半5F 59.9-59.4のやや遅い流れ、さらにラスト3Fは11.7-11.3-11.7と前が残りやすい展開だった。勝ち馬グリーンエナジーは道中11番手からの競馬と、決して展開が向いたとは言えない中、直線での凄まじい末脚は相当強いレース内容と言える。

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グリーンエナジーは早くもクラシック級の実力を証明!?

グリーンエナジーはこれがキャリア3戦目。

今回は前走とは異なり後方からの競馬を強いられたが、このレースで唯一の33秒台となる、上がり3F33.8秒の末脚をマーク。初の中山競馬場も関係なしのパフォーマンスで勝ち切ってみせた。

レース後、戸崎圭太騎手は「まだ緩さはありますが、1戦ごろしっかり来ていますし、ポイントになるテンションも落ち着いてきている。クラシック路線で活躍して欲しい。」とコメント。まずは同舞台で行われる皐月賞がターゲットとなるが、まだまだ馬体が緩い中でも、この強さは相当なもの。

そんなグリーンエナジーは早くもクラシック級のポテンシャルがあることも証明された。

今年の京成杯は前述の通り、ラスト3F 11.7-11.3-11.7というレースラップ。2003年以降の京成杯において、ラスト2Fがそれぞれ11秒台のレースラップを制したのはグリーンエナジーを除いて過去4頭。そのうちエイシンフラッシュ・ソールオリエンス・ダノンデサイルの3頭が春のクラシックを掴み取っている。

近年クラシックへの登竜門ともなりつつある京成杯。そのレースにふさわしい内容で勝ち切っており、クラシックへ向けて、楽しみな逸材が現れた。

◆京成杯 ラスト2F それぞれ11秒台のレースラップを制した馬(その後のタイトル)

2024年 ダノンデサイル(日本ダービー、ドバイシーマクラシック)

2023年 ソールオリエンス(皐月賞)

2012年 ベストディール

2010年 エイシンフラッシュ(日本ダービー、天皇賞(秋))

※2003年以降

◆勝ち馬 プロフィール

グリーンエナジー 3 戸崎 圭太

父:スワーヴリチャード

母:シンバル2(母父:Singspiel)

調教師:上原 佑紀(美浦)

馬主:鈴江 崇文

生産者:辻牧場

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