【フェアリーS 2026 回顧】スプリント適性が問われ3連単87万の大波乱! ブラックチャリスは成長次第で桜花賞激走も!?

加藤雅大 Masahiro Kato

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Jiji Press

写真はイメージ

1月11日(日)、中山競馬場芝1600mで行われたフェアリーステークス(G3)。

ゴール前で3頭の大激戦を津村明秀騎手騎乗のブラックチャリスがわずかに抜け、重賞初タイトルを獲得。5番人気→10番人気→11番人気の決着で3連単87万9080円の高配当となった。

スプリント適性が色濃く問われたハイペース戦

レースは1枠1番レオアジャイルが好スタートから主導権を握り、前半3F34秒1という速い流れ。序盤は縦長の隊列となったが、4コーナーでは各馬が一団となって直線へ向かう展開となった。

直線でもレオアジャイルの脚色は衰えず、2枠4番ビッグカレンルーフ、外から8枠15番ブラックチャリスが並びかけ、3頭によるデッドヒートに。最後は外から伸びたブラックチャリスがわずかに先頭でゴールインした。

前・後半3Fは【34.1-35.6】と前半が1.5秒も速いハイペース。1~3着馬はそれぞれ前走1400m以下からの臨戦過程。マイル戦ながら、スプリント特有の速い流れへの適性が問われるレースとなった。

また、5着以内馬はいずれも4コーナーを4番手以内で通過。後方勢は追走に脚を使わされ、人気を集めた1番人気ピエドゥラパンは10着、2番人気ギリーズボールは13着と大敗。これまで緩い流れの1600m戦しか経験していなかった点が、結果として露呈する形となった。

ブラックチャリスは高速決着となれば桜花賞でも面白い存在に

勝利したブラックチャリスはこれがデビュー4戦目。

函館芝1200mの新馬戦を2歳コースレコードで快勝し、続く函館2歳ステークス(G3)でも2着と、早くからスピード能力を示してきた。

11月のファンタジーステークス(G3)では、1400mに距離を延ばし4着。瞬発力勝負で切れ負けしたものの、勝ち馬フェスティバルヒルとは0.1秒差と内容は決して悪くなかった。

今回はさらに200m延長となるマイル戦。距離不安を払拭する勝利で、適性の幅を大きく広げた形だ。

レース後、津村明秀騎手は「マイルは正直言ってギリギリですが、これからスタミナがついてくればもっとやれると思う」とコメント。

母ゴールドチャリスは芝の1200~1400mで計3勝。牝系はスプリント向きであることに疑いはないが、本馬の父はキタサンブラック。血統的にも奥が深く、今後距離をカバーできる可能性は十分にある。

高速決着になりやすい桜花賞の舞台設定を考えれば、レコードホルダーとして激走の可能性も高く、今後の成長次第では面白い存在になりそうだ。

上位馬寸評

1着 ブラックチャリス 津村 明秀

8枠からまずまずのスタートで、道中4番手付近で流れに乗る競馬。真ん中のポジションをしっかり確保し、直線ではやや外からしっかりと伸び切った。

これまでデビューから1200m→1200m→1400mと、1600mへの距離不安も払拭。マイルは鞍上のコメントからもギリギリの距離で、今後の成長に期待したい。

2着 ビッグカレンルーフ 松岡 正海

内でロスなく立ち回り、直線で鋭く脚を伸ばして2着に好走。展開が噛み合った面はあるものの、中央では8月のすずらん賞(OP)勝ちに続き、重賞でも好走を見せた点は評価できる。

ホッカイドウ競馬からの転厩初戦で賞金を加算し、桜花賞出走へ大きく前進した。

3着 レオアジャイル 横山 典弘

好スタートを決め、これまでのデビュー2戦とは打って変わって逃げの競馬に。速いペースで通過しながら直線でもしっかりと脚を残し、横山典弘騎手の好騎乗が光った。

賞金を積み切れなかった点は惜しいが、1600mの重賞で3着は今後に繋がる内容だった。

5着 サンアントワーヌ 戸崎 圭太

前走とは一転、五分のスタートで道中6番手のポジションから競馬。外から手応えよく直線を迎えたものの、ささる面をみせブラックチャリスと衝突寸前の場面も。スムーズに加速できず、5着という結果に終わった。

やはり左回りの方が良い印象で、直線の長い東京で見直したい存在だ。

◆勝ち馬 プロフィール

ブラックチャリス 牝3 津村 明秀

父:キタサンブラック

母:ゴールドチャリス(母父:トゥザワールド)

調教師:武 幸四郎(栗東)

馬主:フィールドレーシング

生産者:ノーザンファーム

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