11月30日(日)にジャパンカップ(G1)が東京芝2400mを舞台に行われる。天皇賞(秋)を制したマスカレードボールやダービー馬のクロワデュノール、ダノンデサイル、タスティエーラなどが出走する。
本記事では過去10年分のデータからレースを分析。本命馬とともに、買い目を展開していく。
◆ジャパンカップ レースの特徴
ジャパンカップは東京競馬場の芝2400mを使用。直線の途中からスタートし、1周少々走るコースレイアウト。
スタートから最初のコーナーまでは約400mと長く、序盤は落ち着いたペースになりやすい。道中も緩やかな流れで進むことが多く、最後には東京名物約525mの長い直線が待ち受ける。残り400m地点には高低差約2mの上り坂があり、ここを越えてからが本当の勝負どころ。坂を越えた後の残り300mでどれだけギアを上げられるかが鍵を握り、直線での加速力が明暗を分ける。
そのため求められるのは、中盤でしっかり折り合いをつけられる精神面に加え、ラストで一気にトップスピードへ持ち込める瞬発力。スピード・スタミナ・瞬発力 をハイレベルで兼ね備えた総合力の高い馬が結果を残しやすい。まさに王道の舞台と言える。
◆ジャパンカップ 枠順 別成績
1枠【5-3-1-7/16】勝率31.3% 連対率50.0% 複勝率56.3%
2枠【1-0-4-13/18】勝率5.6% 連対率5.6% 複勝率27.8%
3枠【3-1-1-15/20】勝率15.0% 連対率20.0% 複勝率25.0%
4枠【0-2-0-18/20】勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
5枠【0-2-0-18/20】勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
6枠【0-2-0-18/20】勝率0.0% 連対率10.0% 複勝率10.0%
7枠【1-1-1-21/24】勝率4.2% 連対率8.3% 複勝率12.5%
8枠【0-0-2-24/26】勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率7.7%
※過去10年
最多5勝を挙げているのは「1枠」。2023年イクイノックス(1番人気1着)、2021年コントレイル(1番人気1着)など人気馬の好走が多いものの、2017年シュヴァルグラン(5番人気1着)のように5番人気で勝ち切った例もあり、人気に関わらず注目すべき枠だ。
一方、8枠は3着2回のみと苦戦傾向。前述の通り、東京芝2400mはペースが落ち着きやすく直線勝負になりやすいが、外枠からだとスタートから好位置を取るのが難しく、直線で差しきれないケースが多い。
また、1~3枠からは過去10年の馬券内30頭中19頭が好走。スタート後すぐに良いポジションが取れる内枠は、押さえておきたい。
◆ジャパンカップ 脚質別成績
逃げ【1-3-1-6/11】勝率9.1% 連対率36.4% 複勝率45.5%
先行【4-3-3-27/37】勝率10.8% 連対率18.9% 複勝率27.0%
差し【5-5-5-56/71】勝率7.0% 連対率14.1% 複勝率21.1%
追込【0-0-0-44/44】勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
捲り【0-0-0-1/1】勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
※過去10年
◆ジャパンカップ 上がり3F別成績
1位【4-3-0-6/13】勝率30.8% 連対率53.8% 複勝率53.8%
2位【3-2-2-5/12】勝率25.0% 連対率41.7% 複勝率58.3%
3位【2-0-1-5/8】勝率25.0% 連対率25.0% 複勝率37.5%
4.5位【0-6-3-13/22】勝率0.0% 連対率27.3% 複勝率40.9%
6位以下【1-0-3-105/109】勝率0.9% 連対率0.9% 複勝率3.7%
※過去10年
逃げは【1-3-1-6/11】と高い連対率・複勝率を記録。ペースが緩みやすいジャパンカップでは、昨年2着同着のシンエンペラー・ドゥレッツァのように前で運んだ馬がそのまま粘り込む展開も十分にあり得る。
一方で、勝利に関しては先行が4勝、差しが5勝と中心。直線が長いとはいえ、道中の位置取りが悪いと致命的で、追込は【0-0-0-44/44】と壊滅的。極端な後方からでは、届かないのが現状だ。
また上がり3F順位別では、1~3位の馬が計9勝。ある程度前の位置で脚を溜めつつ、ラストで確実な瞬発力を繰り出せるタイプが最も勝利に近い。
◆ジャパンカップ 年齢別成績
3歳【1-5-2-15/23】勝率4.3% 連対率26.1% 複勝率34.8%
4歳【4-4-4-37/49】勝率8.2% 連対率16.3% 複勝率24.5%
5歳【5-2-3-32/42】勝率11.9% 連対率16.7% 複勝率23.8%
6歳以上【0-0-0-50/50】勝率0.0% 連対率0.0% 複勝率0.0%
※過去10年
年齢別成績では、3~5歳が上位争いの中心。特に5歳馬は最多5勝を記録しており、安定した成績を残している。
また3歳馬は勝利数こそ少ないものの、連対率・複勝率は高く、出走総数が少ない中でも好走馬を多く出している。古馬対戦となる3歳馬にも十分チャンスがある。
一方で、6歳以上は【0-0-0-50/50】と壊滅的。今年の出走馬ではジャスティンパレスやディープモンスターなどが該当している。特にジャスティンパレスは前走天皇賞(秋)で3着と好走していることからある程度人気が予想されるが、年齢データの面では明確な割引材料だ。
◆ジャパンカップ 前走着順別成績
1着【6-4-4-23/37】勝率16.2% 連対率27.0% 複勝率37.8%
2着【1-1-0-19/21】勝率4.8% 連対率9.5% 複勝率9.5%
3着【1-1-1-5/8】勝率12.5% 連対率25.0% 複勝率37.5%
4.5着【1-3-2-27/33】勝率3.0% 連対率12.1% 複勝率18.2%
6~9着【1-0-1-28/30】勝率3.3% 連対率3.3% 複勝率6.7%
10着以下【0-2-1-32/35】勝率0.0% 連対率5.7% 複勝率8.6%
※過去10年
前走着順別の成績を見ても、前走で結果を残した馬がそのまま好走しやすい傾向が出ている。特に前走1着馬は【6-4-4-23/37】で最多6勝。しかも近3年連続で勝利中だ。過去10年の馬券内の半数近くが前走1着で、前走レースの格に関わらずしっかり勝ち切ってここへ挑む馬が最も信頼できる。
今年の出走馬で前走1着はカランダガン、ディープモンスター、マスカレードボールの3頭。データ上ではこの3頭が最もプラス材料。勢いという点で明確に評価すべき存在だ。
ジャパンカップ 2025予想印
本命⑮ マスカレードボール
前走天皇賞(秋)でG1初タイトルを獲得した3歳馬。
この馬が最も強いパフォーマンスを見せたのは前走ではなく、同じコースで行われた2走前の日本ダービー。同舞台では不利な8枠から中団で控える競馬、クロワデュノールに敗れはしたものの0.1秒差の2着入った。
この日は前残りが顕著な馬場状態で、上位に入ったのはいずれも前のポジションで競馬を進めた馬。枠順さえ違えば逆転もあり得た、負けて強しの競馬だった。
さらに前走天皇賞(秋)では同じく中団からレースを進め、上がり3F32.3秒の強烈な末脚で勝利。しっかりと勝ち切って見せた。前走天皇賞(秋)1着からこのレースへ挑むローテーションは、過去10年で【3-0-2-0/5】と全て馬券内に好走している。
このレースのポイントとなる「ある程度の位置からラストで確実な瞬発力が使える馬」に最もマッチ。やや外の7枠15番となったが、ここは本命として据える。
対抗② クロワデュノール
今年の日本ダービーで世代の頂点に立った3歳馬。
その日本ダービーでは道中3.4番手からレースを進め、残り400m過ぎから先頭に。そのまま押し切る正攻法の競馬で栄冠を掴んだ。今回再戦となるマスカレードボールとは過去3戦、全てで先着を果たしている。
この馬の魅力は総合力の高さ。ある程度前のポジションでレースを進め、しっかりと良い脚を伸ばす、どのコースでも対応できるタイプだ。同年ダービー馬のジャパンカップ挑戦は、過去10年で【0-2-1-0/3】。勝利こそないが、全てで好走している。
今回は絶好枠の1枠2番をゲット。状態面での心配材料もあるが、本来のポテンシャルを発揮できれば、好走の可能性は高い。
穴馬⑤ サンライズアース
今年3月に重賞初制覇を飾った4歳馬。
前走京都大賞典では、序盤から先頭に立つ逃げの競馬。最後は惜しくもディープモンスターに交わされ2着となったものの、他馬よりも重い斤量58kgだったことを考慮すると十分評価できる内容だった。
今回は内目の3枠5番をゲット。隣には同じく先行タイプのホウオウビスケッツがいるものの、すんなりスタートから前の良いポジションを取れる可能性が高い。切れる瞬発力はないが、道中スローの前残りとなれば、昨年のように逃げがそのまま残るケースも十分にあり得る。配当妙味も大きく押さえておきたい1頭だ。
ジャパンカップ 2025の印
◎⑮ マスカレードボール
〇② クロワデュノール
▲⑤ サンライズアース
☆⑪ アドマイヤテラ
△① ジャスティンパレス
△⑥ ホウオウビスケッツ
△⑭ ダノンデサイル
ジャパンカップ 2025の買い目
- 馬連 ②ー⑮(1点)
3連複 ②ー⑮ー①⑤⑥⑪⑭(5点)
計6点で勝負。
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