【随時更新・動画あり】2025夏の甲子園 全ホームラン一覧|107回全国高校野球選手権大会

阿部泰斉 Taisei Abe

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Jiji Press


第107回全国高校野球選手権大会が8月5日に甲子園球場で開幕した。ここでは今大会の本塁打を一覧にしてまとめる。

2024年春に低反発バットが導入され、昨夏甲子園の本塁打数は「7」だった。従来のバットを使用した最後の甲子園・2023年夏の本塁打数は「23」。低反発バット2年目の夏、長打数に変化は起きるか。


2025夏の甲子園ホームラン一覧 2年ぶりに本塁打数2桁突入!低反発バットに〝慣れ〟の兆しか

大会第10号 東洋大姫路・桑原大礼捕手(2年)

大会13日目準々決勝第4試合、沖縄尚学(沖縄)と東洋大姫路(兵庫)の一戦。1点を追う3回無死。沖縄尚学の好投手・新垣有紘投手(2年)が投じた内角低め140キロを左翼席へ運んだ。1回戦の第一打席以来無安打が続いていた桑原は、この一発が11日ぶりの安打となった。

 

試合は沖縄尚学が2ー1で勝利した。

大会第9号&個人第2号 日大三・田中諒内野手(2年)

今大会初の個人第2号が飛び出した。大会13日目準々決勝第2試合、日大三(西東京)と関東第一(東東京)による東京対決の1戦。4ー2と2点リードの5回2死。4番の田中は打った瞬間それと分かる豪快な一発を左翼席へ放り込んだ。

 

試合は5-3で日大三が東京ダービーを制し、準決勝進出を決めた。

大会第8号 山梨学院・横山悠捕手(3年)

4日ぶりの一発は昨夏の甲子園優勝投手からだった。大会第13日目準々決勝第1試合、山梨学院(山梨)と京都国際(京都)の準々決勝。0ー1と1点を追う2回。4番の横山が京都国際・西村一毅投手の4球目137キロ直球を左翼席へ運んだ。打った瞬間の豪快な本塁打に山梨学院は一気に勢いづき、この回一挙5点を獲得した。

 

試合は11ー4で山梨学院が勝利し、初の4強入りを決めた。

大会第7号 仙台育英・高田庵冬内野手(3年)

3日ぶりの一発は8番打者が繰り出した。大会第9日目第1試合、仙台育英(宮城)と開星(島根)の2回戦。5ー2と3点リードの8回1死、8番の高田はフルカウントから7球目112キロカーブを振り抜くと、打球は左中間スタンドへ。6ー2となり、試合を決定づけた。

 

試合は仙台育英が勝利し、3回戦進出を決めた。

大会第6号 日大三・田中諒内野手(2年)

試合を決めた一打だった。大会第6日目第4試合、日大三(西東京)と豊橋中央(愛知)の2回戦。同点の8回無死、4番の田中は真ん中直球138キロを振り抜くと、打球は綺麗な放物線を描いてレフトスタンドへ。3-2となり、勝ち越しを決めた。

 

この1点を守り抜いた日大三が豊橋中央を下し、3回戦進出を決めた。

大会第5号 高川学園・遠矢文太捕手(3年)

今大会注目左腕からの一発だった。第4号と同試合、2点ビハインドの2回無死。打席には身長180センチ、体重90キロの4番・遠矢。未来富山先発・江藤蓮投手(3年)の甘く入った110キロカーブを豪快に振り抜くと、打球はあらかじめ深く守っていたレフトの頭を越えてスタンドへ。逆転の狼煙を上げるソロとなった。

 

試合はこの一打で勢いづいた高川学園が8-5で未来富山を下した。

大会第4号 未来富山・中込大捕手(2年)

今大会2年生第1号が飛び出した。大会第6日目第3試合、未来富山(富山)と高川学園(山口)の2回戦。0-0の初回1死一塁、3番の中込は高く入った127キロ変化球を強振。ライトスタンドのポール際へ飛び込む2ランとなった。

 

未来富山は春夏通じて甲子園初出場。甲子園での初得点が本塁打で記録された。

大会第3号 西日本短大付・山下航輝捕手(3年)

3日ぶりの一発が飛び出した。大会5日目第1試合、西日本短大付(福岡)と弘前学院聖愛(青森)の1回戦。0-0と同点の4回2死一塁。6番山下は2球目の119キロスライダーを振り抜くと、打球は右中間スタンドに到達。試合を動かす本塁打となった。

 

試合は西日本短大付が4ー3で勝利した。

大会第2号 鳴門・橋本朋来投手(3年)

大会2日目第4試合、鳴門(徳島)と天理(奈良)の1回戦。1ー3と2点を追う4回無死一塁。5番の橋本朋来投手(3年)が初球の110キロ変化球を振り抜くと、打球は左翼席へ一直線。同点の2ランとなり、自らを援護する一発となった。

 

試合は鳴門が5-4で勝利した。

大会第1号 仙台育英・原亜佑久外野手(3年)

大会2日目第1試合、仙台育英(宮城)と鳥取城北(鳥取)の1回戦。仙台育英4点リードの5回無死。2番の原亜佑久(はら・あゆひさ)外野手(3年)が初球の125キロ変化球をバックスクリーン右にたたき込んだ。

 

試合は仙台育英が5-0で勝利した。

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阿部泰斉 Taisei Abe

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。法大を卒業後、スポーツ新聞社に就職。アマチュア野球、競馬の担当を経て2024年に退職。現在はお笑い芸人として日々鍛錬を積んでいる。新聞社時代、野球担当では高校までの野球部経験を活かして甲子園取材を経験。競馬担当では美浦トレーニングセンターでの日々の調教から、競馬場でのレース取材まで幅広く担当。結果を出す馬の特徴を研究した。