ジェシー『バム』ロドリゲス(米国)は、パウンド・フォー・パウンド(PFP)ナンバー1ファイターになることを目指している。
その第一歩として、現地7月19日(土)にテキサス州フリスコのフォード・センター・アット・ザ・スターで開催されるWBC/WBO/リングマガジン世界スーパーフライ級王座統一戦においてプメレレ・カフ(南アフリカ)との一戦に挑む。
この試合は、日本時間7月20日(日)『DAZN(ダゾーン)』で配信予定となっている。
■スーパーフライ級で最初の統一戦に臨むバム
ロドリゲス(21勝0敗 14KO)は、2023年12月にアリゾナでサニー・エドワーズを破ってフライ級の統一王座を獲得したように、スーパーフライ級(115パウンド=52.16kg以下)でも統一王座を獲得することを目指している。
今回、自身の保持するWBCのベルトを賭け、無敗のWBO王者である南アフリカのカフ(11勝0敗3分 8KO)と対戦する。
サンアントニオ出身の『バム』にとって、地元テキサスでの試合は2023年4月にクリスティアン・ヘルナンデスと戦って空位のWBOフライ級タイトルを獲得し、2階級制覇の世界王者となって以来、フォード・センターでの試合も2020年2月に彼がまだ10戦全勝だった時以来となる。
「バム」はその夜以降、2022年にスーパーフライ級で王者となると、2023年にはフライ級で2階級制覇と統一王者、そして2024年に2勝を挙げてスーパーフライ級で2度目の世界王者となって、一気にスターダムを駆け上がった。
しかし、野心にあふれた25歳の『バム』はさらに高い目標を掲げている。まず7月19日の試合で再び統一タイトルを獲得し、その後アンディスピューテッド・チャンピオンとなり、世界最高のファイターとなることを目指している。
■今輝いている軽量級からPFPキングへ
「PFPでナンバーワンになりたい」とロドリゲスは公言する。
「誇るべきポジションだと思うし、今のポジションから充分狙うことができると感じている」
「自分は満足したことがないんだ。常に手にいれるべきもの、勝ち取るべきものがあるし、今よりも10倍は高みを目指せると思っている。まずはアンディスピューテッド・チャンピオンになりたいので、115パウンドでもう2試合する。そうすれば自ずと先が見えてくるだろう」
「(自身を含め井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗ら)軽量級の選手たちが輝いているのは最高だ。自分のアマチュア時代は『チョコラティート』(ローマン・ゴンサレス、ニカラグア)が活躍していて、『クールだ』と思っていた。今、自分が同じ立場に立てているのは本当に感慨深い」
ロドリゲスとカフの対戦は、現地時間7月20日、フリスコで開催されるイベントのメインを飾る試合となる。そのほかでは、無敗のディエゴ・パチェコがトレバー・マッカンビー(ともに米国)を挑戦者に迎え、USWBC/WBOインターナショナル・スーパーミドル級王座防衛戦を行う。
原文:Jesse "Bam" Rodriguez aims to become pound-for-pound number one
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)