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ジェイク・ポール vs アンソニー・ジョシュアの試合予想・参考オッズ

Daniel Yanofsky

石山修二 Shuji Ishiyama

ジェイク・ポール vs アンソニー・ジョシュアの試合予想・参考オッズ image

ボクシング界屈指のスターである アンソニー・ジョシュア とボクシング界の破壊者 ジェイク・ポール。現地12月19日(金)にマイアミのカセヤ・センターで拳を合わせる。この「ダビデとゴリアテ」の対決では何が起こるだろうか?

昨年マイク・タイソンと、数ヶ月前にはフリオ・セサール・チャベスJr.と戦ったポール(12勝1敗)は元々、ジャーボンテイ・『タンク』・デービスと対戦する予定だった。だが、デービスの家庭内暴力疑惑を受けて試合は中止となった。結果、新たに組まれたカードでポールは圧倒的な不利を伝えられているが、世間の注目を引く準備はできている。

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「オレがゴールを設定すると、みんなそれを笑う。だが、最後に笑うのは俺だ... 俺は世界を驚かせ、スポーツ史上最大の番狂わせを起こすつもりだ」とポールは語った。

ジョシュア(28勝4敗)は、統一世界ヘビー級王者に2度輝いている。だが、前回の試合でノックアウトされてから1年間試合から遠ざかっている。ジョシュアはこの試合を受けたポールを称賛しているが、ゴングが鳴ればそのムードも変わるだろうと考えている。

「今日、自分自身を見つめ直してきた。俺は敬意を重んじる男で、いい家庭に育てられた。だがお前を殺せるなら殺す。それが俺の性分だ。これが俺の仕事だ。さあ、始めよう」とジョシュアは 『MMAジャンキー』 の取材で通じて語った。

ここでは『FanDuel Sportsbook』のオッズを参考として伝えると共に、ジェイク・ポール vs アンソニー・ジョシュア戦の展開・結果を予想する。

ポール vs ジョシュアの参考オッズ

  • アンソニー・ジョシュアの勝利: -1200 | ジェイク・ポールの勝利:+700
  • ポールのKO/TKO勝利:+1100
  • ポールの判定勝利:+1300
  • ジョシュアのKO/TKO勝利:-360
  • ジョシュアの判定勝利: +450
  • ドロー: +2500

『FanDuel Sportsbook』によれば、アンソニー・ジョシュアが「-1200」と圧倒的な本命になっており、ジェイク・ポールは「+700」のアンダードッグとなっている。

ちなみにこのオッズはアメリカンオッズで、『-1200』は100ドルの配当を手にするのに1200ドルをベットする必要があり、賭けに勝った場合1200ドルの元手で1200+100=1300ドルが手元に残る。一方『+700』は100ドルのベットで700ドルのリターンを手にでき、賭けに勝った場合100ドルの元手で100+700=800ドルが手元に残る

ポール vs ジョシュアの試合予想

ジョシュアのオッズ「-1200」に対してポールのオッズは「+700」と予想は圧倒的にジョシュア有利となっている。

だが、それほど簡単な試合なのだろうか?

ポールは距離を詰めても離れても効果的に戦えるパワーパンチャーだ。トミー・フューリー戦では157発中49発(31.2%)をヒットさせた。ネイト・ディアス戦では491発中174発(35.4%)をヒットさせ、うち140発がパワーショットだった。その中にはディアスを牽制した34発のジャブも含まれる。

マイク・タイソン戦では、ポールは試合を通じてボディを狙い続け、278発中78発(28.1%)をヒットさせた。2分1ラウンド制で行われたこの試合はポールの機敏さが際立った一方で、58歳のタイソンが老いて脆くなっていたことも浮き彫りにした試合だった。

前回のフリオ・セサール・チャベスJr.戦では、ポールは482発中140発(29%)をヒットさせた。ヒット数ではチャベス79発上回り、一桁のヒット数に終わったのは一ラウンドきりだった。

ジョシュアの実績がポールを上回るのは間違いないが、その実力差はどの程度なのか?

ヘビー級ボクサーの中でも、ジョシュアは±7.8で2位につけている。現役選手全体ではジャブ成功率(26%)と1ラウンドあたりのパワーショットを受けた数の少なさ(16.9)で3位である。またパワーショット成功率は38.4%でヘビー級内で6位に位置している。

オレクサンドル・ウシクとのシリーズで2敗してからは長い時間が経った。ウシクとの初戦でジョシュアは1ラウンドあたり平均39.2発のパンチを放ち12.4発をヒットさせた。再戦では平均41発で10発のヒットだった。その後、ベン・デイビソン氏の下で忍耐強いファイターとしてトレーニングしてきたジョシュアは大きく成長した。

オットー・ワリンとの試合では、ジョシュアは 5ラウンドに7発のジャブを含め 21 発のパンチを当てた。彼のヒット率は 32.1% で、効率的で知的なボクシングを誇示した。フランシス・ガヌー戦では、ジョシュアは 41 発のパンチのうち7発のジャブを含めて12発(29%)を当て勝利した。

ジョシュアにとって今回の試合は、何度となくダウンを喫したダニエル・デュボア戦での敗戦からの復帰戦となる。デュボアはこの試合で79発をジョシュアにヒットし、第2ラウンドだけで20発を記録した。対するジョシュアは2桁のヒットすら記録できなかった。そしてジョシュアは最近になってトレーナーを変更した。

だが、ジェイク・ポールがダニエル・デュボアではないことは確かだ。

ジョシュアはジャブでワリンを崩した。ポールも同様の戦術を試みるだろう。ジョシュアと比べれば未熟だが、ポールのジャブは時に見事な美しさを見せる。だがジョシュアにはパワーがある。多くの観衆は彼がポールの頭を吹き飛ばす瞬間を期待している。

試合の行方には3つのパターンが考えられる。ジョシュアが最初の3ラウンドで決着をつけるか、ポールが予想外に判定まで持ち込むか、あるいはフロイド・メイウェザー vs コナー・マクレガー戦のような展開で、ジョシュアが試合を支配し、トドメを刺すまで試合を引っ張るかだ。最初のシナリオと最後のシナリオの方が現実的だが、ボクシングでは何が起きてもおかしくない。

6年前のジョシュア対アンディ・ルイス戦を思い出せば、番狂わせの可能性もありうると考える。とはいえ、現実的な結末はジョシュアのノックアウト勝利だ。

スポーティングニュースの予想: ジョシュアのKO勝利(4ラウンド)

原文:Jake Paul vs. Anthony Joshua predictions: Expert picks and odds for 2025 Netflix boxing fight
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

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Staff Writer

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