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チャベスJr.を下したジェイク・ポールが2026年に向けて『とんでもない試合』を画策中

石山修二 Shuji Ishiyama

Tim Rickson

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ジェイク・ポール(12勝1敗、7KOs)は現地6月28日(土)、アナハイムで開催された試合で、WBC世界ミドル級の元王者フリオ・セサール・チャベスJr.(54勝7敗1分、34KOs)を相手に勝利を収めた。

40歳に手が届こうとしているチャベスJr.は28歳のポールよりも11歳年上で、この4年近くの間に1試合しか戦っていなかった。

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この年齢とブランクの影響もあって、メキシコのベテランボクサーは第1ラウンドは1発のパンチも当たらず、一方的な試合となっていく中、第6ラウンドまでは1ラウンドあたり4発以上のパンチすら当てることができなかった。

最終的にチャベスJr.が10ラウンドで放ったパンチはわずか61発で、YouTuberからからボクサーに転向したポールのパンチの半分にも満たなかった。

この勝利そのものにはあまり説得力は感じられないが、ポールは自らのプラットフォームを通じて次の対戦相手としてサウル『カネロ』アルバレスをはじめとしたビッグネームを挑発している。

ポールがターゲットにしているのはスーパーミドル級のアンディスピューテッド王者だけではない。「プロブレム・チャイルド」の愛称を持つポールは、2度の世界ヘビー級統一王者アンソニー・ジョシュアの名前も挙げている。

チャベスとの試合に向けた記者会見で、ポールは元オリンピック金メダリストとの対戦について言及していた。

「オレはチャレンジが好きだ。でも周りはいつも、全盛期の、獣のような相手と戦え、と言う…、けどそれは単なる批判でしかない。みんなただオレが負けるのを見たいだけ。それが本当のメッセージだ」

アンソニー・ジョシュアとやれば、とんでもない試合になる。オレはそのチャレンジを望んでいる。オレたちはDMでやり取りを続けていて、彼も実現させたいと思ってる。彼がオレに電話をくれて、来年には実現する可能性がかなり高いんだ」

ジョシュアは肩の手術から回復中で、最近になってジムに姿を現すようになったばかりだ。今年11月頃のリング復帰を目指している。

直近の試合は昨年9月、ロンドンのウェンブリー・スタジアムでダニエル・デュボアとの英国人対決に挑み、5ラウンドKO負けを喫している。

ジョシュアの次戦はまだ確定していないが、まもなく発表される見込みだ。

原文:Jake Paul planning "insane fight" for 2026
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。

Tim Rickson

Tim Rickson is the Founder & Editor of British Boxing News with over 25 years experience in the sports industry. From London, England, Tim has worked for football clubs, Arsenal and Millwall. He founded British Boxing News in 2014 and has been published in Boxing News and Boxing Monthly Magazines. Tim is also a regular pundit for Whichbookie, First.com, and many other betting sites.