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井上尚弥の主な一問一答：ピカソ戦は「大事」、中谷潤人とは「裏では楽しく…」｜リヤド・シーズン開催発表会見

及川卓磨 Takuma Oikawa

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井上尚弥の主な一問一答：ピカソ戦は「大事」、中谷潤人とは「裏では楽しく…」｜リヤド・シーズン開催発表会見 image

11月7日（金）、毎年冬にサウジアラビア王国の首都リヤド市で開催される大規模なエンターテインメントイベントである「リヤド・シーズン」が主催する12月のボクシング興行『The Ring V: Night of the Samurai』（ザ・リング5：ナイト・オブ・ザ・サムライ）の開催発表会見がマンダリンオリエンタル東京で行われ、同大会に出場する井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗、今永虎雅、堤駿斗、堤麗斗の6人の日本人ボクサーがそれぞれ意気込みを語った。

ここでは、世界スーパーバンタム級4団体統一王座防衛戦としてアラン・ピカソとの対戦が正式に決まった井上尚弥の会見における主な発言についてまとめる。

気合を入れて臨みたい

――今回の試合について。

井上：この興行に出られるということは、世界に向けてのアピールにもなります。5月には『ビッグマッチ』を予定していますけど、そこに向けてのひとつ、大事な試合にもなると思いますので、気合を入れて臨みたいと思います。

――アラン・ピカソとの対戦について。

井上：前回のムロジョン（アフマダリエフ）戦に続き、次は『ピカソ仕様』のボクシングを見せたいと思っています。ピカソ選手は非常に好戦的で、楽な戦いにはならないという印象を持っています。

――来年5月に実現が期待されている中谷潤人とのビッグマッチについて。

井上：ピカソ戦、その先の大きな試合までが自分が描いているストーリー。そこ（ピカソ戦）をクリアしてから、ひとつひとつ陣営と相談しながら決めていきたい。

今回はしっかり倒しきりたい

――『ピカソ戦仕様』の具体的なイメージ。

井上：長身の選手かつ好戦的な選手というところもあって、そこについてはこれから戦略を練っていこうと思っています。

――ピカソ戦ではどんな戦い方をするつもりか。

井上：今回はしっかり倒しきりたいなという気持ちで、しっかり取り組んでいきたいと思っています。

――「世界に向けてのアピール」という言葉もあった。その内容、勝ち方もあると思うが。

井上：もちろんそこにこだわりながら、勝ちにこだわり、勝ち方にこだわり、しっかりとボクシングを組み立てていきたいと思っています。

――これからのボクシング界に対して描いている未来。

井上：リヤド・シーズンの興行に出場したりと、ボクシング界の幅が広がっていると思う。若い世代につなげていきたいという思いで、しっかりとボクシングをして、ボクシング界を盛り上げていきたいと思っています。

井上尚弥中谷潤人 Naoya Inoue Junto Nakatani 110725

Takuma Oikawa

（中谷潤人とは）裏では楽しく話しております

――日本でもアメリカでもない、第三国であるサウジアラビアのリヤドでの試合。サウジで戦う意義やそのことについて自身が考えていること。

井上：ボクシングに限らず、サウジアラビアはいろんなスポーツやエンタメを取り入れている国。そういう盛り上がっている国で試合をするというのは、大事な、意味のある試合だと思います。現状では、限られた選手しか試合ができないという状況ですが、いろんな選手がサウジでの試合に出られるような興行になっていってくれたら、もっと盛り上がっていくんじゃないかなと思います。

――隣に中谷潤人選手がいて、来年の話も少ししていたが、目を合わせてはいなかったように見えた。意識はしている？

井上：いや、特に目を合わすようなシチュエーションもなかったと思うんですけど…（笑）。意識はしていないですよ。裏では楽しく話しておりますので。

――「来年5月のビッグマッチに向けた大事な一戦」という言葉があったが、どのあたりが大事なのか。

井上：そりゃ、もうわかりますよね、大事です。どのあたりが、ではなくて、大事です。お互いにしっかりと勝たないといけない試合だと思うので、それは聞かなくてもわかることかなと思います。

――その先にある中谷選手との決戦についてはどう考えている？ワクワクなのか、警戒なのか。

井上：ワクワクもしていますし、楽しみにもしています。まずは12月の試合をしっかりとクリアした先に見えてくる試合ではあるので、そこに焦点を合わせて、しっかり集中してやっていきたいと思っています。