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「気合を入れて臨みたい」井上尚弥を筆頭に中谷潤人、寺地拳四朗らが12月のリヤド・シーズンに向けて意気込み

及川卓磨 Takuma Oikawa

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「気合を入れて臨みたい」井上尚弥を筆頭に中谷潤人、寺地拳四朗らが12月のリヤド・シーズンに向けて意気込み image

井上尚弥、中谷潤人らが出場する2025年最後のボクシング一大イベントに向け出場選手たちが意気込みを語る

11月7日（金）、サウジアラビアのリヤド・シーズンが主催する一大ボクシングイベント『The Ring V: Night of the Samurai』（ザ・リング5：ナイト・オブ・ザ・サムライ）の開催発表会見がマンダリンオリエンタル東京で行われ、井上尚弥、中谷潤人、寺地拳四朗ら出場選手たちがそれぞれ意気込みを語った。会見の模様はLeminoでライブ配信された。

12月27日（土）に開催される同大会に先駆けて行われたこの会見には、井上、中谷、寺地のほか、今永虎雅（たいが）、堤駿斗、堤麗斗と6人の日本人ボクサーとジム関係者が登壇し、それぞれ同大会に向けての意気込みを語った。

井上尚弥「5月に向けた大事な試合」

世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上は「この興行に出られるということは、世界に向けてのアピールにもなります。5月には『ビッグマッチ』を予定していますけど、そこに向けてのひとつ、大事な試合にもなると思いますので、気合を入れて臨みたいと思います」と語った。

アラン・ピカソとの対戦については、「前回のムロジョン（アフマダリエフ）戦に続き、次は『ピカソ仕様』のボクシングを見せたいと思っています。ピカソ選手は非常に好戦的で、楽な戦いにはならないという印象を持っています」と話した。

また、来年5月に実現が期待されている中谷潤人とのビッグマッチについては、「ピカソ戦、その先の大きな試合までが自分が描いているストーリー。そこ（ピカソ戦）をクリアしてから、ひとつひとつ陣営と相談しながら決めていきたい」と語り、まずは目の前の試合に集中する姿勢を見せた。

中谷潤人「パンチ力を過信せず」

世界バンタム級2団体統一王座を返上してスーパーバンタム級に階級を上げる中谷は、「バンタム級でしっかり結果を残せた。スーパーバンタム級で挑戦していきたいと思ったのは、体重（減量）もきつくなってきていましたし、パフォーマンス的にもスーパーバンタム級のほうがよりいい戦いができるという思いで階級を上げました」と話した。

階級を上げた手応えについては「スーパーバンタム級で練習していく中でスピードやパワーは上がっている感覚があるので、そこらへんを試合で発揮できたらと思っています。パンチ力を過信せず、しっかり自分のボクシングをしてダメージを与えていけたらと思っています」と語った。

また、今回の対戦相手となるセバスチャン・ヘルナンデス（メキシコ）との試合については、「すごくパンチがあって集中力のいる戦いになるという思いがあります。それでも、これまでもたくさん無敗の選手と戦ってきたので、しっかりと自分のボクシングをして、相手に黒星を付けたいと思います」と分析した。