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高校バスケのウインターカップとは?

及川卓磨 Takuma Oikawa

高校バスケのウインターカップとは? image

JBA

高校バスケットボールの冬の全国大会『SoftBank ウインターカップ2025』(令和7年度 第78回全国高等学校バスケットボール選手権大会)が、2025年12月23日(火)から29日(月)の7日間、東京で開催される。

ここでは、ウインターカップがどんな大会なのか、大会に関する気になる疑問についてまとめる。

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■高校バスケのウインターカップとは?

ウインターカップは、高校バスケットボールの冬の全国大会だ。正式名称は「全国高等学校バスケットボール選手権大会」という。

1971年の第1回大会から長年にわたり「選抜優勝大会」として開催されていたが、2017年度の大会より「選手権大会」に名称が変更された。

現在は、夏のインターハイと並ぶ二大大会であるとともに、年度最後の全国大会ということもあって、高校バスケ界最高峰の大会と目されている。

■ウインターカップはいつ、どこで開催される?

ウインターカップは例年、12月の第4週目に東京都内で開催される。12月21~23日頃開幕し、27~29日頃に終了するスケジュールだ。

2025年のウインターカップは12月23日 (火)~29日(月)の7日間にわたって、東京で開催される。

開催会場は、メイン会場が東京体育館(渋谷区)、サブ会場が京王アリーナTOKYO(調布市/武蔵野の森総合スポーツプラザ)となる。

■ウインターカップに出場するチーム数は?

ウインターカップには、男女各60チーム、合計120チームが出場する。

内訳は、都道府県予選で代表に認定された男女各47チームと、インターハイ(高校総体)決勝進出チームの男女各2チームが所属する都道府県から代表チームの各1チーム(男女各2チーム)がウインターカップに出場する。

さらに、北海道、東北、関東、北信越、東海、近畿、中国、四国、九州の各ブロック大会で優勝した都道府県(関東のみ準優勝も含む)から男女各10チーム、開催地の東京都から男女各1チームが加わる。

出場チームの内訳

  • 都道府県予選:男女各47
  • インターハイ:男女各2
  • ブロック大会:男女各10
  • 開催地:男女各1
  • 合計:男女各60(男女合計120)

■ウインターカップの大会方式は?

ウインターカップは男女別に、1回戦から決勝まで勝ち抜き方式のトーナメント戦で優勝を争う。

3位決定戦は行わない。第2回大会から2018年までは3位決定戦が行われていたが、2019年以降廃止となっている。

大会終了後には、男女それぞれのベストファイブ(優秀選手5人)が選出される。

■直近のウインターカップ優勝チームはどこ?

2024年12月に行われたウインターカップ2024では、男子は福岡大学付属大濠(福岡県)、女子は京都精華学園(京都府)が優勝した。

福岡大付属大濠は鳥取城北(鳥取県)に、京都精華学園は慶誠(熊本県)との決勝戦にそれぞれ勝利し、高校バスケ界の頂点に立った。

関連記事:ウインターカップ歴代優勝校・ベストファイブ一覧

■「ウインターカップ」と「ウィンターカップ」…正式名称はどっち?

2024年大会の正式名称は『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』だ。

『Winter Cup』はカタカナで『ウィンターカップ』と表記されることもあるが、大会名称としての正式表記は『ウインターカップ』であり、小書きの『ィ』は使われない。

■ウインターカップの開催回数の数え方が2017年に変わったのはなぜ?

現在のウインターカップはもともと1971年に始まった『全国高等学校バスケットボール選抜優勝大会』を起源としている。だが、日本バスケットボール協会の方針により、2016年を最後に『選抜優勝大会』が廃止となり、2017年からこの冬の全国大会の名称を『全国高等学校バスケットボール選手権大会』(通称ウインターカップ)とした。

この『選手権大会』は、もともとは1948~1950年に国民体育大会(国体)の名称として兼用されていたが、1951年に国体から分離して独立した大会となった。その後1963年に高校総体(インターハイ)が始まってから2016年までは高校総体の名称として兼用。さらにそこから分離して2017年から冬の大会に転用した形だ。

そのため、ウインターカップは1971年から2016年までの『選抜優勝大会』時代を第1~47回と数えるものの、2017年に『選手権大会』となった際に、旧選手権大会時代の1948年から選抜優勝大会開始前年にあたる1970年までの23回分を足して第70回と数えるようになった。


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Chief Editor - Japan

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