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【ユーロバスケット2025速報】ギリシャがフィンランドを破り16年ぶりユーロバスケット表彰台に、ヤニスは代表初メダル獲得

坂田彩音 Ayane Sakata

【ユーロバスケット2025速報】ギリシャがフィンランドを破り16年ぶりユーロバスケット表彰台に、ヤニスは代表初メダル獲得 image

FIBA

男子バスケットボールのヨーロッパ地域の国別対抗戦「FIBAユーロバスケット2025」は、8月27日から9月14日まで開催されている。

大会最終日に行われた3位決定戦は、ギリシャとフィンランドの激闘となった。ギリシャがリードを保ちながら進んだものの、終盤にはフィンランドが猛追し1点差に迫る白熱の展開。最後は92-89でギリシャが逃げ切り、16年ぶりとなるユーロバスケットの表彰台を勝ち取った。

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■フィンランドが驚異の粘りを見せるも最後はギリシャが勝利、ヤニスが30得点で試合を支配

試合を通して主導権を握ったのはギリシャだった。堅守でフィンランドの攻撃を封じ込み、攻め手を失わせる一方で、ヤニス・アデトクンボが圧倒的な存在感を発揮。前半終了時には48-34と14点のリードを奪って折り返した。

しかし第4クォーター残り3分28秒、17点差をつけられたフィンランドが猛反撃を開始。15-2のランを作り残り54秒ではギリシャ86-82フィンランドと4点差まで迫った。さらにElias Valtonenが3本のフリースローを獲得し、同点に追いつく絶好のチャンスを得たが、3本目を外してしまう。リバウンドからMikael Jantunenが狙ったシュートも決まらず、逆転の機会を逃した。

その後はファウルゲームとなり、最後はアデトクンボが冷静にフリースローを2本沈めて試合を締めくくり、ギリシャが92-89で勝利を収めた。

ヤニス・アデトクンボは30得点、17リバウンド、6アシスト、2ブロックと圧巻のスタッツを記録し、名実ともに試合を支配した。フィールドゴールは11本中9本成功と高確率を誇り、さらにリバウンドやブロックでも絶大な存在感を発揮。フィンランドがペイントエリアにつけいる隙を与えず、相手のフィールドゴール成功率をわずか39%に抑え込んだ。

ギリシャがユーロバスケットの表彰台に上がるのは2007年の3位以来16年ぶり。ヤニス・アデトクンボにとっても、代表でのメダル獲得は初めてとなった。ヨーロッパの強豪国として、ヤニスの全盛期にどれだけ結果を残せるのか、そして彼に続く次世代のエースを輩出できるのかに注目が集まる。

一方、フィンランドも着実に力をつけている。2015年大会で16位に終わって以降、常に順位を伸ばし続け、今回の4位は過去最高の成績となった。ラウリ・マルカネンを中心に、Elias ValtonenやMikael Jantunen、18歳の新星Miikka Muurinenらを擁し、今後も国際大会で存在感を高めていくことが期待される。

■最終スコア・スタッツリーダー

最終スコア

  • ギリシャ 92-89 フィンランド

ギリシャ

  • ヤニス・アデトクンボ(NBAミルウォーキー・バックス):30得点、17リバウンド、6アシスト、2ブロック

フィンランド

  • ラウリ・マルカネン(NBAユタ・ジャズ):19得点、10リバウンド
  • Elias Valtonen:18得点、5リバウンド、2アシスト

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坂田彩音 Ayane Sakata

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。千葉県生まれの大学院生。バスケ部に所属していた中学生時代、テレビでNBAを見始めたことをきっかけにスポーツ観戦の魅力に引き込まれる。好きな選手はショーン・リビングストン。生涯にわたってスポーツに携わっていくことが目標。