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ケイトリン・クラークがスポーティングニュース最優秀女性アスリートに選出|クラークが女子バスケに与えたインパクト

Bill Bender

石山修二 Shuji Ishiyama

ケイトリン・クラークがスポーティングニュース最優秀女性アスリートに選出|クラークが女子バスケに与えたインパクト image

ケイトリン・クラークは2024年、多くの質問に答えてみせた。 評論家からネット上の荒らし、現役選手に元選手まで、そしてもちろん、それらに便乗したメディアから投げかけられた数々の質問だ。

大学最後の記者会見で最後に受けた質問は、クラークが世代を超えてバスケットボール界に与えた影響について問いかけたものだった。

現地時間2024年4月7日に行われた女子バスケのNCAA選手権決勝でアイオワ大がサウスカロライナ大に12点差で敗れたわずか数分後、クラークは自身の功績について尋ねられると、快く振り返ってみせた。それは、忘れることのできない瞬間の連続だった。

「ここまであなたは信じられないような道のりを歩んできました。そして、歴史的な数の視聴者がそれを目撃しました。今、あなたのようになりたいと努力している子供たちに何か一言お願いします」

「自分のキャリアについて、これまでにも言ってきたことですが、一番大切なのは、誰も信じていなくても自分だけは信じてきたということです」とクラークは語った。

「大切なのは自信だと思います。女の子にはとにかく自信を持つこと、男の子には自分自身に自信を持つこと、なりたいものになるために自信を持つことがだと伝えたいです」

サウスカロライナ大に敗れた後、クラークは両親のブレントとアン、そしてアイオワ州デモインでの自身の生い立ちについて口を開いた。

「それは両親が幼い頃から私に植え付けてくれたものだと思います」

「両親は私に『ノー』と言ったことはありません。他のことについては『ノー』と言いましたが、私がやりたいことやなりたいもの、追いかけたい目標については『ノー』とは言いませんでした」

「大事なのは口に出して言うことです。そして実現するために努力し、自分で手に入れる。人から与えられることを望んではいけません。私はこの瞬間のために一生懸命努力してきました。それが私の自信の源です。これが若い世代に与えたいアドバイスです」とクラークは語った。

Caitlin Clark

彼女の答えを3つに分けると、2024年のスポーティングニュースの最優秀女性アスリートにクラークが選ばれた理由が分かる。ユース時代から高校、大学と、彼女は常に並外れた影響力を発揮してきた。それはWNBAでのキャリアでも確実に継続していくだろう。

クラークはアイオワ大をNCAA選手権の決勝戦に2年連続で導いた。1試合平均31.6得点を挙げ、NCAAの歴代得点記録を塗り替える通算3,951得点を記録した。

そしてアイオワ大学での最後の試合からわずか6週間後、クラークはインディアナ・フィーバーの一員としてWNBAデビューを果たし、20得点を挙げた。その後、WNBA史上どのルーキーよりも多くの得点を挙げ、リーグ記録となるアシストを記録し、フィーバーをプレーオフ出場に導いた。

『ケイトリン・クラーク効果』は、彼女の影響力が女子バスケットボールをどのように変えたかを論じる際のキーワードとなった。視聴率はかつてない好数字を記録し、ステート・ファームやゲータレードをはじめとした企業がクラークをマーケティングの顔に据えた。

「当社のマーケティング・データは、女子スポーツの力強い現実を示しています。女子スポーツには、デジタルに精通した強固なファン層、ロイヤリティも高く、かつバランスがとれた視聴者がついています」と、ステート・ファーム社の代理店営業・マーケティング部門の責任者であるクリスティン・クック氏は語ります。

「我々が女子スポーツに20年間投資を続けてきたのは、それが賢明なビジネスだからです。ケイトリンは選手としても人間としても特別です」

昨シーズン終了後にコーチを引退するまでアイオワ大でクラークを指導してきたコーチ、リサ・ブルーダー氏は、人々がどうやってクラークにケチをつけようかと模索しているのを目にしてきた。

「人が常に粗探している時こそ、その人の本当の素晴らしさがわかるものです。彼女は何一つ間違ったことをしていないのに、みんながこぞって粗探しをしていました。でも、彼女はそれを難なく切り抜けてみせた。本当に『お見事』としか言いようがありません」とブルーダーは振り返る。

「彼女は人として本当に素晴らしい。優れたバスケットボール選手だとか、優秀な学生だとか、そういう話ではなく、彼女が真に素晴らしい人間なんだということを知ってほしいです。私たちはそういう人間をもっと必要としていると思います」

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『ケイトリン・クラーク効果』と大学バスケットボールの成長

アイオワ大の女子バスケットボールコーチとして24シーズンを過ごしたブルーダー氏は、毎日舞台裏でクラーク選手を間近に見るという特権に恵まれてきた。

クラークは記者会見やメディア対応、コマーシャルの場で常にプロフェッショナルな振る舞いをみせるが、ブルーダー氏はそんなクラークとは違った、コート内外で素晴らしいチームメイトとなる、競争心の強い大学生としての姿も目にしていた。 そのことははクラーク自身も認めている、彼女が表には出さない一面であり、それには理由がある。

「彼女の素晴らしさ、賢さ、成熟ぶりはみな知っていますが、同時に彼女はただ心から楽しみたいと思っている子供でもあります。そんな彼女の姿は、常にそばにいない限り目にできません。幸運にも私は彼女のそんな一面を見ることができました」とブルーダーは言う。

ブルーダー氏は、そんなクラークの存在感が全米に広がっていることに感嘆してきた。今年3月には、ラッパーのトラヴィス・スコットがアイオワ大のプレーするカーバー・ホークアイ・アリーナのコートサイドに陣取り、クラークがNCAAの得点記録を更新するのを見守っていた。

「1月初旬にラトガーズ大に行った時には、カナダから車で来た人たちがいました。どこに行っても、彼女のプレーを見に何百マイルも何千マイルも運転してきたというサインを手にした人たちがいます。海外からいた人たちもいたくらいです」

そしてブルーダー氏は、クラークがセレブや熱狂的な大学バスケットボール・ファンの間のトレンドを作っただけではないことを指摘する。

「彼女の影響で、バスケットをプレーしたいと思う女の子たちが増えたと思います。また、女性アスリートに対する小さな男の子たちの目も以前とは変わってきていると思います」

アイオワ大とルイジアナ州立大(LSU)が対戦した2023年のNCAA選手権決勝は、1270万人という記録的な視聴者数を集めた。そしてサウスカロライナ大との2024年のNCAA選手権決勝では、前年を上回る1870万人という視聴者数を記録した。クラークの加わったWNBAはこの夏の間、同様に視聴者数が急増するブームを経験した。

ブルーダー氏は、クラークの存在がこの2年間、バスケットというスポーツに「楽しさ」をもたらしたと繰り返し口にしてきた。それは、LSUやサウスカロライナ大といったライバル校のファンにとっても同じことだった。

2023年10月15日にアイオワ大学がキンニック・スタジアムでデポール大学と屋外のエキシビションマッチを行い、55,646人の観客を動員したことをブルーダー氏は例に出した。

「スタンドにいた女性の中には、女子スポーツでこんな状況が起こるなんて信じられないと涙を流している人もいました。 私たちが競技を変えた。女子スポーツに対する全国的な認識を変えたのです」

2023年、クラークとLSUのエンジェル・リースは、スポーティングニュースの年間最優秀選手賞を分け合った。そして今回、クラークは最初の最優秀女性アスリートに選出された。

『ケイトリン・クラーク効果』が、女子スポーツを世の中に認知させたわけではない。だがクラークの影響力は、女子スポーツが今後も繁栄し続けることを確実にした。もし証拠が必要なら、大学バスケットボールやWNBAの今後の将来性を見れば充分だろう。

ここから先、高校生や中学生の中から次に活躍する選手が登場してきた時、クラークがこのスポーツに与えた影響力の大きさを測ることができるだろう。

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ケイトリン・クラークが高校バスケに与えた影響

クラークは、地域社会に還元することの大切さを理解している。

今年8月には自身の財団を通じて、アイオワ州デモインのノース・ハイスクールの生徒たちに300個以上のナイキ製バックパックを寄贈したほか、同校にサプライズ訪問もしている。ノース・ハイスクールのスポーツディレクターであるチャド・ライアン氏によれば、同校は州内で給食への保護率が最も高い学校だという。

「彼女はバスケットボールというスポーツ、そして若い女性たちを代表する素晴らしいアンバサダーになっていると思います。彼女がデモイン地区にもたらしている影響は非常に大きなものです」とライアン氏は語る。

「アイオワ州では、トップクラスのバスケットボール・プログラムが素晴らしい成果を上げている一方で、下位校のプログラムが選手の数の増加に苦心しているという奇妙な状況にあります。これは、ケイトリン・クラークが高校生のプログラム参加に影響しているのではと話し合っているところです」

個人的な意見を問われたライアン氏はこう言った。

「高校レベルで『ケイトリン・クラーク効果』が見えてくるのは、この先3年後から5年後のことではないでしょうか」

ノース・ハイスクールの2年生、マーキア・ウェズリーさんとヘイリー・ワインハイマーさんは、今シーズン、バスケットをプレーする女子生徒が増えたことに気づいたと言う。卒業生を除いたメンバーが3人しかいなかったチームにとっては大きな助けになったが、その理由はクラークの訪問だった。

「多くの女の子たちがバスケットボールを始めるきっかけになりました」とワインハイマーさん。

「女の子の中には、何らかの理由で自分は主役になるタイプじゃないと思い込んだり、恥ずかしがったりして、バスケットをやりたくないと思う子がいます。でも、ケイトリン・クラークのおかげで、多くの女の子たちが刺激を受け、バスケットボールを始めました」

ワインハイマーさん自身も数年前の夏、アイオワ州のバスケットボール・キャンプでクラークと出会っている。過去2シーズンはカーバー・ホークアイ・アリーナに足を運んだファンの一人だ。

ウェズリーさんはもともとアイオワ州立大学のファンだったが、気づいた時にはアイオワ大を応援し、クラークのジャンプショットを真似ていた。

「彼女は若いバスケットボール選手たちに自信を与えてくれました。アイオワの人たちは、自分がそれほど注目されていないと感じているように思います。彼女はそんな女の子たち、それも若い女の子たちに間違いなく自信を与えてくれました」とウェズリーさんは語った。

ライアン氏にはマヤ、リア、テスという3人の娘がおり、彼女たちは皆バスケットボールの大ファンだ。この4年間、娘たちがアイオワ大の試合を観戦して歓喜する様子や、クラークを取り巻く現象をリアルタイムで目の当たりにしてきた。

「初めてプレーする選手が非常に増えています」とライアン氏は語る。

「私たちのような高校でもそうです。私は元男子バスケットボールのコーチでしたが、バスケットのプログラムを軌道に乗せるには通常1年か2年かかります。(ケイトリン・クラーク効果は)我々にとってプラスで、選手集めの点で大きな助けになりました。あとは彼らにプレーを教えるだけですからね」

クラークの影響力はトップレベルにも波及している。マター・デイ高校出身の有望なガード、アディー・ディールさんはアイオワ大とサインを交わし、来年からホークアイの一員となる。 ディールさんはあえて西海岸の南カリフォルニアからの中西部のアイオワへ行き、ビッグ・テン・カンファレンスでプレーしようとしている。

「今では全国的なことといって間違いないです」と、ディールは地元紙『デモイン・レジスター』で語っている。

「誰もがケイトリン・クラークを、そしてアイオワ大の女子バスケットボールチームのことを知っています。彼女たちが女子バスケットボール界を牽引する存在になっているのを素晴らしいこととして見ていました。これまでの彼女たちの活躍を見てきたこと、これから先も見ることができるなんて最高にクールなことです」

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ケイトリン・クラークが持つ子供達への影響力

チームスポーツ市場の情報を扱う米メディア『Team Insight』 によると、2023年には6歳未満の男女2810万人以上がバスケットボールをプレーしたという。これは野球の1550万人を大きく上回り、アメリカで一番多い数字となっていた。

その一例がジョージとエイミーのゾルゲ夫妻だ。ふたりは週末になると息子のアンドリューと娘のアディ、アヴァをスポーツの試合に連れて行く、アメリカには何百万といる親である。

アディとアヴァはクラークの大ファンになった。オハイオ州ピカリングトンに住む家族は、過去2シーズン、アイオワ大vsオハイオ州立大の女子バスケットボールの試合を観戦している。

「4年間ずっと彼女を見てきたの」とアディは言う。

「両親が、自分の好きなチームを見つけたら、そのチームのことを学んで、熱心なファンになるようにって言ったんです。それでケイトリンのことを見つけ、彼女のパスやシュートを見てきました」

現在、アディは中学1年のバスケットボールチームに所属しているが、クラークの存在はチームメイトとの日常的な会話の中でも見られるという。

「彼女のことはよく話題になります」とアディ。

「この間もチームメイトが深い位置から3ポイントシュートを決めたとき、コーチがやって来て、『よく決めたね、ケイトリン!』と声を掛けてました」

一方、5年生のエヴァは可能な限り、練習にクラークの『From the Logo』のTシャツを着て参加している。エヴァはクラークのフォロースルーを真似し、その並外れたパス能力も理解している。しかし、エヴァが最もすごいと思うクラークの資質はごくシンプルなことです。

「彼女は顔を上げてドリブルをしています」とエヴァは淡々と語った。

「それに、彼女はボールを独占するタイプでもないんです」

2023年1月23日、ゾルゲ一家はオハイオ州立大対アイオワ大の女子バスケットボールの試合を観戦しに行った。そこで売店に並んでいるとき、ジョージはアイオワ大の選手、ガビー・マーシャルの父親であるアーネスト・マーシャル氏と話をした。マーシャル氏が試合後にロッカールームの外にあるアイオワ大のレセプションエリアにゾルゲ一家を招待し、エヴァとアディはアイオワ大の選手たちと会う機会に恵まれた。

エヴァとアディは自分たちからクラークに近寄っていかなかったが、クラークの方から2人に近づいてきた。

「ちょうど彼女のところに行って写真を撮ってもらおうかと思っていたところだったんですが、彼女がこっちに来て、『一緒に写真撮る?』と言ってくれたんです」とアディは言った。

「本当に嬉しかったです。あっという間の出来事で、夢か現実か分からなかった」

クラークのジャージを着ていようが、オハイオ州立大学の緋色と灰色のジャージ、自分の所属するリーグのジャージを着ていようが、クラークにはその色はまったく関係なく、常に誠実な態度で人々に挨拶して回っていた。こうした光景は、ビッグテンの試合、トーナメント会場、そして今年のWNBAの勝利の場でも見られた。バスケットボール選手を目指す者たちにとって、そしてクラークにとっても、このような思い出に残る瞬間は数え切れないほどある。

「彼女がスポーツ界全体に与えた影響は歴史に残るものですが、それでも彼女は謙虚さを失うことなく、次世代の選手たち、その他多くの人々を鼓舞してきました」とクック氏は語った。

その夜はゾルゲ一家にとって忘れられないものとなった。

「女子バスケットボールは本当に家族にうってつけです。ファンとの交流を通じて、スポーツそのものが成長しているのです」とジョージは言う。

「娘たちが憧れのスポーツ選手に会うチャンスがあったなんて、本当に幸せでした」とエイミーは言った。

「コート上でも外でも、ケイトリン・クラークは唯一無二の存在です」

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スポットライトを『アシスト』するケイトリン・クラーク

NCAA選手権決勝前日の4月6日、クラークはこれまで何度となく問いかけられた質問をまた投げかけられた。

「今日のように女子バスケットボールがスポットライトを浴びる道を切り開いてくれた女性たちに伝えたいメッセージはありますか?」

「私が一番言いたいのは、ただただ感謝の気持ちです」とクラークは語った。「いつも話していますが、女子バスケットは突如良くなったわけではないということです。以前から素晴らしいものでした」

「この状況は、今プレーしている選手たちだけで成し遂げたわけではありません。私たち以前にプレーしてきた人たち全ての選手たちのおかげです。そして、これは女子バスケットに限ったことではないと思います。ソフトボールでも、体操でも、バレーボールでも、どの競技でも同じことが言えると思います。みなスポーツを観たがっています。観戦する機会さえあれば、そのスポーツを愛するようになるということは、調査や事実からも明らかになっています」

クラークがカレッジの女子バスケットボールでしてきたことは今、WNBAに波及している。オリンピック代表チームの落選から年間最優秀新人選手の選出まで、この夏の間繰り広げられたあらゆる議論の中でも、クラークは変わることはなかった。

彼女はWNBAで最高の選手だったのだろうか? いや、その栄誉は明らかに、記録的な活躍で1試合平均26.9得点、11.9リバウンドを記録した英ジャ・ウィルソン(WNABラスベガス・エーシズ)のものだ。クラークは今シーズン、全米タイトルやWNBAの優勝を勝ち取ることはできなかったが、この先、優勝を狙えるチャンスは残っている。彼女が持つマーケティングな意味での魅力は、WNBAをスポットライトを当て、今後何年もその恩恵を受けることになるだろう。

成功が雪崩のように押し寄せる中、クラークにはさらに多くのエンドースメントの機会が訪れている。それでも、彼女は多くのファンにとって相変わらず消極的なスーパースターであり続けている。

「彼女はキャリアのハイライトと言える重要な瞬間でも、自分がスポットライトを浴びることを控え、チームメイトや周囲の人々にスポットライトを当ててきました」とクック氏は語る。

「彼女は『アシスト』という言葉を体現している存在です」

「この素晴らしいバスケットボール選手は、地域社会や世界中で、若い女性をはじめとする数え切れないほどの人々を鼓舞してきたリーダーなんです」

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原文:Caitlin Clark is The Sporting News Female Athlete of the Year
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部

Senior Writer

Bill Bender

Bill Bender is the 2025 president of the Football Writers Association of America. He graduated from Ohio University in 2002 and started at The Sporting News as a fantasy football writer in 2007. He has covered the College Football Playoff, NBA Finals and World Series for SN. Bender enjoys story-telling, awesomely-bad 80s movies and coaching youth sports.

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。