12月27日(土)、Softbank ウインターカップ2025(令和7年度第78回全国高校バスケットボール選手権)の男子準々決勝が東京体育館(東京都渋谷区)で行われ、福岡大大濠(福岡)が81-67で土浦日大(茨城)に勝利した。
第1クォーターは両チームとも譲らない展開の中、福岡大大濠が2年生・本田蕗以と注目の1年生・白谷柱誠ジャックの3ポイントショットなどで22-19と3点リードで終える。
第2クォーターは福岡大大濠がペースを掴み、残り6分の時点で32-22とリードを二桁に拡大。土浦日大もU18日本代表センター・飯田渚颯のポストプレイ、キャプテン夏目悠良の3ポイントショットなどで食い下がったものの、前半は福岡大大濠が44-33とリードを11点に広げてハーフタイムに突入した。この時点で福岡大大濠がリバウンドで圧倒し、オフェンシブリバウンド12-4、トータルでも32-31と大きな差を付けた。
後半、第3クォーターは最初の攻撃で夏目が3ポイントを決めて土浦日大が先制するも、福岡大大濠は本田がドライブで得点を重ね、ジリジリとリードを広げていく。土浦日大のエース・渡部駆流の3ポイントが決まる場面もあったが、福岡大大濠が16点リード(64-48)で最終クォーターを迎えた。
第4クォーター、土浦日大はディフェンシブリバウンドからのオフェンスで飯田のインサイドアタックやロングジャンパー、1年生・大野蓮のミッドレンジジャンパーなどで食い下がる。だが、残り5分35秒、福岡大大濠はトラップディフェンスから栗原咲太郎が速攻レイアップを決めて71-56とし、主導権を渡さない。
タイムアウト明け、土浦日大は1年生・青井遙臣が3Pを決めて流れを掴みかけるも、福岡大大濠もすぐに吉岡陽が3Pをお返し。さらに村上敬之丞のレイアップも続き、リードを17(76-59)に拡大。残り2分51秒には夏目が5回目のファウルでベンチに退くとともに、フリースローを決めた福岡大大濠のリードは19に広がった(80-61)。
ほぼ勝負の決した残り2分、土浦日大はしぶといディフェンスでチャンスを作り、1年生・木幡雅之の連続得点などで最後まで諦めない姿勢を見せたが、追いつくことはできなかった。
鳥取城北(鳥取)と福岡大大濠の準決勝は28日(日)、同会場で行われる。
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