土浦日大の2年生センター飯田渚颯が藤枝明誠戦で大奮闘
12月25日(木)に東京体育館(東京都渋谷区)で行われた高校バスケットボール選手権のウインターカップ2025男子2回戦、土浦日大(茨城)の2年生センター、#23 飯田渚颯(なぎさ)がチームに流れを呼び込んだ。
夏にはU18日本代表にも選ばれた身長196cmの飯田は、藤枝明誠(静岡)の身長200cmのセンター、#44 アメー エマニュエル・チネメルンに真っ向勝負を挑み、試合序盤からゴール下に飛び込んで得点を重ねた。
試合開始直後に左まぶたを切って流血しながらも、ベンチで止血してすぐにコートに復帰。試合途中、絆創膏の隙間から滴る血を拭いもせず、必死にプレイし続けた。
最終的に30分55秒プレイしたビッグマンは、試合を通じて23得点、8リバウンドと攻守に奮闘。フィールドゴールは全てペイントエリアからの2点シュートで13本中10本をねじ込んだ。
試合後、佐藤豊文ヘッドコーチも「あいつが一番ウチっぽいセンター」と、土浦日大の伝統的な特徴である泥臭さと粘り強さ、合言葉でもある『凡事徹底』を体現する活躍だった。

Takuma Oikawa
土浦日大らしい泥臭さと粘り強さで
飯田の奮闘にチームも応えた。
春に負った左膝の大怪我から奇跡的な復活を遂げた3年生の#12 渡部駆流(かける)は、1回戦の県立宇部工業戦で痛めた右足首にテーピングをしながら、得意の3ポイントにしつこい守備にとコートを駆け回って18得点をマークした。

Takuma Oikawa
1年生の司令塔 #11 青井遙臣(はるみ)は、激しく身体をぶつけてくる相手守備陣をかいくぐってボールを運びながら、12得点、10リバウンド、5アシストの大活躍。第4クォーター中盤には逆転弾も沈めた。
同じく1年生の#10 大野蓮は後半、藤枝明誠に主導権を奪われた時間帯にセンスあふれるスコアリングで14得点と、試合をしっかり繋いだ。
3年生のキャプテン、#4 夏目悠良は、飯田とともに試合を通じて泥臭くプレイし続けた。出場時間はチーム最多の36分17秒と、プレイと声の両方でチームを引っ張った。さらに、第4クォーターにはオフェンスでも覚醒。3本の3ポイントを沈めて試合の流れを一変させた。

Takuma Oikawa
飯田の奮闘が全体に伝播したかのように一致団結したチームは、第3クォーターで相手にペースを握られながらも、最後の10分間で底力を発揮。最終スコア86-73で静岡の雄・藤枝明誠から勝利をもぎとってみせた。
次戦は準々決勝進出をかけた3回戦。北陸(福井)を破った京都精華学園(京都)との試合は、26日(金)11時10分から同じく東京体育館で行われる。
✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください
ウインターカップ2025関連記事
- 【高校バスケ】ウインターカップ2025全試合日程・結果速報一覧
- 【高校バスケ】ウインターカップ2025出場校一覧
- 【高校バスケ】2025年のウインターカップはいつ? 大会日程・開催概要まとめ
- ウインターカップ2025のライブ中継(放送・配信)・視聴方法まとめ
- ウインターカップ2025は無料で見られる?
- 【高校バスケ】ウインターカップ2025のテレビ地上波放送はある? 無料で見るには
- 歴代優勝校・ベスト5一覧
- ウインターカップとは?
