佐藤幻瑛は日本の若い野球選手にとって将来の選択肢を変える可能性のある決断を下した。
仙台大学でプレイする佐藤は球界で最も有望な若手投手のひとりだ。
その佐藤が現地22日(月)、NCAA1部ペンシルバニア州立大へ編入することを発表した。
Welcome to Happy Valley, Genei Sato!#WeAre pic.twitter.com/BlGNx3Yykg
— Penn State Baseball (@PennStateBASE) December 22, 2025
(佐藤幻瑛、ハッピーバレーへようこそ!)
佐藤は過去にアメリカの大学へ編入する意向を示しており、その動きが具体化した形となった。
佐藤がペンシルバニア州立大に編入する理由は?
佐藤はMLBドラフトの対象となることで、これまでの流れを変えようとしている。
ペンシルベニア州立大学に入学することで、佐藤は2027年のMLBドラフトで指名される資格を得る。
もし日本に留まってプレイを続けていたら、MLB移籍の可能性が生まれるまで、日本プロ野球(NPB)で長期間プレーしなければならなかった。
全ての選手がこの道を選ぶという訳ではないが、もし日本の野球選手がより早くMLBを目指そうと考えるなら、これは一つの選択肢となり得る。
佐藤の実力は?
佐藤の投げる球は見事だ。速球は最速99マイル(約159キロ)に上り、スプリッターも素晴らしい。
2025年7月に行われた第45回日米大学野球選手権大会では大学年代の侍ジャパンの一員にも選ばれている。
見てみてほしい。
RHP Genei Sato 🇯🇵
— Yakyu Cosmopolitan (@yakyucosmo) December 15, 2025
Sendai University Stats (2023-25)
170.1 IP, 2.22 ERA, 6.0 H/9, 10.7 K/9, 3.3 BB/9
4-Seam Fastball: 94-97 mph (99 max)
Splitter: 88-91
Slider: 82-85
Curveball: 71-74
Transferring to 🇺🇸 school in February
2027 MLB Draft eligible pic.twitter.com/o8lAcc9OjE
(右投手の佐藤幻瑛🇯🇵 仙台大での成績(2023-25) 170.1イニング/防御率2.22、被安打率6.0/奪三振率10.7/与四球率3.3、4シーム 94-97マイル/MAX99マイル、スプリッター88-91マイル、スライダー82-85マイル、カーブ71-74マイル、2月に🇺🇸の大学に編入し、2027年のMLBドラフトの対象に)
ペンシルベニア州立大学にとっては喜ばしい知らせだ。
ホッケーのチームは、ジュニアチームからNCAAへの移籍という前例のない動きで、NHLドラフト1位候補のギャビン・マッケナを獲得した。そして今度は野球に佐藤も加入することとなった。
原文:Japanese college baseball superstar Genei Sato makes unprecedented decision, transfers to Penn State Nittany Lions
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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