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ハルク・ホーガンが71歳で死去｜レスリング界からはその死を悼む声が続々と

Dan Treacy

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石山修二 Shuji Ishiyama

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レスリング界は今、プロレスの枠組みを超えて、アメリカ文化の一部となった伝説の選手の死を悼んでいる。

ハルク・ホーガンが現地24日（木）の早朝、フロリダで亡くなったと『TMZ』が報じた。享年71歳だった。

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テリー・ボレアとして生まれたホーガンは、1983年にWWE（当時WWF）に入団すると、すぐに団体内で指折りの人気者となった。特徴的なヒゲとバンダナで知られるホーガンの「リアル・アメリカン」ブランドは爆発的な人気を博し、レスリング界で屈指の認知度を誇るレスラーへと変貌していった。

日本のプロレス・ファンには『ハルクスター』以前の黒いタイツに『一番』のTシャツを着た新日本プロレス参戦時代やスタン・ハンセンとのタッグ、第1回IWGP決勝戦でアントニオ猪木を失神に追い込んだ試合を思い出す人も多いかもしれない。

ここではホーガンの逝去に関する情報と、次々と寄せられる追悼のメッセージをまとめていく。

ハルク・ホーガンの死因は？

ホーガンは木曜日の朝、フロリダ州クリアウォーターの自宅から担架で搬送された。『TMZ』によると、自宅から心停止の可能性があるとの通報があったためだという。

「ホーガンの自宅の外に多数の警察車両と救急隊員が駐車していたと伝えられている」と『TMZ』は報じたが、詳細な情報は不明だ。

ホーガンは昨年末に幾度となく公の場に姿を見せ、共和党全国大会では盛大な演説も行ったが、2025年に入ると健康状態に関する噂が流れ、目撃情報も少なくなった。『TMZ』はホーガンが今年5月に首の手術を受けたと報じたが、ホーガンの妻は深刻な健康問題や死の危機に直面しているという噂を今年春の段階で否定していた。

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ホーガンの死を悼む声が続々

リック・フレアーは即座にホーガンの生涯を称え、このスーパースターを「素晴らしいアスリート、才能あふれる人物、友人、そして父親」と評した。

（親しい友人である ハルク・ホーガンの訃報に、大きな衝撃を受けています。ハルクは私たちがレスリングの世界に入ったときからずっと自分のそばにいてくれた。素晴らしいアスリートであり、才能あふれる人物、友人、そして父親でした。彼の友情は私にとってかけがえのないものでした。私が頼まなくても、彼はいつも私のそばにいてくれた。私が生存確率2%で入院していたとき、最初に病院を訪ねてきてくれたのは彼だった。彼は私のベッドサイドで祈ってくれた。リードが病気になったとき、ハルクは私にお金を貸してくれた。ハルクスター、あなたのような人は他にいない！友人よ、安らかに眠ってくれ🙏）

WWEも木曜日、ホーガンの死を確認した後、彼を「ポップカルチャーで最も有名な人物の一人」と評する声明を発表した。

（WWE は、WWE 殿堂入り選手であるハルク・ホーガン氏が逝去されたことを深い悲しみとともに受け止めています。ポップカルチャー界で最も有名な人物の一人であるホーガン氏は、1980年代にWWEが世界的な認知を得ることに貢献しました。WWEは、ホーガン氏の家族、友人、ファンの方々に、心よりお悔やみ申し上げます）

ドナルド・トランプ大統領の息子、ドナルド・トランプJr.は、2024年の共和党全国大会で、ホーガンと一緒に撮った写真を公開した。

（レジェンドに安らかな眠りを。 🇺🇸🇺🇸🇺🇸 ハルク・ホーガン）

レスリング記者デイブ・メルツァー氏は、ホーガンを「おそらく史上最も有名なプロレスラー」と評した。

（ハルク・ホーガンが本日71歳で亡くなった。彼はおそらく史上最も有名なプロレスラーであり、そのキャリアを通じて、彼を見るために入場料を支払った人の数は他の誰よりも多かった。思い出をありがとう）

「今日、アメリカの一部が亡くなった」と、バースツールの創設者デイブ・ポートノイ氏は述べ、ホーガンを「唯一無二のアメリカのアイコン」と評した。

（ハルクスターはまさに唯一無二のアメリカのアイコンだった。今日、アメリカの一部が亡くなった。真のレジェンドに安らかな眠りを 🇺🇸）

トランプ大統領は木曜日にこのニュースに反応し、このプロレスラーを「強く、タフで、賢く、そして最も大きな心を持つ人物」と評した。

J.D. ヴァンス副大統領はこのニュースを受けて、ホーガン氏を「偉大なアメリカのアイコン」と評した。

（ハルク・ホーガンは、アメリカの偉大なアイコンだった。私が子供の頃、初めて心から憧れた人物の一人だ。

最後に彼に会ったとき、また会ったときに一緒にビールを飲もうと約束した。

次はあの世で会おう、友よ！安らかに眠ってくれ。）

トリプル H はソーシャルメディアに長いメッセージを投稿し、ホーガンは「要するに、アイコン的人物」だと述べた。

（リングで競い合う、現実を超えたキャラクターたちなしでは、WWEは今日の地位を築くことはできなかったでしょう…そして、テリー「ハルク・ホーガン」ボレアほど大きな存在はまずいなかったでしょう。

彼は「スーパースター」とは何かを体現した存在でした。——世界中を熱狂させ、何百万もの人々が夢を追う原動力となり、世界中のファンがひと目で彼だとわかるルックスを持っていた。

赤と黄色のコスチュームやnWoの黒と白のコスチュームを身にまとったハルク・ホーガンは、まさに「アイコン」そのものだった。リアル・アメリカンとして、または業界最大級の派閥のリーダーとして、彼はこの業界を新たな高みへと導き、あらゆる国と大陸で前例のない成功を収めた。

ハルクスターのような存在は他にいないし、今後現れることもないかもしれない。私の家族は、彼の家族、友人、そしてファンに哀悼の意を表する。）

WWE の共同創設者であるビンス・マクマホン氏は、ホーガンの死を悼む声明を発表し、彼を「先駆者」であり、「その不屈の精神と成功への飽くなき欲求は比類のないものだった」と評した。

カントリー歌手、リー・グリーンウッドは、ホーガンとの写真を投稿し、レスラーの死を悲痛な損失と表現した。

（この悲痛な損失を悼み、ホーガン家、世界中の何百万人ものファン、そして友人たちに心からお悔やみ申し上げます）

原文：Hulk Hogan dies at 71: Wrestling world mourns the passing of WWE superstar
翻訳・編集：石山修二（スポーティングニュース日本版編集部）

Dan Treacy

Dan Treacy is a content producer for Sporting News, joining in 2022 after graduating from Boston University. He founded @allsportsnews on Instagram in 2012 and has written for Lineups and Yardbarker.

石山修二 Shuji Ishiyama

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。生まれも育ちも東京。幼い頃、王貞治に魅せられたのがスポーツに興味を持ったきっかけ。大学在学時に交換留学でアメリカ生活を経験し、すっかりフットボールファンに。大学卒業後、アメリカンフットボール専門誌で企画立案・取材・執筆・撮影・編集・広告営業まで多方面に携わり、最終的には副編集長を務めた。98年長野五輪でボランティア参加。以降は、PR会社勤務・フリーランスとして外資系企業を中心に企業や団体のPR活動をサポートする一方で、現職を含めたライティングも継続中。学生時代の運動経験は弓道。現在は趣味のランニングで1シーズンに数度フルマラソンに出場し、サブ4達成。