大相撲九州場所、若元春に体調不良の可能性!? 取組後インタビュー中に2度咳き込み…勝ち越しはおろか皆勤にも暗雲か

柴田雅人 Masato Shibata

大相撲九州場所、若元春に体調不良の可能性!? 取組後インタビュー中に2度咳き込み…勝ち越しはおろか皆勤にも暗雲か image

Jiji Press

大相撲九州場所は14日に6日目の取組が行われたが、今場所2勝目を挙げた西前頭2枚目・若元春の取組後に少々気がかりなシーンがあった。

前日まで1勝4敗の若隆景はこの日、結びの一番で4勝1敗の西横綱・豊昇龍と対戦したが、正攻法では勝てないと判断したのか立ち合い変化を選択。これが決まってはたき込みで勝利し、場内が騒然とした雰囲気となる中花道を引き揚げた。

同日のNHK大相撲中継では取組後、通算3個目の金星を獲得した若元春へのインタビューが実施された。聞き手のアナウンサーはまず「3つ目の金星獲得となりましたがいかがですか?」と質問したが、若元春は「まあでも…」と話し始めたところで一度大きく咳をした後、「頑張ってきた結果かなという感じです」と答えた。

この後、若元春は立ち合い変化を選択した背景やここまで6日間の戦いについての感想などを話したが、その最中にも一度咳をする場面があった。また、「自分の相撲はなかなか取れない」、「(今場所の目標は)特にないです」といった後ろ向きな言葉も口にしていた上、インタビュー中は全体的に声が小さくかすれ気味だった。

若元春は9月に行われた秋場所を9勝6敗の勝ち越しで終えたが、同場所後から現在に至るまで、アクシデントに見舞われたというような情報は伝えられていない。10月のロンドン公演にも参加しており、大ファンだとかねて公言している『ハリーポッター』の“聖地巡礼”を楽しむなど充実感をにじませていた。

迎えた今場所はここまで黒星が先行する苦しい展開となっているが、過去に立ち合い変化を選択したことはほとんどないことや、取組後インタビュー中の言動などを踏まえると、体調面に何らかの問題が発生している可能性が考えられる。実際、SNS上では風邪を引いているのではないかと懸念する声も散見される。

仮にそうだとすると残り9日間での勝ち越しはおろか、千秋楽まで出場できるかも不透明な状況になりかねないが、こうした心配が杞憂に終わるような活躍が7日目以降から見られることを願うばかりだ。

✍️この記事はいかがでしたか? 読後のご意見・ご感想をぜひお聞かせください

Contributing Writer