✔この記事のまとめ
・ふるさと納税のポイント還元は2025年9月30日まで
・主な理由はポイント付与の過当競争を抑えるため
・9月末までの寄付ならポイント還元あり
・10月以降はクレジットカードの支払いによるポイント還元あり
・仲介サイトはAmazonふるさと納税や楽天ふるさと納税など
「ふるさと納税のポイント還元はいつまで?」
「ふるさと納税のポイント還元はどこがお得?」
ふるさと納税のポイント還元とは、寄付金額に応じたポイントが付与される仕組みのこと。
本記事では、ふるさと納税のポイント還元について知っておくべきことを解説する。
ふるさと納税でなるべくお得になりたい人は、本記事を参考にしてほしい。
■ふるさと納税のポイント還元はいつまで?いつから禁止?
ふるさと納税のポイント還元は、2025年9月30日まで(例外もあるので各ポータルサイトで返礼品の詳細を確認してください)。
どこのポータルサイトでも、2025年10月以降は禁止となる。
そのため9月末までの駆け込み寄付が多くなると予想される。
各ポータルサイトでは需要に応えるためのキャンペーンを実施している状況。
駆け込み寄付を検討している人は、後述のポータルサイトを検討してみてほしい。
▼2025年10月からポイント還元が廃止される理由
ふるさと納税のポイント還元が廃止される主な理由は以下の通り。
- 各ポータルサイトでポイント還元の競争が過熱した
- 返礼品の強調などでふるさと納税の意義が希薄化した
総務省で2024年に指定基準の見直しでポイント還元が問題視された。
ポイント還元禁止によって、ふるさと納税を適正な運用に戻そうとしている。
▼ふるさと納税でポイント還元を受ける方法
ポイント還元を受けるためには、2025年9月30日までのふるさと納税が必須だ。
10月以降になれば、原則としてポータルサイトからのポイント還元は受けられない。
ただし10月以降でも、クレジットカードのポイント還元は受けられる。
クレジットカードでの支払いには、以下の注意点もあるため把握しておこう。
- 基本は一括払い(ただし後から分割化やあと払い例外あり)
- 利用限度額を超える支払いはできない
クレジットカードによる9月末までのふるさと納税で、ポイントの二重取りができる。
■ふるさと納税でポイント還元される主な仲介サイト比較【どこがお得?】
参考として、ふるさと納税の大手ポータルサイトのAmazonと楽天の比較は以下の通り。
比較項目 | Amazonふるさと納税 | 楽天ふるさと納税 |
ポイント 還元率 | 最大20% | 基本的に100円につき 1ポイント |
メリット | ○返礼品の配達が早い ○dポイントが貯まる | ○楽天ポイントが 貯まる ○ポイントの 汎用性が高い |
おすすめな人 | ○プライム会員 ○条件クリアが 面倒な人 | ○楽天会員 ○楽天サービスを 幅広く利用している人 |
楽天会員でなければ、Amazonふるさと納税のほうがおすすめだ。
ポイント還元のシステムが明確で、付与されるポイントがわかりやすい。
▼Amazonふるさと納税
Amazonふるさと納税は、最大20%のポイント還元キャンペーンを9月30日まで実施する。
寄付金額 | ポイント還元 |
---|---|
15,000円以上 | 3.0%還元 (最大900ポイント) |
30,000円以上 | 4.5%還元 (最大1,800ポイント) |
40,000円以上 | 5.0%還元 (最大3,500ポイント) |
70,000円以上 | 7.0%還元 (最大6,300ポイント) |
90,000円以上 | 12%還元 (最大12,000ポイント) |
100,000円以上 | 17%還元 (最大17,000ポイント) |
キャンペーンにエントリーして、Amazonふるさと納税で期間中に15,000円以上を寄付する。
2つの条件を満たせば、キャンペーン終了後30日程度で寄付金額に応じたポイントが付与される。
(付与されたポイントの有効期限はポイントが確定された月の翌月末日となる)
またAmazon Mastercardでの支払いで+最大2.0%(非プライム会員は1.5%)となる。
さらにdアカウント連携・5,000円以上の寄付で+1.0%のdポイントが還元される。
なおキャンペーンはAmazonふるさと納税で掲載されているすべての返礼品が対象。
返礼品のページには「ふるさと納税」アイコンが記載されているため、確認してみてほしい。
▼楽天ふるさと納税
楽天ふるさと納税の基本ポイント還元率は1.0%となっている。
以下のキャンペーンを組み合わせることでポイント還元率がアップする。
キャンペーン | 内容 |
---|---|
SPU | 楽天サービスの 利用で最大18% |
楽天お買い物マラソン | 期間内の買いまわりで +10% (9月は終了済み) |
勝ったら倍キャンペーン | 楽天スポンサーチームの 勝利で最大+2.0% |
毎月5と0のつく日 | 0か5のつく日に 楽天カード利用で+1.0% |
39ショップエントリー | 39ショップエントリーで +1.0% |
すべて満たせばポイント還元が30%以上になる可能性もある。
しかし条件クリアのハードルは高く、恩恵を受けられる人は限られる。
楽天のサービスや楽天カードをよく利用する人であれば、おすすめといえる。
■ふるさと納税のポイント還元についてよくあるQ&A
▼ふるさと納税のポイント還元率とは?
ふるさと納税のポイント還元率とは、寄付金額に応じて付与されるポイントの割合のこと。
100円につき1ポイント付与されるのであれば、ポイント還元率は1.0%となる。
ポイント還元率10%の場合は、10万円を寄付すれば10,000ポイントが還元される。
ただし付与されるポイントの上限が決まっている場合があるため、事前に確認しておこう。
▼ふるさと納税のポイント還元の注意点は?
付与されたポイントの有効期限は付与されるポイントによって異なる。
先述したようにAmazonの場合は「ポイント確定月の翌月末日」と早い。
たとえばポイント付与が2025年10月13日だった場合の有効期限は2025年11月30日。
有効期限を過ぎた場合はポイントは利用できなくなるため、注意が必要だ。
▼ふるさと納税のポイント還元で国と楽天が揉めてるの?
楽天は「総務省のポイント還元禁止の告示は無効」と主張している。
2025年9月16日に無効確認を求める訴訟の第1回口頭弁論が行なわれた。
国側は「法的利益は国・地方自治体・納税者にあり、楽天には提訴の資格がない」と主張。
判決はまだ先になるが、現時点では告示通りに10月以降のポイント還元は禁止となる。
■ふるさと納税のポイント還元を受けたいなら9月30日までに寄付を済まそう!
ふるさと納税のポイント還元について解説してきたことは以下の通り。
ふるさと納税の ポイント還元 | 内容 |
---|---|
駆け込み寄付 | 2025年9月30日まで |
廃止される理由 | ポイント還元の過当競争 |
10月以降もポイントを 付与される方法 | クレジットカード払い (クレジットカードのポイント付与) |
Amazonふるさと納税が おすすめな人 | ○プライム会員 ○条件クリアが面倒な人 |
楽天ふるさと納税が おすすめな人 | ○楽天会員 ○楽天サービスを 幅広く利用している人 |
駆け込み寄付をしてポイント還元を受けたいならば、9月30日に間に合うようにしよう。
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