紀平梨花選手がアイスダンスに挑戦
9月29日午前、女子シングルの紀平梨花選手が、自身のSNSでアイスダンスに挑戦することを発表した。かつてグランプリファイナルや全日本選手権などで優勝するなどの活躍をしていたが、ここ数年はけがの影響でほとんど試合に出ていない。先日、中部選手権の棄権を発表したことで、ミラノオリンピックの出場の可能性がなくなったばかりだった。
紀平選手はSNSを通じて「私はアイスダンスに挑戦します。この挑戦を後押ししてくれた家族や所属先、スポンサーの皆様、私にもう1つのスケート人生の機会を与えてくれた西山真瑚さんに感謝しています。これからも夢に向かって全力で取り組んで参ります」と決意を表明しおり、シングルについては引退でなくアイスダンスとの二刀流とのこと。
怪我の影響からシングルの練習を追い込むことができないなかで、今回の挑戦については「のちのち生かせる部分はたくさんある」と前向きだ。
SNSには2人で滑っている様子も公開されており、息の合ったスケーティングを見ることができる。
西山真瑚選手とは
紀平選手とカップルを結成した西山真瑚選手は、田中梓沙選手との「あずしん」カップルで全日本選手権準優勝、四大陸選手権2年連続出場などの経歴がある。ノービス、ジュニア時代はシングルで活躍しており、2022-23シーズンはパートナーを探しながらシングル選手としてシニアの試合に出場するなど、対応力のある選手だ。
今回の紀平選手とのカップル結成について、自身のSNSにて「紀平梨花さんとアイスダンスカップルを結成することになりました。紀平さんと共にアイスダンスに取り組めることを嬉しく思います。家族や所属先の理解と共に、目指すべきものがハッキリしているので、最大級の努力で、二人の目標を掴み取りたいです」とつづっており、「#これからもお惣菜お裾分けお願いします笑」と早くも打ち解けた様子。
今後、どのような試合に出場してくるのか、ふたりの動向に注目が集まる。