FIFAワールドカップ2022でアルゼンチンが優勝する上で、リオネル・メッシの存在は絶対的に欠かせなかった。アルゼンチン代表（ラ・アルビセレステ）が2026年大会で再びタイトルを目指す際にも、メッシの力は必要不可欠だ。しかし、本人は未だに出場を正式に認めていない。
代表として最後のホーム公式戦となる可能性が高い試合（ベネズエラ戦で3-0で勝利）を終えた後、メッシはブエノスアイレスのピッチ上で感情を抑えきれない様子を見せた。
次のワールドカップは、北米（アメリカ・カナダ・メキシコ）で開催される予定であり、現在アメリカでプレーするメッシの動向には、今後、開幕に向けてますます注目が集まっている。
スポーティングニュースは、メッシがキャリアの終盤に差し掛かる中、その最新情報を紹介する。
メッシはワールドカップ2026に出場するのか？
一般的には、メッシは2026年のワールドカップに出場し、その後に代表から引退すると予想される。しかし、2025年9月、ベネズエラ戦後のインタビューでメッシ本人は、出場についてやや否定的なコメントを残した。
「年齢のことを考えると、論理的にはもう出られないのが普通だと思う」と、ワールドカップ予選で2得点を挙げた後に語った。
「でも、もうすぐそこまで来ているからね。出たいという気持ちやモチベーションはあるんだ。いつも言っているように、僕は “日々を大切に、試合ごとに” というスタンスでやっている。自分の体調を見ながら、正直でいたいんだ。調子が良ければ楽しめる。でも、そうでないときは楽しめない。だから調子が悪ければ出ない方がいいと思う」
「まだ決めていない。ワールドカップのことはこれから決めるよ。MLSのシーズンを終えて、プレシーズンを経て、残り6か月になる。そのときの自分の気持ち次第だね。2026年に良いプレシーズンを送って、今季を良い形で終えられれば、その時に決めるつもりだ」
メッシはいつ代表を引退するのか？
メッシは、2026年のワールドカップを最後に、アルゼンチン代表から引退する見通しが強い。
2025年9月4日に行われたベネズエラ戦（3-0の勝利）は、メッシにとってホームでの最後の公式戦となることを本人が認めている。試合後、38歳のメッシは家族全員に囲まれながら、感情をあらわにした。
「このスタジアムでは、本当に多くの感情を味わってきた。アルゼンチンで自分たちの人々の前でプレーできるのは、いつだって喜びだ。長い間、僕たちは1試合1試合を楽しんできた。こうしてここで終えられるのは、ずっと夢見ていたことなんだ。」
この試合は、ホーム最終戦であると同時に、ワールドカップ予選最後の試合でもあった。アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、チームがすでに南米予選の首位通過を確定させていたため、続くエクアドル戦ではメッシを休ませると発表した。
とはいえ、メッシがワールドカップ後に1試合以上の国際親善試合に出場し、正式な引退セレモニーを行う可能性は極めて高い。彼のアルゼンチン代表としての偉大なキャリアを締めくくる、盛大な “お別れの場” が用意されるだろう。
原文：Will Lionel Messi play at the 2026 World Cup? Argentina star's plans for playing in USA, Canada, Mexico
翻訳：小鷹理人（スポーティングニュース日本版）
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