ジョゼ・モウリーニョが古巣ベンフィカの監督に就任する可能性が高まっている。ポルトガル国内、そして欧州サッカー界に大きなインパクトを与えるニュースだ。
モウリーニョは、2000年にベンフィカで監督としてのキャリアをスタートさせたが、10試合で退任することとなった。その後ウニオン・レイリアを経てFCポルトを率いると、2003-2004シーズンにチャンピオンズリーグ優勝という歴史的快挙を達成し、一躍世界的な名将へと駆け上がった。
ポルトでの成功はチェルシーの監督就任へとつながり、以降はレアル・マドリード、インテル、マンチェスター・ユナイテッドなど欧州屈指のクラブを渡り歩いた。しかしフットボールの潮流が変化するなか、現実的で守備的なスタイルを持つモウリーニョは、近年では欧州主要クラブの候補に挙がりにくくなっている。
直近はトルコの名門フェネルバフチェの指揮を執っていたが、8月の欧州CL予選で敗退し、今季早々に解任の憂き目を見た。
そんな中、現地メディア『CNNポルトガル』は「ベンフィカがモウリーニョ氏の監督就任に原則合意した」と報道。クラブは9月17日のCLでアゼルバイジャンのカラバフに2-3で敗れ、ブルーノ・ラージ監督を解任したばかりで、後任探しが急務となっていた。
もしモウリーニョが復帰することになれば、ベンフィカにとってだけでなく、ポルトガルサッカー界にとっても大きな意味を持つだろう。
さらに現在ベンフィカは会長選挙の真っ只中で、候補者の中にはユルゲン・クロップやルベン・アモリムといった大物監督の招聘を公約に掲げる者もいる。しかし、モウリーニョ就任が実現すれば、そうした選挙戦略は一気に白紙に戻ることになる。
原文:However, if Mourinho returns, then this will scrap many potential presidents' plans.
翻訳・編集:小山亮(スポーティングニュース日本版)
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