マンチェスター・ユナイテッドのサンチョ、去就不透明のままオファーを拒否か

Rwittika Chakraborty

浄見耕志 Koushi Kiyomi

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マンチェスター・ユナイテッドは、8月17日(日本時間18日)に本拠地オールド・トラッフォードで行われたアーセナルとの一戦で0-1と敗れ、新シーズンのプレミアリーグは黒星スタートとなった。

この夏、ユナイテッドには新戦力が加わった一方で、クラブを去った者、他クラブへ期限付き移籍した選手もいる。そうした中、依然として将来が不透明な選手もおり、その一人がジェイドン・サンチョだ。

サンチョは2021年にボルシア・ドルトムントからマンチェスター・ユナイテッドに加入したが、2023年に当時の指揮官エリック・テン・ハフとの対立もあり、古巣ドルトムントとチェルシーへそれぞれ期限付き移籍している。

しかし6月、チェルシーはサンチョの買取オプションを行使せず、完全移籍を避けるためにマンチェスター・ユナイテッドに500万ポンド(1ポンド199円換算で約9970万円)の違約金を支払った。

報道によれば、サンチョは開幕戦メンバーから外されているにもかかわらず、ベシクタシュやローマからのオファーを断ったという。

ジェイドン・サンチョの今後の動向は?

移籍市場に精通するジャーナリスト、ファブリツィオ・ロマーノ氏によると、代理人はローマに対し加入しない意向を伝えたという。

報道によると、トルコ移籍も考えておらず、ベシクタシュがユナイテッドの提示額に応じる意向を示していたにもかかわらず、オファーを断ったという。

契約があと1年残っているサンチョに対し、ユナイテッドは2,000万ポンド(約39億8900万円)のオファーを期待している。ユナイテッドはサンチョを7,300万ポンド(約111億7000万円、2021年当時のレート換算1ポンド=153円)で獲得したと伝えられている。

サンチョはマンチェスター・ユナイテッドで通算83試合に出場し、12ゴールと6アシストを記録している。

原文:Jadon Sancho turns down offers from clubs amid uncertain Man United future
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)

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Rwittika Chakraborty

Rwittika Chakraborty is a content producer for The Sporting News. Based in India, she holds a Bachelor's degree in Journalism and Mass Communication from SRM Institute of Science and Technology.

浄見耕志 Koushi Kiyomi

スポーティングニュース日本版アシスタントエディター。東京生まれ・東京育ち。スポーツとの出会いは、幼少期に夢中で観戦した大相撲。以来、欧州サッカーやF1を中心に幅広く観戦し、競技そのものだけでなく、その背景や文化にも強い関心を持つ。映画や音楽をはじめカルチャー全般を日常的に吸収し、雑誌文化にも親しんでいる。