マンチェスター・ユナイテッドは、昨シーズンのプレミアリーグを15位で終えたことを受け、積極的にスカッドの整理に動いている。そうした中、放出候補の中でも注目されているのがアレハンドロ・ガルナチョだ。
マンチェスター・ユナイテッドで通算58試合に出場しているアルゼンチン人ウインガー、ガルナチョは、ルベン・アモリム監督の信頼を失いつつある。両者の関係は、マンチェスター・ユナイテッドがヨーロッパリーグ決勝で敗れて以降、徐々に悪化している。
両者の緊張は公の場で一気に高まり、お互いに関係が限界に達し、もはや仕事を続けられないことが明らかになった。
当初、ユナイテッドは21歳の彼に対して、6000万~7000万ポンド程度の移籍金を見込んでいた。
しかし、テレグラフ紙によると、クラブは今夏のチーム再編を急ぎ、新戦力のスペースを確保するため、移籍金の希望額を4000万ポンドに引き下げたという。
ガルナチョに関心を示すクラブ
ガルナチョに関心を示しているイングランドのクラブは複数ある。
報道によると、アストン・ヴィラ、トッテナム、チェルシーの3クラブは、ガルナチョの状況を注視しているという。
チェルシーは1月にも関心を示していたが、その後ジョアン・ペドロ、ジェイミー・ギッテンス、エステバン・ウィリアンといった攻撃陣を補強した。現在も獲得候補の一つではあるものの、最有力とは言い難い状況だ。
一方、アストン・ヴィラは有力な移籍先として浮上している。昨シーズン、マーカス・ラッシュフォードがヴィラ・パークで活躍し、1月の移籍後に4ゴール6アシストを記録したことが背景にある。ウナイ・エメリ監督は、ガルナチョを攻撃陣に加えることを熱望していると伝えられている。
トッテナムも関心を持ち続けている。移籍情報の専門家グレーム・ベイリーが状況について詳しく解説した。

「アレハンドロ・ガルナチョはイングランドに残りたいと思っており、選択肢は限られています。チェルシーが彼に関心を示していることは明らかで、トッテナムも連絡を取り続けています」と彼はTBRフットボールに語った。
「しかし、アストン・ヴィラが選択肢として浮上していると聞いています。選手本人もウナイ・エメリと一緒に働く可能性について十分にリサーチしており、良い話を聞いているそうです」
「エメリ監督は若い選手たちの力を引き出す術を知っています。モーガン・ロジャーズのような選手たちを見れば、それが分かります」
「ガルナチョがマーカス・ラッシュフォードの代わりになる可能性はあります。決して不可能ではありません。ヴィラは今夏のマーケットでインパクトを与えたいと考えており、アレハンドロ・ガルナチョはその期待に応える存在になり得ます」
原文:Which clubs are interested in signing Manchester United star Alejandro Garnacho?
翻訳・編集:浄見耕志(スポーティングニュース日本版)
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