【U23W杯】楽天内田・ロッテ安田らが躍動! 国際舞台で活躍する期待の若手たち

勝田聡 Satoshi Katsuta

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南米・コロンビアを舞台に10月19日から第2回WSBC U-23ワールドカップが開催されている。プロ球団で期待される若手たちの、今大会での活躍をチェックしよう。

★ポイント1:“フル代表”の稲葉篤紀が監督兼任! 若手にとってアピールのチャンス

今大会はトップチームと兼任する形で稲葉篤紀監督が指揮を執っている。昨年代表監督に就任したばかりの稲葉監督にとって、国際舞台での経験を積む絶好の機会だ。また、若い選手にとっても“フル代表”と兼任する稲葉監督にアピールする絶好のチャンスになる。特に、2020年には東京オリンピックの開催が控えており、誰もが自国開催の五輪に出場するチャンスをうかがっているはずだ。

気になるU23の日本代表メンバーは以下の表の通り。プロ野球選手だけではなく、社会人野球で活躍する選手も代表に選ばれた。また、主将は東北楽天ゴールデンイーグルスの有望株である内田靖人が務める。今季58試合で12本塁打を放ち、来シーズンは30本塁打の期待もかかる大砲候補がチームをまとめていく。

<U-23日本代表メンバー>

 守備背番号名前所属
 投手11寺島 成輝ヤクルト
 投手12近藤 弘樹楽天
 投手14櫻井 周斗DeNA
 投手15水野 匡貴ヤマハ
 投手16鈴木 優オリックス
 投手17成田 翔ロッテ
 投手18種市 篤暉ロッテ
 投手19阪口 皓亮DeNA
 投手21塹江 敦哉広島
 投手65長井 良太広島
 投手66山崎 颯一郎オリックス
 捕手9喜多 亮太セガサミー
 捕手10堀内 謙伍楽天
 捕手27高山 竜太朗巨人
 内野手1中山 悠輝東京ガス
 内野手3内田 靖人楽天
 内野手5原澤 健人SUBARU
 内野手6西巻 賢二楽天
 内野手13安田 尚憲ロッテ
 内野手23大河DeNA
 外野手7岸里 亮佑日本ハム
 外野手8周東 佑京ソフトバンク
 外野手24宮澤 義也新日鐵住金かずさマジック
 外野手53島田 海吏阪神


★ポイント2:投手陣はロッテ種市、オリ山崎、De阪口らが活躍

投手陣で結果を残したのは、千葉ロッテマリーンズの種市篤暉だ。2試合目のチャイニーズ・タイペイ戦に先発すると、的を絞らせないピッチングで相手を翻弄。最終的に7回無失点、被安打4、奪三振10、与四球0とほぼ完璧な内容で3-1の勝利に貢献した。プロ初勝利を挙げる前に国際舞台で白星を手に入れ、来シーズンへのアピールをしてみせた。

また、1戦目の先発・山﨑颯一郞(オリックス)は、南アフリカ相手に6回無失点と好投。3戦目のメキシコ戦の先発・阪口皓亮(DeNA)も4.2回で1失点と試合をしっかりと作った。

中継ぎ陣では、櫻井周斗(DeNA)が2試合で2回を投げ無失点、4奪三振を記録。高校時代から注目を浴びていたスライダーが国際試合でも通用したのは大きな収穫だろう。

成田翔(ロッテ)は二死満塁と厳しい場面で登板し、空振り三振でピンチを凌いでみせた。左の中継ぎとして、もしくはワンポイントとしての起用もありそうだ。

★ポイント3:野手陣はロッテ安田、阪神島田が躍動

主将を務める内田は2本塁打を放ち、4番としての存在感を見せているものの、打率.167(12打数2安打)は物足りない。もう少し確実性を上げたいところ。

3番・安田尚憲(ロッテ)は1本塁打を含む3戦連続安打を放ち、打率.500(10打数5安打)、1本塁打、3打点と好調だ。実力のあるチャイニーズ・タイペイとの対戦で、先制本塁打を放ったのはチームにとっても大きかった。

島田海吏(阪神)も3試合で打率.444(9打数4安打)、1本塁打、1打点、2盗塁と気を吐いた。南アフリカ戦ではランニングホームランを見せ、自慢の快足を稲葉監督にアピールした。

所属球団で期待されている若手達が結果を残すU23W杯。彼らが来シーズン以降の飛躍へのきっかけをつかめるか、注目だ。

※数字は2018年10月22日終了時点

 


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勝田聡 Satoshi Katsuta

かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。