吉村、成瀬らも参加!生き残りをかけた戦い!プロ野球トライアウトは大盛況

勝田聡 Satoshi Katsuta

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戦力外通告を受けながらも来シーズンの現役続行を希望する選手たちが、参加する12球団合同トライアウト。今年は11月13日にタマホームスタジアム筑後で開催され、48人(投手29人、野手19人)の選手が現役続行を目指し戦いの場に挑んだ。

★ポイント1:成瀬、西岡らタイトルホルダー含む48人が参加

今回のトライアウトには元育成選手からかつてのスター選手まで、幅広い顔ぶれが集まった。

阪神の西岡剛、ヤクルトの成瀬善久といったタイトルホルダーや、その他にもソフトバンクの吉村裕基、中日の若松駿太といった主力として一軍で活躍していた選手も参加した。

そのため注目度は非常に高く、今年から設けられた有料の観覧席は前売りの時点で完売。無料の席は入場規制を取られるほどの盛況ぶりだった。

 

★ポイント2:楽天のコラレス、巨人のリャオが快投

今トライアウトで良い結果を見せたのは楽天のジョシュ・コラレス。最速150キロのストレートを武器に三者連続三振を奪い、猛アピールに成功した。外国人選手であるコラレスがNPBに留まるには、数の限られた外国人選手枠を勝ち取らなければならない。しかし、その枠を使ってでも中継ぎとして獲得する球団が現れてもおかしくなさそうだ。

また、巨人の廖任磊(リャオ・レンレイ)も最速152キロのストレートでふたつの三振を奪った。リャオは台湾の大学出身であるものの、日本のドラフトでプロ入りしたため日本人選手扱いとなる。身長201センチの超大型右腕に朗報は届くだろうか。

同じく巨人の中井大介は成瀬から二塁打を放ち存在感をみせた。内外野守れるユーテリティ制もアピールポイント。すでに横浜DeNAベイスターズが獲得に名乗りを挙げており、正式なオファーが届けば契約となりそうだ。

 

★ポイント3:荒波翔、聖澤諒らはトライアウト不参加でオファーを待つ

戦力外や自由契約になりながらも、トライアウトに参加しなかった選手もいる。オリックスの大山暁史、楽天の伊志嶺忠は直前に参加を取りやめた。また、荒波翔(DeNA)、聖澤諒、細川亨(ともに楽天)らは現役続行を希望しながらトライアウトには参加してない。

過去には坂口智隆(現・ヤクルト)や田中浩康(元・DeNA)が、トライアウトに参加せず支配下契約を勝ち取っている。なかでも坂口はヤクルトに移籍した2016年から3シーズン連続で155安打以上を放ちチームに貢献。今シーズンも外野と一塁をこなしながら打率.317と上々の成績を残した。

トライアウトを受けた選手も、そうでない選手も、ひとりでも多くが来シーズンもプレーすることに期待したい。

<参加者一覧>

 所属選手名守備
 西武玉村祐典投手
 西武藤沢亨明捕手
 ソフトバンク児玉龍也投手
 ソフトバンク伊藤祐介投手
 ソフトバンク斎藤誠哉投手
 ソフトバンク山下亜文投手
 ソフトバンク森山孔介内野手
 ソフトバンク松本龍憲内野手
 ソフトバンク吉村裕基外野手
 ソフトバンク城所龍磨外野手
 日本ハム新垣勇人投手
 日本ハム高良一輝投手
 オリックス塚田貴之投手
 オリックス佐藤世那投手
 オリックス園部聡内野手
 ロッテ宮崎敦次投手
 ロッテ菅原祥太外野手
 楽天宮川将投手
 楽天コラレス投手
 楽天横山貴明投手
 楽天枡田慎太郎外野手
 広島仲尾次オスカル投手
 広島辻空投手
 ヤクルト成瀬善久投手
 ヤクルト古野正人投手
 ヤクルト久古健太郎投手
 ヤクルト鵜久森淳志外野手
 ヤクルト比屋根渉外野手
 巨人乾真大投手
 巨人篠原慎平投手
 巨人渡辺貴洋投手
 巨人廖任磊投手
 巨人河野元貴捕手
 巨人中井大介内野手
 巨人辻東倫内野手
 巨人青山誠外野手
 巨人高橋洸外野手
 巨人松沢裕介外野手
 DeNA須田幸太投手
 DeNA福地元春投手
 中日山本雅士投手
 中日若松駿太投手
 中日吉田嵩投手
 元中日関啓扶投手
 阪神山本翔也投手
 阪神西岡剛内野手
 阪神今成亮太内野手
 阪神西田直斗内野手

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勝田聡 Satoshi Katsuta

かつた・さとし/東京都出身。複数の業界で営業、経営管理を行ったのち2015年に独立。同年よりNPB、MLBなの記事作成、2022年からメディアのSNS運用など野球関連の業務を行っている。