NFL第15週目:新型コロナウイルス感染急増による試合日程変更

Jordan Greer

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12月17日午後(日本時間18日)、NFL機構は第15週目に予定されていた3試合が新型コロナウイルス感染急増により日程変更されると発表した。クリーブランド・ブラウンズ、ロサンゼルス・ラムズ、そしてワシントン・フットボール・チームのそれぞれ20人を越える選手が感染者リストに入った。

「私たちは医療専門家のアドバイスを受け、NFL選手会との話し合いの結果、これらの日程変更を決定しました。今週に入って感染力が強いウイルスが新たに流行しつつあり、リーグ全体で感染数が急増した結果になりました。NFLコミュニティ内の健康と安全を確保するため、私たちは今後も医療専門家と協議のうえで判断していきます」とNFLの公式声明は述べた。

では実際に第15週目の試合日程はどう変わったのか?

 

第15週目で日程変更された試合とは?

  • ラスベガス・レイダース対クリーブランド・ブラウンズ戦は12月18日から12月20日米国東海岸時間午後5時(同21日午前7時)に変更
  • シアトル・シーホークス対ロサンゼルス・ラムズ戦は12月19日から12月21日米国東海岸時間午後7時(同22日午前9時)に変更
  • ワシントン・フットボール・チーム対フィラデルフィア・イーグルス戦は12月19日から12月21日米国東海岸時間午後7時(同22日午前9時)に変更

 

NFLが第15週目の試合を日程変更した理由とは?

NFLコミッショナーのロジャー・グッデル氏は全32チームに向けた所信の中で、オミクロン株の出現はリーグからの「柔軟な対応を要求している」と説明した。

「医療専門家のアドバイスに従い、私たちは新たなウイルス感染対策を加え、検査で陽性と診断された選手及びスタッフの復帰に必要な再検査の方針を改訂しました。さらに現在の状況を鑑み、いくつかの試合を延期することを検討しました」とグッデル氏は述べた。

グッデル氏はさらに、NFLは変更された3試合の日程をさらに週の後半へ再変更することは想定していないと述べ、リーグ機構も「健康と安全に関する原則を維持し、現行の18週制内で全試合を終了することに最大の努力を払う」としている。

「私たちはNFL選手会と医療専門家たちと協議を続け、ウイルス感染対策ルールに適切な変更を行い、ここまでエキサイティングで接戦となっている今シーズンを完全終了することを目指します」とグッデル氏は言った。

 

第15週目全試合日程

(すべて日本時間)

12月17日(金)

試合終了: カンザスシティ・チーフス(34) 対 ロサンゼルス・チャージャーズ(28)

12月19日(日)

試合終了: ニューイングランド・ペイトリオッツ(17) 対 インディアナポリス・コルツ(27)

12月20日(月)

カロライナ・パンサーズ 対 バッファロー・ビルズ午前3時
アリゾナ・カーディナルス 対 デトロイト・ライオンズ午前3時
ヒューストン・テキサンズ 対 ジャクソンビル・ジャガーズ午前3時
ニューヨーク・ジェッツ 対 マイアミ・ドルフィンズ午前3時
ダラス・カウボーイズ 対 ニューヨーク・ジャイアンツ午前3時
テネシー・タイタンズ 対 ピッツバーグ・スティーラーズ午前3時
シンシナティ・ベンガルズ 対 デンバー・ブロンコス午前6時5分
アトランタ・ファルコンズ 対 サンフランシスコ・49ers午前6時5分
グリーンベイ・パッカーズ 対 ボルティモア・レイブンズ午前6時5分
ニューオーリンズ・セインツ 対 タンパベイ・バッカニアーズ午前10時20分

12月21日(火)

ラスベガス・レイダース 対 クリーブランド・ブラウンズ午前7時
ミネソタ・バイキングス 対 シカゴ・ベアーズ 午前10時15分

12月22日(水)

シアトル・シーホークス 対 ロサンゼルス・ラムズ午前9時
ワシントン・フットボール・チーム 対 フィラデルフィア・イーグルス 午前9時

 

NFL 2021 順位

AFC順位

シードチーム戦績勝率 %
1.チーフス10-4.714
2.ペイトリオッツ9-4.692
3.タイタンズ9-4.692
4.レイブンズ 8-5.615
5.チャージャーズ8-6.571
6.コルツ7-6.538
7.ビルズ7-6.538
ブラウンズ7-6.538
ベンガルズ7-6.538
ブロンコス7-6.538
スティーラーズ6-6-1.500
レイダース6-7.462
ドルフィンズ6-7.462
ジェッツ3-10.231
テキサンズ2-11.154
ジャガーズ2-11.154

プレーオフ争いから脱落したチーム:ジャガーズ、ジェッツ、テキサンズ

NFC順位

シードチーム戦績勝率 %
1.パッカーズ10-3.769
2.バッカニアーズ10-3.769
3.カーディナルス10-3.769
4.カウボーイズ9-4.692
5.ラムズ9-4.692
6.49ers7-6.538
7.ワシントン6-7.462
バイキングス6-7.462
イーグルス6-7.462
ファルコンズ6-7.462
セインツ6-7.462
パンサーズ5-8.385
シーホークス5-8.385
ジャイアンツ4-9.308
ベアーズ4-9.308
ライオンズ1-11-1.115

プレーオフ争いから脱落したチーム:ライオンズ

(翻訳:角谷剛)

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Jordan Greer

Jordan Greer has been with The Sporting News since 2015. He previously worked for the Pittsburgh Post-Gazette. He is a graduate of Westminster College and Syracuse University.