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サンダー2年目のルーキーに新たな試練 精巣がんと診断され復帰時期は未定

YOKO B

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オクラホマシティ・サンダーは10月30日(日本時間31日)、ニコラ・トピッチが精巣がんと診断され、治療を開始していることを発表した。サム・プレスティ・ゼネラルマネジャーがチーム練習後のメディア対応で説明した。

トピッチは、2025-2026シーズンのトレーニングキャンプ開始直後にテキサス州ヒューストンのMDアンダーソンがんセンターで精巣の処置を受け、その際の生検結果により精巣がんが確認されたという。現在はオクラホマ大学(OU)とMDアンダーソン双方の医師チームによる治療方針のもと、化学療法を始めているという。

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プレスティGMは「精巣がんは男性が患うがんの中で最も治癒率の高いもの。医師団は彼の長期的な見通しについて非常に前向きに捉えている」と語った。また、復帰時期については「唯一私たちが彼に期待することは治療に専念することだけ。バスケットボールができるようになったら戻ってくる」と強調した。

トピッチについて、「あの年齢では考えられないほど成熟した特別な人物。逆境に向き合い克服するだけの精神力を備えている」とプレスティGMは話し、治療開始後もチームの練習施設でできる範囲のトレーニングもワークアウトも続けていると説明した。

また、プレスティGMは「チームというのはまずは『人』が最優先であり、選手であることはその次」とし、チームとして全面的にサポートすることを示している。

セルビア出身の20歳のガードであるトピッチは2024年のドラフト全体12位でサンダーに指名された。ひざの前十字靭帯断裂のため2024-25シーズンを全休したのち、今夏のサマーリーグでは6試合に出場し、1試合平均10.8得点、3.2リバウンド、5.8アシスト、1.8スティールをマーク。その後、プレシーズンのシャーロット・ホーネッツ戦では10得点、7アシストを記録していた。

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Editorial Team