ステフィン・カリーは今季もゴールデンステイト・ウォリアーズで成功を収めた。
年齢を重ねたNBAスーパースターでありながら、カリーは3ポイントショットの爆発力と、常にディフェンスの注意を引きつけるプレイスタイルで、30代後半を迎えた今でも活躍を続けている。
しかし、4度のNBAチャンピオンである彼は、ミネソタ・ティンバーウルブズとのウェスタン・カンファレンス準決勝の初戦でグレード1のハムストリング(太もも裏)負傷を負い、プレイオフの流れを左右することとなった。
その後、カリーはベンチから見守る形となり、アンソニー・エドワーズ率いるティンバーウルブズによって、ウォリアーズは1勝4敗でシリーズ敗退を喫した。
それでも、カリーは前向きな姿勢を崩さず、37歳の今でも「まだまだエネルギーは残っている」と語った。
引退をすぐに考えているわけではないが、カリーは最近、自身の引退後の人生についての考えを明かしている。
カリーは5月24日に「ポッドキャストを通じて、ファンに新しい視点や良いストーリーテリングを届けるというアイデアは好きだよ。たまに騒がしくなりがちだけど、すごく上手な人たちもいるよね」と語った。
「でも、(引退後に)僕がそれをやることはないよ。だから心配しないで。やりたいことは他にもたくさんあるから。だって、何かをやるなら本気で取り組む必要があるし、僕はそこに情熱を感じないんだ」
今シーズン、平均24.7得点、3P成功率39.7%という成績を残したカリーだが、どうやらポッドキャストのようなメディア露出が多い活動には向いていないと感じているようだ。
カリーは、カメラの前で興味深い見解を語ることはあるが、スポーツメディアの世界で巻き起こる騒動には関わらず、裏方で静かに活動する方が性に合っているだろう。
カリーはまだ5つ目のチャンピオンリングを目指しているため、キャリア通算3P成功率42.3%を誇る彼は、2025-26シーズンに向けて心身ともに準備を整えることに集中していると見られる。
原文:Stephen Curry makes new announcement on retirement after Warriors' season-ending loss
抄訳:佐藤瑞紀(スポーティングニュース日本版)