NBAではクリスマスの日に伝統のクリスマスゲームが行われる。今シーズンは16年連続で5試合の開催だ。
クリスマスゲームは米国東部標準時の正午から深夜にかけて行われ、過去4シーズンの王者と、12回のMVP受賞を誇る6選手が登場する。
2023年のクリスマスゲームに向けて必要な情報をまとめた。
NBAクリスマスゲーム2023
ミルウォーキー・バックス対ニューヨーク・ニックス（日本時間午前2時）
| バックス | ニックス | |
| 成績 | 5勝4敗 | 23勝32敗 |
| 前回の試合 | 2022年セルティックス戦（118-139） | 2022年76ers戦（112-119） |
| 最多得点記録 | 38（1971年カリーム・アブドゥル・ジャバー） | 60（1984年バーナード・キング） |
ゴールデンステイト・ウォリアーズ対デンバー・ナゲッツ（日本時間午前4時30分）
| ウォリアーズ | ナゲッツ | |
| 成績 | 15勝17敗 | 2勝6敗 |
| 前回の試合 | 2022年グリズリーズ戦（123-109) | 2022年サンズ戦（128-125） |
| 最多得点記録 | 59（1961年ウィルト・チェンバレン） | 41（2022年ニコラ・ヨキッチ） |
ボストン・セルティックス対ロサンゼルス・レイカーズ（日本時間午前7時）
| セルティックス | レイカーズ | |
| 成績 | 16勝20敗 | 24勝25敗 |
| 前回の試合 | 2022年バックス戦（139-118） | 2022年マーベリックス戦（115-124） |
| 最多得点記録 | 45（1961年トム・ヘインソーン） | 47（1963年ジェリー・ウェスト） |
フィラデルフィア・76ers対マイアミ・ヒート（日本時間午前10時）
| 76ers | ヒート | |
| 成績 | 19勝14敗 | 11勝2敗 |
| 前回の試合 | 2022年ニックス戦（119-112） | 2020年ペリカンズ戦（111-98） |
| 最多得点記録 | 41（1969年ビリー・カニンガム） | 40（2006年ドウェイン・ウェイド） |
ダラス・マーベリックス対フェニックス・サンズ（日本時間午後12時30分）
| マーベリックス | サンズ | |
| 成績 | 3勝3敗 | 12勝8敗 |
| 前回の試合 | 2022年レイカーズ戦（124-115） | 2022年ナゲッツ戦（125-128） |
| 最多得点記録 | 32（2022年ルカ・ドンチッチ） | 38（1993年チャールズ・バークリー） |
NBAクリスマスゲーム2023注目ポイント
バックス対ニックス
インシーズン・トーナメント準々決勝もあって、今季5回ある両チームの対戦の4回目となる。クリスマスゲームの2日前にも対戦したばかりだ。
今季の対戦では、初顔合わせでジェイレン・ブランソンが45得点、2試合目でジュリアス・ランドルが41得点と、最初の2試合でニックスの選手が40得点超をあげている。クリスマスゲームでは別の選手が40得点を記録するか？
ウォリアーズ対ナゲッツ
過去2シーズンのNBA王者の対決だ。昨季王者ナゲッツは伝統としてホームでクリスマスゲームに臨む。ドレイモンド・グリーンに無期限の出場停止処分が科されているウォリアーズは、ニコラ・ヨキッチを抑えるという不可能な任務に手いっぱいとなるだろう。
昨季、ケガでクリスマスゲームを欠場したステフィン・カリーは、2021年のクリスマスゲームで記録した33得点に並び、それを上回ることを目指すはずだ。
セルティックス対レイカーズ
クリスマスの舞台にNBAで最も象徴的なライバル関係にある2チームが対戦する。これ以上のことは求められないだろう。
昨季はジェイソン・テイタムを擁するセルティックスが、レイカーズとのシリーズで全勝した。オーバータイムの末に2勝している。レブロン・ジェームズ擁するレイカーズは、2008年以来となるロサンゼルスでのセルティックスとのクリスマスゲームでリベンジを狙うはずだ。
76ers対ヒート
昨季MVPのジョエル・エンビードが好調の76ersだが、今季はまだヒートと対戦していない。元76ersのジミー・バトラーは、古巣とエリック・スポールストラ・ヘッドコーチに何かを証明しようとするはずだ。ヒートの指揮官はクリスマスゲームで8勝0敗という成績を残している。
マーベリックス対サンズ
2022年のウェスタン・カンファレンス・セミファイナルの再戦だ。ルカ・ドンチッチとデビン・ブッカーの個人的なライバル関係も注目される。
マーベリックスがカイリー・アービング、サンズがブラッドリー・ビールと、それぞれ負傷者がいるものの、今季の西地区で真剣な候補になろうとしている両軍だけに、スターの力には事欠かない。クリスマスゲームを締めくくるのに悪くない一戦ではないだろうか。
NBAクリスマスゲームの記録
| 1試合 | 通算 | |
| 得点 | 60（1984年バーナード・キング） | 460（レブロン・ジェームズ/17試合） |
| リバウンド | 36（1961年ウィルト・チェンバレン） | 176（ビル・ラッセル/8試合） |
| アシスト | 18（1966年ガイ・ロジャーズ、1972年ネイト・アーチボルド） | 144（オスカー・ロバートソン/12試合） |
| スティール | 7（2016年カイリー・アービング） | 29（ラッセル・ウェストブルック/12試合） |
| ブロック | 8（2011年ディアンドレ・ジョーダン） | 25（シャキール・オニール/13試合） |
| 3P成功 | 8（2021年パティ・ミルズ） | 31（ジェームズ・ハーデン/10試合） |
| FT成功 | 22（1984年バーナード・キング） | 125（オスカー・ロバートソン/12試合） |
NBAクリスマスゲーム2023で注目の数字
- ニックスは最も多くのクリスマスゲームを戦っており、今季が56回目。
- レイカーズは50回目のクリスマスゲーム。通算24勝は歴代最多。
- ジェームズはクリスマスゲーム通算10勝で歴代最多タイ。今年勝てばドウェイン・ウェイドを突き放して単独トップに。
- エンビードはクリスマスゲーム平均31.3得点。出場2試合超の現役選手で最多の数字。
- スポールストラHCはクリスマスゲームで8勝0敗。クリスマスゲームで無敗のNBAヘッドコーチとして最多の白星。
NBAクリスマスゲーム2022の結果
| 結果 | 会場 | 最多得点 |
| 76ers 119-112 ニックス | マディソン・スクエア・ガーデン | ランドル、エンビード（35） |
| マーベリックス 124-115 レイカーズ | アメリカン・エアラインズ・センター | ジェームズ（38） |
| セルティックス 139-118 バックス | TDガーデン | テイタム（41） |
| ウォリアーズ 123-109 グリズリーズ | チェイス・センター | モラント（36） |
| ナゲッツ 128-125 サンズ（OT） | ボール・アリーナ | ヨキッチ（41） |
※この記事はスポーティングニュース国際版の記事を翻訳し、日本向けに一部編集を加えたものとなります。
翻訳：坂東実藍
編集：スポーティングニュース日本版編集部