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富永啓生 憧れのステフィン・カリーとの交流は「本当にありえない状況」|帰国報告会見一問一答

YOKO B

富永啓生 憧れのステフィン・カリーとの交流は「本当にありえない状況」|帰国報告会見一問一答 image

NBA Entertainment

5月1日、2024-2025シーズンをGリーグのインディアナ・マッドアンツでプレイし、シーズンを終えた富永啓生のオンライン帰国報告会見が行われ、富永が日本のメディアに対して現在の心境を語った。

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内容は今シーズンの振り返りからこの夏の活動や将来の動向まで多岐にわたった。今回はその中から、富永が長年憧れているステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォリアーズ)との交流や、若い後輩たちへの想いをお届けする。

以下、富永の一問一答(質問は要約。質疑応答の順番は読みやすさを考慮して一部入れ替えている)。

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一番参考にしているのはカリー選手のプレイメイキング

——プレイオフは見ている?

富永:ウォーリアーズの試合だけ見ています。

——ステフィン・カリー選手以外に参考にしている選手はいないと以前から言っているが、ほか誰か気になる選手は出てきたか。

富永:まあ、そんなにですね。カリー選手を見ている感じです。レイカーズの試合もたまに見てドンチッチ選手とか見るんですけど、でもやっぱり一番参考にしているのはカリー選手かなって思います。

——今はカリー選手のどこを一番参考にしているか。また、会ったときに印象深かったアドバイスは?

富永:一番参考にしているのはプレイメイキングですね。カリー選手にはディフェンスを2人3人引きつける能力があるので、その時にどう周りの選手を生かすのかとか、生かした後に自分がどう動くのかっていう、そういうオフボールのムーブメントを今は一番参考にしていますね。

話した時は、カリー選手もカリー選手で大変な部分はやっぱりあるって言ってたので、その状況でどう乗り越えているかってこともいろいろ話して。そういうとこは本当に印象に残っています。

——Gリーグのオールスターの時に富永選手が履いていたバッシュについてカリー選手とどんな会話をしたか。

富永:(インディアナ)ペイサーズの試合に(カリーが)来た時に試合前ちょっと会ったんですけど、その時に自分のシューズはこういう風にできたって見せて。で、「めちゃめちゃいいね。またできたらすぐ履くから」って言ってくれて、この前も履いてくれてました。

先週、(カリーがシューズを履いてくれた)その試合後も、カリー選手のテキストして「似合ってたよ」ってことを伝えました。そういう感じの会話ですね。

——憧れの存在とそういうコネクションが持てていることをどう感じる?

富永:これは毎回思うんですけど、5〜6年前ぐらいに初めて会った時から考えて、今本当にありえない状態に来ているなっていうのはすごく思いますし、すごく嬉しいことだなと思います。

——今回の(シューズは)桜だったが、機会があったら第二弾の構想とかはあるのか。

富永:機会があれば、もちろん第二弾、第三弾とやっていきたいです。今のところ、どういうデザインにするかは全く想像がついてないんですけど、機会があればそういうのもどんどんやっていきたいなと思っています。

挑戦はすごく大事。海外に行けるチャンスがあるならすごく行ってほしい

——5月18日にはアンダーアーマー主催のシューティングクリニックがあるが、プロ選手として若い後輩の育成に貢献できることについてどう思うか。

富永:自分自身としても楽しみにしています。自分も小中高生の頃にいろんな人に教わっていろんな人に刺激を受けて、今の自分があると思うので、今はこうやって自分が今度は逆に教える側にいるというのは、自分としてもいろいろといい収穫ができるのかなと思います。

あとは、(参加者に)少しでもバスケを楽しいと思ってもらって、シュートを上手くなってもらえることを期待しています。

——(出身校の)ネブラスカのファンの応援は感じていたか。すでにアメリカ国内にファンベースがあることはどう思っているか。

富永:そうですね、もちろん感じてましたね。ホームゲームだけじゃなくて、いろんなアウェイゲームで自分のネブラスカ(大学)のジャージーを着た人が応援しに来てくれていたこともありましたし、すでに卒業した場所から今でもそうやって応援されていることすごく嬉しく思います。

今のところ夏はまだそういう予定はないんですけど、これからも毎年のように帰ってワークアウトしたりしようと考えてはいますね。

——自分の大学からの海外での経験を踏まえてアメリカを目指す選手たちに伝えたいメッセージは?

富永:まず挑戦することはすごく大事だと思います。誰でも行けるわけではないというのが難しいところではあるんですけど、自分としては、行けるチャンスがあるならすごく行ってほしいという気持ちがあります。

レベルの高い環境でもあるし、それと言語が全く違う場所ということで、まったく新しい経験だったり、日本ではできない経験というのができるのかなと思いますし、そういう所でバスケをすることによってもっともっと成長できるのではないかなと思うのでぜひ挑戦してほしいです。

——若い子たちに対して、あの時こういう準備してからアメリカに行けばよかったなっていうところが何かあれば。

富永:そうですね。まあ、自分から言えることは、英語の勉強は本当に小さい時からしておいた方がいいかなというのはありますね。そういうときに英語ができてたらまたちょっと違った世界線にいられたのかなっていうのを一番思います。


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YOKO B

静岡県出身。大学卒業後渡米し、オクラホマ大学大学院修士課程修了。2014年よりオクラホマシティ在住。移住前にNBAのオクラホマシティ・サンダーのファンとなり、ブログで情報発信を始める。現在はフリーランスライターとして主にNBA Japan/The Sporting Newsに寄稿。サンダーを中心に取材するかたわら、英会話/発音コーチも務める。