バイロン・バクストンはあと一歩届かなかった。
ミネソタ・ツインズのスター外野手の契約には、MVP投票での順位に応じてボーナスが支払われる条項が設定されていた。
現地13日(木)、アメリカンリーグのMVP投票ではアーロン・ジャッジ(ヤンキース)を今年の受賞者として発表すると、次点のカル・ラリー(ローリー、マリナーズ)以下の順位を明かしていった
バクストンは11位だった。
バクストンの契約に記されたボーナスは10位までだった。
もしあと2ポイント獲得して、1つ順位が上がっていれば、バクストンは300万ドル(1ドル154円換算で約4億6200万円)を手にしていた。
ツインズ・ファンからはX(旧Twitter)上で、球団はとにかくバクストンにボーナスを支払うべきだという声が上がっている。もし実現すれば粋な計らいだ。
Byron Buxton finishes 11th in MVP voting. Missed out on a $3 million pay day by finishing outside the top 10. Pic.twitter.com/2IpNlXEwv1
— Declan Goff (@DexsTweets) November 14, 2025
(バイロン・バクストンがMVP投票11位に終わ理、10位以内で300万ドルというボーナスを逸することに)
バクストンは今季、大きな怪我に悩まされることなく1年間プレイし、その実力を示した。
ツインズとバクストンは当初からずっと互いに支え合ってきた。ツインズがバクストンをドラフトし、バクストンも他チームへの移籍にほとんど興味を示してこなかった。現代のスポーツ界ではあまり見られなくなった忠誠心が両者の間には存在しているように感じられる。
それだけに、バクストンが今年のようなシーズンを送ることができたのには格別な価値がある。確かにツインズはプレーオフ進出を逃し、バクストンはボーナスの機会を逸したかもしれない。それでも、今日のバクストンのプレイぶりを目にできたことはツインズにとって報われた感覚だろう。
300万ドルがあろうとなかろうと、バクストンは特別なシーズンで自らの存在を知らしめた。
原文:Twins' Byron Buxton got the unluckiest $3 million contract news after MVP vote
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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