トロント・ブルージェイズにはワールドシリーズ進出に貢献した有名選手が何人もいる。だが、その陰の立役者の一人と言えるのがアレハンドロ・カークだ。
メキシコ出身のキャッチャーは、2020年のメジャーデビュー以来、派手さはないが捕手として安定した存在感を示してきた。また、野球選手としてはユニークな体格からファンに愛される選手となっている。
ワールドシリーズ第1戦では、9得点を挙げた6回のビッグイニングでは無死一塁からヒットでチャンスを拡げ、2度目の打席では2ランホームランを放つ、2安打の活躍を見せた。
ALEJANDRO KIRK HOMERS
— MLB (@MLB) October 25, 2025
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ここでは、改めてカークのサイズ、今季のスタッツを紹介する。
カークの身長は?
カークの身長は5フィート8インチ(約173cm)と公表されており、MLBでも屈指の背が低い選手だ。
最も身長の低いMLB選手は5フィート6インチ(約168cm)となっており、これまでにも何人かの選手がいたが、最も有名なのはヒューストン・アストロズのホセ・アルトゥーベだ。
カークの体重は?
身長は5フィート8インチ(約173cm)ながら、カークの体重は245ポンド(約111kg)ある。当然ながらスピードで知られる選手ではなく、『Statcast』 によればメジャーリーグの選手579人中570位と最も足の遅い選手トップ10に名を連ねている。
カークの今季スタッツ
カークは今やブルージェイズの主力選手となり、この先しばらくはチームの正捕手の座を確実なものにしている。今季の成績は以下の通り。
- 試合数: 130
- 打率:.282
- 出塁率:.348
- 長打率:.421
- OPS:.769
- 安打数: 127
- ホームラン: 15
- 打点: 76
- 得点: 45
安定したシーズンを送り、ブルージェイズ打線の中核として確固たる地位を築いたカークは堅守に加えて、打率.282、15本塁打の優れたコンタクトヒッティング、長打力をチームにもたらしている。
カークの出身地は?
カークはメキシコのティフアナ出身だ。父親はアマチュア野球の選手、兄のフアンはメキシコリーグのペリコス・デ・プエブラでプレーしている野球一家で育った。
カークは2016年、メキシコリーグのトロス・デ・ティフアナが主催した国際大会でプレーしていた時にメジャーリーグの目にとまった。ブルージェイズは大会直後、トロスに3万ドル(1ドル152円換算で約456万円)を支払い、この小柄な捕手とサインした。ただ、当時の国際契約制度の仕組みから、カークが実際に受け取ったのは7500ドル(約114万円)のみだった。ブルージェイズにとっては、十分に価値のある投資だったと言える。
原文:How tall is Alejandro Kirk? Blue Jays catcher has found success despite unorthodox height, weight
翻訳・編集:石山修二(スポーティングニュース日本版編集部)
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