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大谷翔平がオールMLBチーム、そして5年連続年間最優秀指名打者に選出、MVP・アーロン賞と合わせて4冠達成|MLBアウォード

石山修二 Shuji Ishiyama

大谷翔平がオールMLBチーム、そして5年連続年間最優秀指名打者に選出、MVP・アーロン賞と合わせて4冠達成|MLBアウォード image

Jiji Press

現地13日(木)、米ネバダ州ラスベガスにある『ザ・コスモポリタン』で開催された『MLBアウォーズ(MLB Awards)』の式典で、今シーズンの両リーグMVPをはじめとした各賞が発表された。

ここでは、オールMLBチーム(ファースト&セカンド)、エドガー・マルティネス賞(年間最優秀指名打者)、カムバック・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー、リリーバー・オブ・ザ・イヤー、エグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーの受賞者を紹介する。

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オールMLBチーム

MLBは2019年、「オールMLBチーム」を創設した。これはシーズン半ばに選出されるオールスターゲーム選手に対し、シーズンを通じての活躍を包括的に称えるための賞である。ファーストチームとセカンドチームが設けられ、投票者はレギュラーシーズンの成績のみを考慮して投票する。オールMLBチームの投票では、ファンの投票が50%、エキスパートの投票が50%を占めている。

オールMLB ファーストチーム

  • 捕手:カル・ラリー(マリナーズ)
  • 一塁手:ブラディミール・ゲレーロJr.(ブルージェイズ)
  • 二塁手:ケテル・マルテ(ダイヤモンドバックス)
  • 遊撃手:ボビー・ウィットJr.(ロイヤルズ)
  • 三塁手:ホセ・ラミレス(ガーディアンズ)
  • 外野手:アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
  • 外野手:フアン・ソト(メッツ)
  • 外野手:フリオ・ロドリゲス(マリナーズ)
  • 指名打者:大谷翔平(ドジャース)
  • 先発投手:ポール・スキーンズ(パイレーツ)
  • 先発投手:タリク・スクーバル(タイガース)
  • 先発投手:ギャレット・クロシェ(レッドソックス)
  • 先発投手:山本由伸(ドジャース)
  • 先発投手:マックス・フリード(ヤンキース)
  • 救援投手:アロルディス・チャップマン(レッドソックス)
  • 救援投手:ジョアン・デュラン(フィリーズ)

オールMLB セカンドチーム

  • 捕手:ウィル・スミス(ドジャース)
  • 一塁手:ニック・カーツ(アスレティックスジ)
  • 二塁手:ブライス・トゥラング(ブルワーズ)
  • 遊撃手:ボー・ビシェット(ブルージェイズ)
  • 三塁手:ジュニオール・カミネロ(レイズ)
  • 外野手:コディ・ベリンジャー(ヤンキース)
  • 外野手:コービン・キャロル(ダイヤモンドバックス)
  • 外野手:ピート・クロウ=アームストロング(カブス)
  • 指名打者:カイル・シュワーバー(フィリーズ)
  • 先発投手:クリストファー・サンチェス(フィリーズ)
  • 先発投手:フレディ・ペラルタ(ブルワーズ)
  • 先発投手:ブライアン・ウー(マリナーズ)
  • 先発投手:ザック・ウィーラー(フィリーズ)
  • 先発投手:ハンター・ブラウン(アストロズ)
  • 救援投手:エドウィン・ディアス(メッツス)
  • 救援投手:アンドレス・ムニョス(マリナーズ)

エドガー・マルティネス賞

大谷翔平(ロサンゼルス・ドジャース)

1973年の指名打者制度導入以降、シーズン中に最も活躍した指名打者に贈られる賞として創設され、この賞を5度(1995、1997、1998、2000、2004)にわたって受賞したシアトル・マリナーズのレジェンド、エドガー・マルティネスを称えて2004年に現在の名称となった。

大谷はこれで5年連続でエドガー・マルティネス賞受賞となり、マルティネス(5度)、デビッド・オルティーズ(8度受賞)に並んで史上3人目の5度以上の同賞受賞者になった。

カムバック・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー

2005年に創設されたこの賞は、毎年シーズン中にフィールドで復活を果たした選手を各リーグから1名ずつ表彰するものである。30名の候補者リスト(MLB各チームごとに1名)の中から『MLB.com』の30チームの各担当記者が投票で受賞者を選出した。

アメリカンリーグ カムバック・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー

ジェイソン・デグロム(テキサス・レンジャーズ)

デグロムは2023年6月、尺側側副靭帯断裂の治療のためトミー・ジョン手術を受け、2024年9月にマウンドへ戻るまで一年以上にわたって戦列を離脱した。そして迎えた2025年、何事もなかったかのような復活劇を見せた。12勝8敗、防御率2.97、WHIP0.92を記録した。WHIPは規定投球回数に達した投手の中でタリク・スクーバル(タイガース)に次ぐ数字を残した。デグロムはキャリア5度目のオールスター選出を果たし、サイ・ヤング賞の投票でも8位に入った。

ナショナルリーグ カムバック・プレイヤー・オブ・ザ・イヤー

ロナルド・アクーニャJr.(アトランタ・ブレーブス)

アクーニャは2024年に左膝の前十字靭帯を完全断裂したが、復帰後即座に自身が今もメジャー屈指のスラッガーであることを証明してみせた。復帰戦のほぼ1年ぶりのメジャーでの打席でその初球を捉えると467フィートのホームランを放ってみせたのだった。結局、アクーニャは今季95試合で打率.290、出塁率.417、長打率.518、21本塁打を記録し、キャリア4度目のオールスターゲーム先発出場を果たした。今季400打席以上立った215人の選手の中で、アクーニャのOPS.935を上回ったのはわずか5人だけだった。

リリーバー・オブ・ザ・イヤー

年間最優秀救援投手賞は2005年から『デリバリー・マン・オブ・ザ・イヤー』として両リーグを通じて1名の救援投手に贈られていた。2014年から現在の名称に変更となり、各リーグ1名ずつの表彰となった。

マリアノ・リベラ賞(アメリカンリーグ)

アロルディス・チャップマン(ボストン・レッドソックス)

37歳のチャップマンは今季レッドソックスに移籍すると、32セーブをあげ、61.1イニングを投げて防御率1.17、WHIP0.70を記録し、規定投球回数に達したリリーフ投手の中ではトップの成績を残した。また被打率.132もMLBトップの数字で2ヶ月以上にわたり打者50人を連続で打ち取るなど、完璧なストッパーぶりを披露した。チャップマンの同賞受賞は2019年のヤンキース時代に次ぐ2度目となった。

トレバー・ホフマン賞(ナショナルリーグ)

エドウィン・ディアス(ニューヨーク・メッツ)

ディアスは66.1イニングを投げて奪三振98個、奪三振率は13.3と変わらず実力を発揮し、時規定投球回数に達したナ・リーグの救援投手の中ではトップの防御率1.63をマークした。ディアスの同賞受賞はマリナーズ時代(2018年)、メッツ時代(2022年)に続いて今回が3度目。2014年に現在の形となってから同賞を3度受賞したのはディアスとジョシュ・ヘイダー(アストロズ)の2人だけとなっている。

エグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー

マット・アーノルド(ミルウォーキー・ブルワーズ)

『エグゼクティブ・オブ・ザ・イヤー』MLBは2018年シーズン終了後に創設された。受賞者はポストシーズンのスタート前、全30球団のエグゼクティブによる投票で決定される。

2025年は、3年連続の地区優勝、今季のMLB最高勝率を記録したミルウォーキー・ブルワーズのマット・アーノルドGMが2018年の創設以来と初となる2年連続の受賞となった。

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