【速報】井岡一翔は王者返り咲きならず マルティネスに判定負け|試合経過・全カード結果・ハイライト|LIFETIME BOXING FIGHTS 27 - WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ

一野洋 Hiroshi Ichino

【速報】井岡一翔は王者返り咲きならず マルティネスに判定負け|試合経過・全カード結果・ハイライト|LIFETIME BOXING FIGHTS 27 - WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ image

時事

2025年5月11日(日)、井岡一翔 vs フェルナンド・マルティネスのWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチが東京・大田区の大田区総合体育館で行われた。挑戦者の井岡一翔は判定で敗れ、昨年の7月に敗れた相手にリベンジならず、王座に返り咲くことができなかった。

昨年7月7日のリマッチとなった一戦は、マルティネスが序盤から攻勢をかける一方で、井岡はボディで相手の動きを止めようとする。中盤までマルティネスのペースで進んでいたが、10ラウンドに井岡の左フックがマルティネスの顔面にヒットし、マルティネスがこの試合を通じて初のダウンを喫する。

その後、お互いが気力を尽くした死闘の末、勝負の行方は判定に。結果は3-0で、マルティネスが勝利。WBAのタイトルとしては初防衛に成功した王者は、「わたしはこの試合ですべてを出し切った。井岡選手もそうだと思う。今回は本当の戦いを見せることができた」と話し、井岡との死闘を振り返った。

試合は『ABEMA』で無料ライブ配信され、見逃し配信も7日間無料で視聴できる。

⌛井岡一翔vsマルティネス2の試合経過・結果・ハイライト

※内容は逆時系列。日時は日本時間表記。


試合後の勝利者インタビュー

🎤マルティネス:私はこの試合ですべてを出し切った。井岡選手もそうだと思う。今回は本当の戦いを見せることができた。井岡選手は前回に比べて練習を積んできたと感じたし、それが私にプレッシャーを与えた。

🎤マルティネス:今後の私のプランは、『バム』(WBC同級王者ジェシー・ロドリゲス:7月19日にWBO同級王者プメレレ・カフとの統一戦内定報道あり)が勝つと思うので、彼とやりたいと思う。そうじゃなくても勝った相手(カフ)と年内に統一戦をやりたい。


21:06 【試合結果】 3-0(114-113、115-112、117-110)のユナニマスディシジョンでマルティネスが防衛に成功。井岡はやり切った表情で、マルティンス陣営と健闘を称えあう。

21:03 【12R】最終ラウンドになってチャンピオンは息を吹き返したか、最後まで手数を止めない。対する井岡も打ち返し、負けていない。残り1分から再び「井岡コール」。お互いに最後まで打ち合う死闘を繰り広げたが、12ラウンドでは決着がつかず、勝負の行方は判定へ。

20:59 【11R】マルティネスは、井岡の執拗なボディ攻めを嫌がり足が止まる。井岡も、ダメージが蓄積されているのか思うように手足が出ない。それでも井岡は気力を振り絞り、脚を使って相手の攻撃をかわす。最後は打ち合いになったが、ゴングが鳴り響く。いよいよ、運命の最終ラウンドへ。

20:55 【10R】井岡のファイトが観客の心を動かし、会場に巻き起こる「井岡コール」。井岡は相手に打たせても、ひたすらボディを狙う。残り1分39秒あたりで井岡の左フックが入り、マルティネスがダウン!さらに井岡はボディ攻撃でマルティネスの体力を奪う。しかし、ゴングが鳴り、次のラウンドが勝負の行方を握るか。

20:51 【9R】自然と沸き上がった「井岡コール」。マルティネスは8Rを休んでいたのか、序盤から手数を出していく。マルティネスのパンチが何度も井岡の顔面をヒットするが、井岡も負けじとボディで応戦。この攻撃にマルティネスは明らかに嫌がっている。終盤に入っても、「井岡コール」が沸き上がり、井岡を後押しする。

20:47 【8R】このラウンドも井岡の手数が多い。マルティネスは、様子見のラウンドなのか疲れているのか。マルティネスの手数は明らかに減っているが、図ったかのようにラスト10秒くらいから手数を出し、ジャッジへ好印象を与える。

20:43 【7R】このラウンドから井岡が打ち合いに応じるようになり、手数が増加。ボディが連発で入り、マルティネスは嫌がる様子。

20:39 【6R】残り1分あたりからマルティネスがラッシュをかけてきたが、井岡もひるまず打って出る。この打ち合いに会場のボルテージも上がる。

20:35 【5R】マルティネスは常に圧をかけるように前へ出る。マルティネスは序盤から手数を出しペースを握る。井岡はカウンター狙いなのか、このラウンドはあまり手数がなかった。

20:31 【4R】井岡の左フックがマルティネスの顔面をヒット。しかしマルティネスもすかさずパンチを返す。マルティネスのパンチも井岡の顔をとらえ、ここまで良い勝負。

20:27 【3R】マルティネスは、力がみなぎるパンチを井岡のガードの上から打っていく。井岡の手数は減ってきた印象だが、ボディがマルティネスの腹を射抜き、マルティネスは若干ボディを嫌がる。終盤には、井岡のパンチがマルティネスをとらえ、王者が軽くふらつく。

20:23 【2R】このラウンドも、マルティネスが序盤から手数を出す。井岡もカウンターで左フックを合わせるなど一歩も引かない。井岡はボディ中心で攻めていく感じ。マルティネスは脚を使い、間合いを図る。

20:19 【1R】マルティネスは序盤から攻勢に出る。チャンピオンの勢いに対し、井岡は冷静に見てかわす。後半はお互いに様子見で終わる。

20:16 【1R】第1ラウンドのゴングが鳴り響き、注目の世界戦がスタート!

20:11 日本国歌「君が代」の吹奏。井岡は掲げられた日の丸をじっと見つめ、気合を込める。

20:10 アルゼンチン国歌の吹奏。

20:09 【入場】王者のフェルナンド・マルティネスが、アルゼンチンの国旗を模したコスチュームでリングイン。

20:07 【入場】挑戦者の井岡一翔が、AK-69の生MCで登場。27度目の世界戦は勝利なるか。

▲WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 井岡一翔 vs. フェルナンド・マルティネス

19:35 いよいよ井岡一翔vsフェルナンド・マルティネスの一戦が近づいてきた。井岡は、昨年の七夕のリベンジを果たし王者に返り咲くか。注目の試合開始は20時予定。

19:20 【第5試合】セミファイナル133ポンド契約 10回戦 堤駿斗vsアイメ・アルボレダ。アマ13冠でWBA世界スーパーフェザー級4位の堤が、3R2分39秒TKO勝ち。圧倒的な強さを見せ、次戦以降が楽しみになった。

18:48 【第4試合】110ポンド契約 8回戦 吉良大弥vsジャクソン・サパタ。世界ランカー同士の一戦は、吉良が3-0の大差の判定で勝利。世界ランク13位サパタに勝ったことで未来が開けてきた。

18:00 【第3試合】バンタム級 8回戦 パイ・パーロップvs田中湧也。田中が判定勝ちとなり、これでプロ3連勝で6戦5勝。

17:18 メインの井岡一翔vsフェルナンド・マルティネスは20時頃の予定

17:14 【第2試合】ライト級 6回戦 チョウ・シンキョウvs大胡晴哉。最終ラウンドまでもつれた一戦は、プロ2戦目の大胡が3-0のユナニマスディシジョンで勝利。

16:36 【第1試合】スーパーバンタム級 6回戦 中田雅大vs竹山然は、中田が1RKO勝ち。これで中田は5戦5勝(5KO)。

※以下、試合前時点の情報。

📅大会概要(日程・会場・試合開始時間)

  • 大会名:LIFETIME BOXING FIGHTS 27(ライフタイム・ボクシング・ファイツ 27)
  • 日程:2025年5月11日(日)16:20開始予定
  • 会場:大田区総合体育館(東京都大田区)
  • メインイベント:
    WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 12回戦
    フェルナンド・マルティネス(王者、アルゼンチン)vs 井岡一翔(志成)
  • メインイベント試合開始時間:
    19:45〜20:15頃試合開始見込み
  • 配信媒体:ABEMA
  • ライブ配信時間:5月11日(日)15:30~23:00
  • 見逃し配信:ライブ配信終了後7日間無料視聴可能(その後はプレミアム化の見込み)

※上記の時間と試合開始時間は、試合展開・イベント進行状況によって前後する。

📺📱テレビ放送・ネット配信・中継予定

マルティネスvs井岡戦を含むこの大会の全試合は、インターネットTV『ABEMA』(アベマ)にて独占無料ライブ&見逃し配信を予定している。

地上波やBS/CSでのテレビ放送、WOWOW(ワウワウ)オンデマンド、DAZN(ダゾーン)、U-NEXT(ユーネクスト)、Amazon プライムビデオ(アマゾンプライムビデオ)、Lemino(レミノ)などスポーツ中継実績のあるサービスでのライブ配信はない。

▼放送・配信チャンネル

🥊井岡vsマルティネス2 全カード

  • メインイベント(第6試合)/WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ​ 12回戦
    フェルナンド・マルティネス(王者、アルゼンチン)vs 井岡一翔(志成)
  • セミ(第5試合)/133ポンド契約 10回戦
    堤駿斗(志成)vs アイメ・アルボレダ(パナマ)
  • 第4試合:110ポンド契約 8回戦
    吉良大弥(志成)vs  ジャクソン・サパタ(ベネズエラ)
  • 第3試合:バンタム級 8回戦
    パイ・パーロップ(タイ)vs 田中湧也(大橋)
  • 第2試合:ライト級 6回戦
    チョウ・シンキョウ(中国)vs 大胡晴哉(鉄拳8)
  • 第1試合:スーパーバンタム級 6回戦
    中田雅大(秩父)vs 竹山然(橋口)

※試合開催・放送予定は主催者・放送局の都合により変更になる場合があります。最新情報は各公式サイト等をご確認ください。

一野洋 Hiroshi Ichino

青山学院大学を卒業後、米軍厚木基地に就職。その後、NFLを題材にしたライターを目指して渡米。アメリカでは寿司職人を経て、日系フリーペーパーの編集者となりNFL、MLB、NBAなどを取材。帰国後はNFL日本語公式サイトのディレクション業務などに従事した。ライターとしてNFL、海外競馬、サーフィンをメインに扱い、これまでにスーパーボウル、凱旋門賞などの海外競馬、ジャパン・オープン・オブ・サーフィンなど取材経験あり。